私はフリーランスのITエンジニアを本業としているのですが、ここ数年は仕事をする場所を選ばなくなりました。
というのも、仕事自体が請負でのアプリ開発や自社サービスの開発などがメインのため、客先に常駐する必要がなくなったためです。
たまに打ち合わせなどで外出したり、一部客先で作業することはありますが、あっても月数回程度です。
こういう状況を最大限に活用しない手はないと思い、自分が好きな南の島に半月ほど滞在して、仕事をしつつ現地の生活も体験することに挑戦してみました。
滞在先に選んだのは奄美大島です。
その時の経緯は以下をご覧ください。
仕事の環境を確保
まずは仕事ができる環境を確保しておかなければなりません。といってもネットさえあればどこでもできますので、宿泊先にネット回線さえあれば大丈夫です。
そこで、ネット回線が完備されている宿泊先を探しました。
ある程度の期間滞在しますし、仕事ですのでなるべく費用も抑えたい。それに他の旅人や現地の人とも交流したかったので、ゲストハウスの中から選びました。
そのゲストハウスはフレッツ光でネットし放題でしたので、これで最低限の環境は確保。
あとは、ゲストハウスという性格上、他の宿泊者の方々も当然いますので集中して作業したくなった場合のことを考え、近隣にそういった場所がないかを調査。
幸い、宿から歩いて10分ほどの場所に24時間営業のファミレスを発見。いざとなればここで陣を敷けます。
実際にはどんな生活サイクルだったのか
実際に滞在先でどのような生活サイクルだったのかですが、天気が良い日と悪い日で大きく動き方が変わりました。
まず天気が良い日は以下のような感じです。
7時起床
8時外出
20時帰宅
22時仕事開始
25時仕事終了
26時就寝
次に天気が悪い日です。
7時起床
8時仕事開始
12時外出
18時帰宅
20時仕事開始
25時仕事終了
26時就寝
実際には天気の悪い日はかなりばらつきがあって、夜は地元の飲み屋に行ってそのまま深夜まで飲み明かし、そのまま就寝といった日もあれば、一日中雨が降り続いたため、ずっと仕事をしていたりという日もありました。
実は奄美大島というところは日本一日照時間が短い場所だそうです。なので、滞在中雨が降るのをある程度織りこんでおり、その間にせっせと仕事に勤しみ、天気が良い日は遊びに行こうと思っていたんです。
そして、結果も4割は雨か曇りとなりました。
奄美大島はどんな所だったか
個人的にはかなりはまりました。
以前一度旅行で訪れたことがあったのですが、その時は4日間という短い期間だったため観光スポットをレンタカーで忙しなく周っただけでした。
なので、あまり島の事を知ることができなかったのですが、今回は色々と島を周ることもでき、現地の人とも驚くような交流ができました。
奄美大島はどうしても沖縄の陰に隠れて、旅行先としてはあまり注目されていないと思います。
ですが、海や山などの自然は沖縄本島に勝っていると感じました。
やはり沖縄に比べて観光資源をうまく整備したり、宣伝したりする予算がないのと、奄美大島の人たちはそれほど欲がないというのも原因のような気がしますが。
私としては、この奄美大島という素晴らしい島を多くの人に知ってもらいたいという気持ちと、変に観光地化されずに分かる人だけに愛させ続けて欲しいという思いが交錯して複雑な心境です。
結局仕事は捗ったか
結局のところ、仕事は捗ったのかというふり返りです。
これからもこういう働き方が継続できるかを見極めないといけないですしね。
正直なところ、「あまり捗らなかった」というのが客観的な結論です。
でも、この原因は別に仕事をできる場所がなかったとか、ネット回線が遅いとかそういった理由ではありません。
居心地が良すぎるんです(笑
晴れの日は、外に出て車でちょっと走ればこんな絶景が広がっているんですから。
それに島の人も旅人に優しいんです。
釣りをしていたら、気軽に話しかけてきてくれるし、宿の人も宴会に誘ってくれる。飲み屋の人も人懐っこくて、仲良くなって一緒にカラオケに行ったりとか。
とにかく、仕事は明日しようなんていう気分になってしまいます。
これ、自分の意思の問題なので、自分次第で改善できる要素です。
ええ、自分次第です・・・。
今後、何度も行くようになればこの辺りのことはうまく回せるようになるのではと楽観的な見通しで締めくくります(笑
まとめ
行ってよかったか?
めちゃめちゃよかったです!
行く前は色々不安もありましたが、仕事が思ったほど捗らなかったことを除いては(笑)悪かったことはあまり思いつかないですね。
途中、天気が崩れて雨の日が何日が続いた時は少し凹みましたが、なんとかその間に最低限の仕事をこなしましたので、それも結果オーライかなと。
また、私はいずれは大阪と南の島の2拠点での生活を目論んでいますので、実際に生活するにはどうなのかという視点でも記事をまとめましたので、気になる方はぜひ。