私はこれまで5台ほどMacを購入してきましたが、最初のうちの1台だけは新品で、あとはすべて中古品です。
今も2台のMac、MacbookProとMacbookを愛用していますが、両方とも中古で購入しました。
別にApple信者というわけではなく、iPhoneやiPad関連の仕事をしているため、必然的にMacが必要というだけなんですが。
それ抜きにしても、Macはなかなかよくできたコンピュータですけどね。
Macは世間ではWindowsに比べると割高だと言われていますが、コンピュータとしての品質を考えた場合のトータルコストではそんなに悪くないと思っています。
中古品のメリットとしては、言うまでもなく新品に比べてかなり安く買うことができます。
ですが、一度は人手に渡っており、選択肢も多いですので買う前に押さえておくべきことがあります。
中古Macをどこで買うか
中古品の場合、どこで買うかも重要なポイントとなります。
新品と違い一気に選択肢が広がりますので。
それぞれメリット、デメリットがありますので、自分の好みにあったところを選びましょう。
中古PCショップ
有名どころでいうとソフマップやドスパラといった中古PCを扱うショップが一番リスクが少ない買い方かと思います。
こういった店のMacは一度プロの目を通してフィルタがかかっています。
どこかおかしな点があれば販売しないか、ジャンク品として売ったりしますので。
それに中古品であっても、ある程度の保証がありますので安心です。
中古品の場合、どこかに不具合などがあれば大抵使いはじめてすぐにわかるものです。
なので、中古品の購入先としては、専門のPCショップは最もリスクが少ないと思います。
デメリットとしては、やはり値段が高いことでしょう。
ショップはMacを買い取ってそれを販売していますので、どうしても中間マージンが発生ます。
これは視点を変えると、安心料みたいなものですね。
オンラインショップ
オンラインショップでも中古のMacを買うことができます。
アマゾンでも買えますし、上で出てきたソフマップやドスパラのオンラインショップでも同じくです。
オンラインショップになると一気に選択肢は増え、有名無名の様々なショップで購入可能です。
ただ、実機を確認できないという難点もあります。
それにあまり知名度のないショップだと信頼性が低いのも気になるところです。
価格もリアル店舗とそれほど変わりませんので、近くに中古PCショップがない場合など以外はあまりおすすめしません。
ネットオークションやフリマ
誰もが知ってるヤフオクをはじめとして、モバオク、メルカリ、ジモティーなどがあります。
購入先としては、個人、ショップ、業者となります。
おすすめは個人からの購入です。
理由はショップや業者は上でも書いていますが、中間マージンがあるためです。
なので、どうしても同スペックのMacとなると、相対的に個人の出品物が安くなります。
もちろん、個人からの購入はもっともリスクが高くなりますので、注意が必要ですが。
最大のメリットはなんといっても、価格が安いことです。
オンラインショップで10万円で売ってる中古のMacが、同じようなコンディションでオークションでは9万円といったことも珍しくありません。
オークションで買うコツとしては、焦らないことです。
商品が欲しくなると、すぐにでも手に入れたくなるのが人間の性でしょう。
しかし、オークションでは毎日のようにMacが出品されていますので、妥協して購入せず、これだと思うものに的を絞ったほうが良いです。
また、ヤフオクなどの場合、良い評価が積み上がっている出品者から買うのがおすすめです。
逆に評価がない出品者は、たとえかなり相場より安くても危険です。
いつのモデルを買うか
Macはだいたい年単位でモデルチェンジを繰り返しています。
最近のMacbook Proの13インチを例に挙げると以下のようになっています。
MacBook Pro (13-inch, 2017)
MacBook Pro (13-inch, 2016)
MacBook Pro (13-inch, Early 2015)
MacBook Pro (13-inch, Mid 2014)
MacBook Pro (13-inch, Late 2013)
MacBook Pro (13-inch, Mid 2012)
MacBook Pro (13-inch, Late 2011)
MacBook Pro (13-inch, Mid 2010)
世代によってスペックなどが変わってきますので、当然値段もそれに比例してきます。
予算に余裕があるのなら最新モデルもいいでしょうが、おすすめなのは1、2世代前のモデルです。
なぜなら、スペックの割には価格の下落率が高いからです。
最近のMacは世代によってそれほど性能の差はありません。
よほど高負荷の作業をするのでなければ、2世代前でも充分快適に動作します。
スペックを求めるのであれば、1、2世代前のグレードの高いモデルの検討をおすすめします。
3世代以前のモデルになると、見た目もちょっと古くなりますし、購入してから3年後はスペック的にも不安が出てきます。
おすすめなのは1、2世代前の中古を買って、それを2年ほど使って売って、また1、2世代前の中古を買うというサイクルです。
コンディションを見極める
中古品のMacは一つ一つコンディションが違います。
外装からキーボード、ディスプレイ、バッテリ、ハードディスクに至るまでできる限りチェックしましょう。
外装は見た目ですので、汚れや傷がないかチェックしやすいです。
ディスプレイも同じく傷や汚れ、加えてドット欠けがないか、発色に問題はないかを確認しましょう。
キーボードもタイプした感触がおかしくないか、テカりがないかは押さえておきたいところ。
また、バッテリの充電回数も重要です。これによって、そのMacがどれぐらい使用されたか目安としてわかりますので。
2年前のMacなのに充電回数が数十回とかは、あまり使われていない掘り出し物だったりします。
充電回数の調べ方を載せておきます。
ネットオークションでは自分で確認できませんが、出品者に聞いてみるのも手です。
そこで充電回数の調べ方がわからないといった返答の場合は、Macについてあまり詳しくないので、それならそれで判断材料にもなります。
①Macのデスクトップの左上にあるリンゴマークをクリック
②「このMacについて」をクリック
③「システムレポート」をクリック
④左側の電源をクリックすると、真ん中あたりに充放電回数が表示されます。
また、Macがハードウェア的に問題を抱えていないかテストすることができます。
これに関しては、購入後になると思いますが、やっておいて損はないです。
詳しくはアップルの公式サイトにやり方が載っています。
リセールバリューを意識する
中古品の場合、一部問題を抱えている個体などもあります。
例えば「大きな傷がある」、「バッテリがへたっている」、「天板がきちんと閉まらない」など。
いわゆる訳あり商品ですね。
こういったMacは正常品よりも値段が安い代わりに、今度は売却するときに苦労するリスクがあります。
目先の安さだけにとらわれず、そういったところも考えておいたほうがいいでしょう。
もちろん、使い倒すのであれば値段との釣り合いだけでいいと思います。
まとめ
MacはWindowsと違ってモデル数が少ないこともあり、中古品の選択がし易いです。
そして、Windowsに比べて製品としての寿命も長いため、中古品でも長く使える傾向にあります。
さらに、リセールバリューもWindowsよりも格段に良いです。
「どこで買うのか」、「いつのモデルを買うのか」、「どういった個体を買うのか」が、その後のMacライフを大きく左右するかもしれません。
Macを賢く買って、楽しいMacライフを送りましょう!