フリーランス 働き方

フリーランスエンジニアの1日を晒してみる

どうも、フリーランスのITエンジニア兼ブロガー兼投資家のKerubitoです。

私は10年以上リーランスのITエンジニアをやっているのですが、こんなことを時々聞かれます。

「フリーランスの1日ってどんな感じ?」

自分としてはもう当たり前になってしまっていることです。

しかし、フリーランスに興味のある人にとっては関心ごとの一つかと。

あるカンファレンスで登壇した際にもフリーランスの1日みたいな話があって、参加者の方々はやっぱり興味あるのかなと思いましたね。

フリーランスのITエンジニアがカンファレンスで登壇した結果

そういうわけで、フリーランスのITエンジニアが「どんな1日を過ごしているのか」について記事を書きました。

はじめのほうにあまり楽しそうではないものが並んでおり、最後は夢のある話です。

ですので、できれば最後まで読んでください。

良いイメージを膨らませたい人は最後のほうだけ読むのもありです(笑

フリーランスにもいろいろある

本題に入る前に一つだけ注意書き。

それは一口にフリーランスといってもいろいろなスタイルがあって、人によって大きく違いがあるということです。

文字どおり「フリーランス」ですので、働き方はその人次第。

一日中家に閉じこもって仕事に没頭する人もいれば、今流行りのノマドや、世界中を旅しながら仕事をしているエンジニアもいます。

私はこれまでいろんなスタイルで働いてきましたので、それをできるだけ書きました。

ただ、それらも数多くあるフリーランスのスタイルの一部となります。

一部ではありますが、リアルなフリーランスの日常を紹介していますので、これからフリーランスを目指そうとしている人や興味のある人にはぜひ参考にしてもらいたいですね。

Slerでの常駐案件の1日

まずは定番スタイルから。

ITエンジニアでSlを経験した人であれば、客先常駐という言葉はお馴染みかと。

まあ言葉のとおりなんですが、クライアント先に常駐して仕事をするスタイルです。

Slerにはよくあるというか、大抵客先常駐じゃないですかね。

Slがなにかについては、超簡単に説明すると

「企業から基幹系や会計、人事給与、受発注などのシステム開発を請け負うシステムインテグレーター」

です。

ITのブラックイメージの諸悪の根源みたいに語られることが多いですね(笑

私の場合もSl界隈で仕事をしていたときは半分ぐらいは客先常駐でした。

もう半分はSlerの自社にて開発するタイプです。

1日のスケジュールとしてはどちらも大差ないですね。

〜1日のスケジュール〜

9:00 出勤 メールのチェック、タスク整理などの雑務

10:00 新規開発案件のミーティング

11:00 機能追加のミーティング

12:00 昼休み

13:00 設計作業

15:00 コードレビュー(レビュアーとして参加)

16:00 テストシナリオ作成

19:00  退社

ぶっちゃけ、会社員と大差ないです。

フリーランスといっても、客先常駐であれば普通に仕事をこなす感じですね。

SIはミーティングが多い傾向にあり、時間も眺め。

フリーランスに夢を描いている人がいれば、一つの現実としてとらえ、夢から冷めてください(笑

Web系での常駐案件の1日

IT業界にはSlと双璧をなす存在がいて、Web系と呼ばれています。

IT業界=SIで、IT業界とWeb業界というとらえ方をしている人もいますね。

このWeb系はSlに比べるとホワイト色が強くて、有名どころだとLINE、メルカリ、クックパッドなどがあります。

Web系は常駐の意味合いがSlとは異なり、それぞれ以下のようになります。

Sler(Kerubito)→エンドユーザー(客)
Kerubito→Web(客)

