どうも、フリーランスのITエンジニア兼ブロガー兼投資家のKerubitoです。
私はMacを2台所有しており、はじめて買ってからもう7、8年になります。
はじめに断っておきますが、Apple信者ではありません(笑
あらゆるメーカーから製品を選べるフラットな世界が望ましいと考えていますので。
Macでしか開発できないiOS関連の仕事をしているので、Macを手放せないだけです。
昔からのAppleファンからするとまだまだかもしれませんが、仕事で使っているため、使用時間はかなり長いかと。
おそらく週に40~50時間は使ってるんじゃないでしょうか。
当ブログも基本はメイン機であるMacbookProで執筆していますし。
上で書いた開発ではMacをかなり酷使していますね。
そういう経験を活かして、以下のような記事も書いています。
基本的に私はMacに対して好意的なのですが、もちろんMacにも残念な点、不満な点がいくつかあります。
ですので、普段使い倒している人間から見たMacの残念な点、不満な点をあげていこうかと思います。
「MacかWindowsで迷っている」
「Macを買おうか迷っている」
「Macを買う前に悪い点も知っておきたい」
といった人の参考になるかと。
拡張性が低い
まず、これは本当に買う前に気をつけておいたほうがいい点で、Macはカスタマイズ性が低いというのがあります。
細かい部分ではちょっとした違いがありますが、デスクトップタイプ、ノートタイプともに内部拡張性はないに等しいです。
内部拡張性ってなに?って思うかもしれませんが、要はCPU(プロセッサ)、メモリ、ストレージといったパーツを買ってから変更できるかどうかです。
これらは注文時にカスタマイズすることができるんですが、買う時ってそんな先のことまではわかんないですよ。
特に1台目のMacってなると、やっぱり肌に合わないという可能性も充分ありえます。
そんな状態であらかじめカスタマイズするのはちょっとリスキーです。
ただ、買ってみて思ったよりも長く使うことになれば、メモリやCPUをアップグレードしたくなるかもしれません。
そんな場合もMacはあとからカスタマイズすることはできないんです。
私自身も、保有しているMacbookProやMacbookのメモリを増やしたいと思うんですが、新しいモデルに買い替えるしかありません。
インターフェースが先進的過ぎる
Macの製造元であるAppleは新しいもの好きです。
Macもそのポリシーによって常に新しい技術や規格が採用されているんですが、ユーザーからすると諸刃の剣な点も少なくないです。
たとえば、現在私が使っているMacbookProの2017年モデルはインターフェースがUSB-TypeCしかありません。
このUSB-TypeCは次世代のコネクタで、今後広まっていくとされている規格です。
ざっくりいうと、USBの新しい版。
下の写真は実際に私の使っているMacbookProのUSB-TypeCです。
左側は使用中で、右側は空いています。
未来の先取りはいいんですが、現実的な使用感としては正直、あまり便利ではないです。
パソコンを使うとiPhoneと接続したり、ディスプレイと繋いだり、GoProと繋いだり、電源を供給したり・・・。
といろいろ必要になってきます。
そこで問題となってくるのが二点。
・デバイスや機器がUSB-TypeCの規格に対応していないものがまだ多い
・USB-TypeCのコネクタが2つしかない
ディスプレイやGoPro、プリンタなんかもそうですが、USB-TypeCに対応している外部機器ってまだそんなに多くありません。
まだほとんどが普通のUSB規格です。
ディスプレイの場合はDVIやHDMIが多いんじゃないでしょうか。
そうなると、これらの規格とUSB-TypeCを変換してやる必要が出てくるんですよね。
それにノートタイプのMacの場合、USB-TypeCのコネクタ数も多くありません。
私が所有しているMacbookはコネクタが一つしかないので、充電しながら外部機器と接続できないという鬼仕様です(笑
ただ、まったく解決策がないわけではなく、ハブを使えばなんとかなります。
私が使っているのハブはUSBx2、HDMI、USB-TypeCと拡張できます。
デザイン性を重視しているのもあるんでしょうが、結局ハブを使ってタコ足みたいになるのでなんとも微妙・・・。
サポート体制が微妙
以前、Macbookの電源が入らなくなって修理に出したのですが、これがなかなか面倒で費用もかかりました。
まずAppleCareの有効期間内かどうかでサポートの質が大きく変わってきます。
期間内であればまだマシなんですが、トラブルなんてものはそれを過ぎてから起こるもの。
で、サポート期間が過ぎている場合は基本有償になります。
リコールなどの対象になっていれば別ですが、そうでなければお金がかかります。
それも高額な修理費を請求される可能性が高いです。
私の場合は、Macbookの電源周りの修理で7万ほどかかりました。
中古で同程度のものを買ったら10万切るので、なんとも言えない気分になります(笑
それにWindowsの場合だと、修理できる業者がそこかしこにあり、選択肢が多いのですが、Macは事情が違います。
修理を受け付けている業者も限られていて、ちょっとしたものであれば対応可能かもしれません。
ただ、部品取り寄せになるとAppleに修理を依頼するのとそう変わらない費用を請求される可能性が高いです。
もちろん、そうでないこともありえますが。
いずれにしても、AppleCareが切れてからの修理は一筋縄ではいかないと思っておいたほうがいいでしょう。
Office環境が弱い
OfficeとはMicrosoftが販売しているオフィスソフトです。
WordやExcelといったほうがわかりやすいかもしれません。
Mac版のOfficeも確かに存在します。
昔に比べるとかなりOffice環境は整ってきたと言えます。
ただ、Mac版のOfficeはWindows向けのOfficeに比べると使いづらいし、バグも多いです。
まあ、Microsoftからしたらある程度の差別化をしておかないと、MacはWindowsのシェアを脅かす存在ですので。
そういう事情はユーザーからしたら迷惑以外の何物でもないのですが、現実そうなので仕方がありません。
そこそこ使えるようにはなってきていますが、Macのキーボードとの相性もよくないみたいで、WordやExcelの使い勝手はイマイチです。
もしWordやExcelをガンガン使うつもりでノートPCを買うのであれば、注意したほうがいいでしょう。
場合によっては、MacにBootCampを入れて、WordやExcelはWindows上で動かしたほうがストレスも少ないかもしれません。
Macは少数派
世の中のパソコンのシェアでいうと、Macは少数派です。
大多数はWindows陣営。
特にビジネスの場においてはほぼWindowsでしょう。
となると世の中のソフトやツールといったものは、当然Windows向けのものが多くなります。
それにノウハウやQAなどの情報もWindows有利です。
もしあなたがソフトやシステムの開発者を目指しているのであれば、Macをおすすめします。
ですが、そうでないのであれば、わざわざ少数派を選ぶ理由が本当にあるのかを考えたほうがいいでしょう。
まとめ:それでもMacはよくできている
「MacかWindowsで迷っている」
「Macを買おうか迷っている」
「Macを買う前に悪い点も知っておきたい」
といった人向けにMacのヘビーユーザーがMacの残念な点、不満な点をあげてみました。
私はWindowsPCも何台か所有していて、普段使っていますので、それと比べての不満が多かったかもしれません。
最近ではsurface Goをよく使っているのですが、これは素晴らしいモバイルノートです。
Macbookも良いですが、実用面ではsurface Go有利じゃないですかね。
ただ、上ではMacの悪い点ばかりを強調しましたが、なんだかんだでよくできたパソコンであり、気に入って使ってます。
上で挙げたような弱点が改善されていけば最強のマシンになると思うんですが、Appleという企業はそういうことをやらないんで、Appleなんですよね・・・。
Macに関してはこちらもどうぞ。