台湾は日本人の旅行先で常にトップクラスの人気を誇っています。
日本から近くて、それでいて異国感たっぷりで、それでもどこか昭和の匂いがする台湾。
絶品グルメや九份などの有名な観光地、夜市などは日本人旅行者に大人気です。
私は仕事、プライベートで台湾に何十回と訪れているのですが、何度行っても飽きない奥深さを感じています。
ただ、いくら好きと言ってもそこは外国。移動費や滞在費は馬鹿になりません。
仕事の場合も私はフリーランスのため、基本的には全て実費ですので。
そこで今回は私が台湾に何度も行くうちに身につけた台湾旅行の節約術をご紹介しようと思います。
ツアーよりも断然個人手配
海外旅行となると、どうしてもまずツアーによる旅行が選択肢として優先されると思います。
ただ、台湾は個人旅行がしやすい国です。
私はこれまでタイやベトナム、シンガポール、マレーシアなどアジアの国に個人で旅行してきましたが、台湾はその中でも個人旅行のハードルが低いです。
以下がその理由です。
空港アクセス
個人手配での海外旅行で真っ先に気になるのが空港から滞在先へのアクセスだと思いますが、台湾は交通インフラが比較的整っています。
主なアクセス方法はバス、MRT、タクシーです。
旅行者にこれまで一番利用されてきたのは、バスでの移動です。
台湾の空の玄関口である桃園国際空港から台湾一の都市である台北まではバスで45分〜1時間ほどです。
チケットの買い方も簡単ですし、料金も片道400〜500円ほどです。便数も多く、おおよそ15分〜20分間隔で運行されています。
さらに2017年3月に桃園国際空港と台北を結ぶ空港MRTが開通しました。これで一気に空港へのアクセスが便利になりましたね。
台北駅までの直通なら35分で、普通車でも45分です。運行間隔は15分なので、非常にタイムロス少なく移動できます。
料金はバスに比べるとちょっと高めの片道650円前後です。でも日本の料金に比べると激安ですが・・・。
バスとMRT、どちらが良いかですが、所要時間でいうとMRTの直通車ですし、料金は少しバスが有利です。
ただ、それほど両者に違いはないんですよね。料金も所要時間も個人的には誤差レベル・・・。
ただ日本人が重要視する安全性で考えると断然MRTかと思います。
台湾は親日
知ってる人も多いかと思いますが、台湾は世界でもトップクラスの親日国家です。
なので、ある程度日本語が通じます。街中でも普通に台湾人から日本語で話しかけられます(笑
だからといって、過剰に期待するのは良くないです。ですが何か困ったことがあって人に助けを求めたら、たいていの人はなんとか助けようとしてくれます。
たとえ日本語が全く分からない人であっても、片言の英語やジェスチャーでなんとか意思疎通を図ってくれます。
私も英語は片言レベルで「ほぼ喋れないレベル」ですが、それでも互いに「理解しよう、伝えよう」と思えばなんとかなることも少なくないです。
観光スポットに行きやすい
台湾、特に台北周辺には様々な観光スポットがあります。
そして、ジブリ映画の舞台ともなった「九份」や508メートルという世界有数の高さを誇る「台北101」、台湾の夜を楽しめる「夜市」など台湾の代表的な観光地はどれも個人で行くことがそれほど難しくない場所にあります。
大自然や世界遺産の観光の場合は、自力で行くことが難しく、現地ツアーが必要だったりします。
それに比べて台北中心の旅行であれば、各観光地に自力で行くのは容易です。
台北には日本でいう地下鉄のMRTが張り巡らされていますし、バスを利用すれば大抵のところにはいけます。また、タクシー料金も日本に比べると半分以下ですし。
最近では私は台北はほぼバスで移動します。バスの運行状況が一目で分かるiPhoneのアプリがあり「次のバスはバス停まであと○分」といったことまで分かります。
台北市内の主要路線はバス停も多く、運行間隔も5〜15分ですのでうまく利用すれば効率的に市内を回れます。
ツアーと個人手配の旅行代金の比較
では旅行代金においてどれぐらいツアーと個人手配が異なるのか、例を挙げてみましょう。
下の例は私が個人手配した9月28日〜10月1日の出張費用に対して、同時期のツアーと航空券+ホテルを比較した結果です。