SIはSlerの一員として客先に常駐します。

Web系はフリーランスからみて客先のWeb系企業に常駐することになります。

Web系の多くは自社サービスを展開していますので、Web系の企業から見た客は一般人ということになりますね。

俗にいうBtoCです。

私の場合はWeb系といっても主にモバイル関連がメインだったのですが、仕事のスタイル、スケジュールなどはWeb開発をしていた人とそれほど違いはなかったかと。

〜1日のスケジュール〜

10:00 出勤 メールのチェック、タスク整理などの雑務

10:00 コーティング

13:00 昼休み

14:00 設計作業

15:00 新サービス開発のミーティング

17:00 障害対策のミーティング

18:00 設計作業

19:00  退社

Slと大きく違う点としては、フレックスを採用していた点ですかね。

満員電車が大の苦手な自分としては、これはかなり重要です。

昼休みも好きな時間に取れましたので、1日の時間の使い方が比較的自由に決められました。

こうやって振り返ると、自由度という点においてはSlよりもWeb系のほうが圧倒的に優っていると思います。

もちろん、Web系でも社風によるところもありますが。

リモートワークでの1日

リモートワークは数年前から話題となっている働き方。

別にフリーランスだからというわけじゃありませんが、一つの選択肢としてあるかと。

下にある請負案件との違いは、リモートワークは時間にコミットします。

ですので1日、または月でいくらといった具合です。

フリーランスだと1日で30,000~50,000円ぐらいでしょうか。

〜1日のスケジュール〜

7:30 起床 朝食など

9:00 メールのチェック、タスク整理などの雑務

9:30 設計、コーディングなどの作業

12:00 昼休み

13:00 設計、コーディングなどの作業

15:00 Skypeにてミーティング

13:00 設計、コーディングなどの作業

18:00 仕事終了

リモートワークといっても、やることは会社で働いているときと変わりません。

ただ、作業しているのが見えにくいということから、成果にはより一層気をつける必要があるかと思います。

会社で仕事をしていると、いろいろと割り込みが入りやすいです。

リモートワークの場合は自分のタスクに集中できるので、そういう意味では効率が良くなり、成果も上げやすいかと。

反面、周りの状況が変わりにくいので、ちょっと人に聞くといったことがやりにくくなりますね。

それに人目がないので、自分に厳しくないと仕事が進まないというデメリットもあります。

請負案件での1日

請負案件とは

「こういうシステムを開発して」

「こういうアプリを開発して」

といったクライアントからの依頼を受けて、一括で仕事を請け負うスタイルです。

といっても、私が受ける案件というのは規模が小さくないため、チームを組んでやることになるのですが。

請負案件の場合はいつどこで仕事をしようが自由です。

すべて自分の裁量に任されますので。

参考に請負案件をやっているときの私のスケジュールがこちら。

〜1日のスケジュール〜

7:30 起床 朝食など

8:00 メールのチェック、タスク整理などの雑務

8:30 設計、コーディングなどの作業

12:00 昼休み

12:30 設計、コーディングなどの作業

15:00 Skypeにてミーティング

16:00 仕事終了

私の場合は朝に作業を集中させます。

そのほうが効率が良いと感じていますので。

そして昼休みが短いです。

早く仕事を終わらせたいので、休憩はあまり取りません。

Skypeでのミーティングは不定期で、必要がある場合に開催されますね。

ミーティングは対面でやることもあり、その場合はクライアント企業まで行くことになります。

上にあげたスケジュールだとリモートワークとそれほど違いはないように見えるかと。

実際、請負だろうとリモートだろうとやることにそれほど違いはないので、結果こうなりますね。

一方、やろうと思えばこんなこともできます。

フリーランスのITエンジニアが宮古島に仕事を持ち込んでみた結果

フリーランスのエンジニアが奄美大島に仕事を持ち込んでみた結果

会社員だとなかなかこんな体験はできないので、場所や時間を選ばない働き方はフリーランスの醍醐味ですね。

まとめ:フリーランスの可能性

以上、リアルなフリーランスの1日でした。

フリーランスといっても働き方によって1日の過ごし方は変わります。

リモートや請負案件になってくると、自由度が増すので。

個人的におすすめなのは一部リモートですね。

例えば、週3はリモート、週2は出社みたいなのがバランスも取れて良いかと。

フリーランスのITエンジニアがリモートワーク(在宅)のためにやった5つのこと

フリーランスがリモートワーク をするために登録しておきたいエージェント4選

それにフリーランスであれば、もはや週5コミットする必要はありません。

私は5年ぐらい前から週5で働くことはなくなりました。

大阪のフリーランスのITエンジニアが週3の仕事をやってみた

もちろん瞬間的には週7で働くこともありますが(笑

フリーランスは良くも悪くも自分次第です。

価値を生み出す働きができれば、それ相応の対価が手に入りますし、逆にうまく仕事ができなければ淘汰されます。

もちろんデメリットもありますが、可能性に満ちた働き方だと思います。

-フリーランス, 働き方

© 2023 FIRE達成のフリーランスエンジニアブログ