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iphoneアプリの開発や勉強に最低限必要なMacのスペックは?

iphone(ipad)アプリの開発や勉強をはじめてみたいという人にとって一番のハードルは、Macを購入しなければならないということでしょう。

特にWindowsしか触ったことがない人にとっては、まさに未知の世界でしょうし、何を買ったらいいのかさえもわからないかもしれません。

ここでは、一般的な「おすすめのMacはコレ」みたいな内容ではなく、iphone(ipad)アプリの開発をするならこういう点を抑えてMacを選びましょうという話をしたいと思います。

できるだけ最新化していくつもりですが、ここで語っているのは2020年2月現在の状況です。

あと、私はiPhoneやiPad向けのいわゆるiOS開発をはじめてかれこれ5年ほどになります。

その間に5台ほどMacを所有してきました。

その際に得た経験や知識が、これからMacでiphone(ipad)アプリの開発や勉強をはじめる人たちに役立てられたら幸いです。

iphone(ipad)アプリを開発するにはXcodeが必要

iphone(ipad)アプリを作成するにはXcodeというMac専用のソフトが必要です。

一部例外もありますが、本題から外れるため割愛します。

このXcode、バージョンがあって2020年2月現在の最新は11.3.1です。

iphoneアプリを継続的に開発していくなら、Xcodeのバージョンは常に最新にする必要があります。

その理由はアプリを使う立場になればすぐにわかるかと。

ただ、個人的にアプリを作ったり、勉強のためであれば少しくらい古いバージョンでも、そこまで気にする必要はないです。

でも、これからはじめるのであればXcode11になりますので、そのためにはmacOS Catalina10.15.2以降が必要になります。

iphone(ipad)アプリを開発できる最低限のMacは?

最新の開発ツールであるXcode11をインストールできるのは、macOS 10.15.2以降です。

macOSとはMac専用のOS(パソコンの基本ソフト)で、Windowsみたいなもの。

ということで、これから開発用のMacを買うのであれば、最低限、macOS 10.15.2以降をインストールできないとお話にならないです。

以下がその対象機種です。

MacBook(2015以降)
MacBook Pro(2012以降)
MacBook Air(2012以降)
Mac mini(2012以降)
iMac(2012以降)
iMac Pro(2017)
Mac Pro(2013以降)

これを見ると、古いものだと2012年の機種でもインストールできるのですが、あまりおすすめしません。

なぜなら快適には程遠いからです。

ぶっちゃけ、スペック的にはインストールできる対象になっているだけです。

できるだけ費用を抑えてはじめたいということであっても、2012~2013年式はやめておきましょう。

Mac ProやiMac、MacBook Proの上位機種であれば、まだなんとかなりそうですが、初心者がいきなりプロ仕様の高スペックなMacを買うのはリスクがあります。

製造から7~8年となると、精密機器であるMacもトラブルや問題を抱える可能性が高くなります。

コストを考慮した現実的な必要スペック

はじめの一歩はできるだけ、安いものを、でもなるべく長く使えるものを選ぶべきです。

新品であれば、Macbook Air、Macbook、Macbook ProやiMacなど、どのMacを買ってもそれほどストレスなく開発がはじめられるでしょう。

世間ではMacbook AirやMac miniで開発ってどうなのよ?みたいな風潮がありますが、スペック的には全然いけます。

ただし、アプリ開発にはまったり、もし仕事になったりしたら、すぐに買い替えたくなるはずです。

ですので、買い替えを念頭におくのであれば、はじめは低スペックの機種でもいいかと。

具体的なスペックを上げるとすると、このような数値になります。

CPU  :Core i5(1.5GHz/2コア 以上)
メモリ :4GB
ディスク:HDDかSSDで64GB以上

これはあくまで経験則なんですが、開発ではそこまでCPUの性能を必要としません。

少なくとも、これからアプリを開発しようとしている人はそんなに気にする必要はないかと。

メモリは4GBと書きましたが、できれば8GBあったほうが良いでしょう。

メモリに関しては、人によっては「4GB?そんなカスみたいな容量で何ができるんだ!」と馬鹿にしてくるかもしれませんが、初心者ができるだけ初期投資を抑えたいのであればありだと思っています。