なお、ツアーと航空券+ホテルの調査は様々な旅行サイトを比較できるトラベルコを使いました。
ツアー | 航空券+ホテル | 個人手配 | |
旅行代金 | 105,840円 | 64,781円 | - |
航空券 | – | – | 13,470円 |
ホテル代 | - | - | 4,0130円 |
合計 | 105,840円 | 64,781円 | 53,600円 |
できるだけ同条件にしたかったのですが、ツアーの航空会社だけ違っています。
以下が前提条件です。
■航空会社
ツアー :エバー航空
航空券+ホテル :ピーチ・アビエーション
(便は個人手配と同じ)
個人手配 :ピーチ・アビエーション
■ホテル
ツアー :ミラマーガーデン
(5つ星)
航空券+ホテル :ミラマーガーデン
個人手配 :ミラマーガーデン
■空港・ホテル間の送迎
ツアー :なし
航空券+ホテル :なし
個人手配 :なし
ではそれぞれのメリット、デメリットを見ていきましょう。
ツアー
旅行代金は一番高いです。
最大のメリットは航空会社がエバー航空という点でしょう。ただ、個人的にはエコノミーはLCCとさほどシートピッチは変わらないという印象です。
さらにサービスもせいぜい機内食やドリンクが付いてくる程度ですので、機内ではほぼ爆睡の私にとってはあってもなくても大差ないです。
最近の「ツアー」は送迎がなかったりなど、実質的には「航空券+ホテル」のものが少なくありません。
航空券+ホテル
続いて、航空券+ホテルですが、旅行代金は二番目です。
航空会社がLCCというのもあって、ツアーよりも随分安いです。
航空会社は個人手配と同じピーチ・アビエーションです。
個人手配
航空券+ホテルと比べて内容は全く同じで11,181円安いです。
手配するのに、それほど労力は必要ありませんよ。
ピーチ・アビエーションが時々するセール時に安く航空券をゲットするだけです。
今回、実はホテルはまだ予約していません。なぜなら「海外のホテルの価格は常に変動する」からです。ここで載せたのはおそらく高めの設定だと思います。3泊で4万ですが、もしかすると3万5千円ぐらいまでは下がるかもしれません。
ホテル代も節約できたら、さらにお得に海外に行けます。
航空券の詳細に関しては、以下予約完了メールの抜粋です。
【往路 | MM023】
├ 大阪(関西)
├ 2017/09/28 (木) 08:30
| ↓
├ 台北(桃園)
└ 2017/09/28 (木) 10:20
--------
運賃
大人 ¥4,590
--------
諸税・空港使用料等
(大人) 関西空港国際線旅客サービス施設使用料 ¥1,230
(大人) 関西空港旅客保安サービス料 ¥310
【復路 | MM028】
├ 台北(桃園)
├ 2017/10/01 (日) 18:30
| ↓
├ 大阪(関西)
└ 2017/10/01 (日) 22:15
--------
運賃
大人 ¥4,590
--------
諸税・空港使用料等
(大人) 台湾空港サービス料 ¥1,870
【その他】
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支払手数料
(¥440) ×2 ¥880
--------
合計:¥13,470
まとめ
ある程度海外旅行に慣れている人であれば、台湾は初めてでも個人手配でいける数少ない国だと思います。
台湾ならそこそこ良いホテルでも、2万もあれば3泊4日の旅行も可能でしょう。
うまくLCCのセールとホテルの最安値価格を活用することができれば、お得に台湾に行けます。
浮いたお金をグルメやショッピング、お土産に回したり、次の旅行のために貯めておくこともできますしね。
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また、お得に海外良好に行くのと同じぐらい重要なのが、海外旅行のリスクの一つである怪我や病気についての対策です。
クレカをうまく活用すれば旅行の際の保険に入る必要がなくなります。
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