私は現在8GBと16GBのMacbook Proを併用していますが、重いときはメモリを積んでいたとしても重いです(笑

ディスクはSSDであった方がいいです。HDDに比べると断然早いですので。

あと、開発する上ではCPUのクロックなんかよりも、意外と画面サイズだったり、ディスプレイの枚数のほうが開発効率に直結していたりします。

ですので、Macbook Airの11インチなんかは外部ディスプレイがないのであれば、開発をやる上でストレスになるかもしれません。

私の場合は、下のように基本は3画面で開発しています。

開発環境

おすすめは中古のMac

おすすめは中古のMacを買うことです。

私ははじめの1台は新品を購入したのですが、2台目からはずっと中古のMacを買っています。

理由は簡単、中古のMacを安く買って、それを売ってまた中古のMacを買うのが一番効率がいいからです。

所詮、パソコンは消耗品ですしね。

中古のMacを買うのは少しコツがいりますが、それさえ押さえておけばリスクはかなり減らせます。

Macを中古で買うときにこれだけは押さえておきたい注意点など

具体的な機種でいうと、MacBook Proの2015(MF839J/A)なんかはおすすめです。

オークションの落札価格ですが、税込で5〜7万で取引されています。

オークション

中古ショップでもおそらく9万以下で手に入るのではないでしょうか。

もっと安くはじめたいといった人には、MacBook Air 1600/13.3 MJVE2J/Aというモデルもあります。

これも2015年製です。

オークションの落札価格ですが、税込で3〜5万で取引されています。

MJVE2Jのオークションでの価格

正直、このモデルは本当に最低ラインに近いです。

本格的にやりたくなったら、買い換える前提のモデルというのを念頭においたほうがいいでしょう。

費用を極力抑えたいということであれば、まずは中古でMacBook Airを買って、続けるならMacBook Proにアップグレードですね。

買い換えるのは非効率と思われるかもしれませんが、高い確率で挫折するので安くはじめたほうが傷は浅いです(笑

ですが、もしお金になるのであれば最初の数十万なんて屁みたいな金額になりますよ。

意識普通のITエンジニアが8万の自己投資で100倍以上のリターンを得た話

忘れてならないのが、中古品は故障したときのリスクも高いですので、そのあたりは注意してください。

それについては以下の記事で触れています。

Macの残念・不満な点をヘビーユーザーが5つあげてみた

まとめ

ポイントとしては以下です。

・最低要件のMacでの開発はしんどい
・現実的な必要スペックのMacを買うべし
・中古のMacでスタートするのがおすすめ

あと、私自身、離島に仕事を持ち込んだりしているのですが、その際には12インチのMacbookで開発しています。

理由は単純に荷物をできるだけ軽くしたいから・・・。

フリーランスのエンジニアが奄美大島に仕事を持ち込んでみた結果

2015年製のMacbookで下位機種でもあるので、スペック的には開発なんて無理って言われてる機種だと思います。

でも、その環境になったらなんとでもなります(笑

機種としてはMacBook 1100/12 MK4M2J/Aです。

CPUがしょぼいんですが、メモリが8GBですのでそこそこ快適です。

実際に開発環境のビルドや実機インストールの性能をMacbook Proと比べていますが、意外とそんなに差が出ないんですよね。

iOS開発という視点でMacbook ProとMacbookを比較してみた

新旧MacbookPro同士を比較したりもしています。

iOS開発という視点で2014年と2017年の新旧Macbook Proを比較

また、実際どのモデルを買えばいいの?

という声が最近増えてきましたので、初心者におすすめなMacをまとめました。

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