どうも、フリーランスのITエンジニア兼ブロガー兼投資家のKerubitoです。
「ITエンジニアだったら、何も都会で消耗せずに田舎で暮らせるんじゃね?」
有名ブロガーの煽り文句じゃないですが、そう考える人も少なくないようです。
当ブログではこんな記事を書いているので、たまに「ITエンジニアは田舎でも生きていけますか?」というようなことを聞かれたりします。
都会の便利さに魅力を感じないITエンジニアにとって、田舎で仕事をしつつ暮らせたら、そこが理想郷になるかもしれないですね。
結論からすると、広まりつつあるけどまだまだ難しいのが現実。
それはなぜなのかと、それでも実現される方法はいくつかありますので、実例を交えて紹介したいと思います。
ITエンジニアが田舎で仕事をするのに必要なたった一つのこと
ITエンジニアが田舎で仕事をするのに必要なたった一つのことってなんなのか。
それは「仕事を都会から田舎に持ち込むこと」です。
当たり前のことを言いました(笑
当たり前だけど、このことに本気で向き合わないと田舎暮らしは厳しいものとなるでしょう。
田舎にはITの仕事はほぼ皆無。
あってもめちゃめちゃレアケースで、継続性は低いでしょう。
なので、都会で発生した仕事を田舎に持ってくるしかないんです。
でも、面白いことに世の中ではけっこう見過ごされているというか、あえて見ないようにしているというか。
私が大好きな奄美大島を例にあげます。
奄美大島は「フリーランスが最も働きやすい島化計画」というものに取り組んでいます。
この取り組みは素晴らしいものだと思いますが、ITエンジニアにとってメリットはあまりなく、どちらかというとライターやカメラマン向けといった感じ。
「奄美市ICTプラザかさり」という施設もあって、高速インターネット回線が利用できるんですが、仕事がないと話になりません。
エンジニアリングって場所を選ばない働き方ができるということで、地方の各地でIT関連の仕事をしている人を呼び込もうという動きが広まっているのは確かです。
しかし、一番重要な「仕事をどうするのかは」当事者任せなことが多いですね。
フリーランスであれば選択肢はいろいろある
ではどうやって仕事を田舎に持ち込むのか。
フリーランスのITエンジニアであれば選択肢はいろいろあります。
リモート可能な案件を探すというのはなかなか現実的です。
リモートワークについてはこちら。
あと、請負で仕事をやれば作業場所は自由かと。
請負はハードルが高いですが。
リモートワークや請負に共通していることですが、クライアントの打ち合わせなどがSkypeで完結するかが問題ですね。
まだまだ古い考え方の企業も多く、対面を希望されることも少なくありません。
それと、サービス設計などから携わる場合は、SKypeだとどうしても非効率になったりもします。
サラリーマンのITエンジニアが田舎で仕事をするには
フリーランスになるのも一つだと思いますが、これはこれで別のハードルがあるでしょう。
会社に属したまま田舎暮らしをしているITエンジニアもいます。
私の知り合いにもいて、話を聞くレベルでは天国に思えます。
おそらく年収は500万以上だと推測されます(笑
大阪のIT企業から完全リモートワークOKな東京の会社に転職し、鹿児島の田舎に移住したそうです。
最近はそういう企業も増えてきているみたいですので、スキルがあって田舎に住みたい人には魅力的ですよね。
ただ、ある程度の能力は必要で、自走できないとしんどいでしょう。
完全リモートでやるっていうことは、ほぼ自分の中で完結させる必要がありますので。
まとめ:仕事さえあればなんとでもなる
私は宮古島や奄美大島で仕事をしながら、数週間〜1ヶ月の短期滞在を繰り返していました。
現地にいて感じるのは「仕事さえあればなんとでもなる」ということです。
確かに田舎に仕事を持ち込むのってそこそこハードルがあります。
ただ、最近はそのハードルが下がりつつありますし、逆にいうと仕事さえ持ってこれれば経済面ではかなりゆとりが生まれるかと。
生活費は都会よりも安いですし。
住居費は都会よりも安く、日用品や食費に関しては、正直都会とあまり変わりないですね。
都会と田舎の一番の違いは、田舎はぶっちゃけお金を使う場所があまりないです(笑
私の場合は飲み代ぐらい。
あと、重要なのは人間関係。
言うまでもないことですが。
うまく地域の人と仲良くなることができれば、めちゃめちゃ楽しいですよ。
私の場合は奄美大島でいろんな人たちと繋がることができ、一緒に漁に出たり、釣りをしたり、ご飯を食べたりと島を満喫しています。
最近は大阪での仕事のこともあって数日しかいられないのですが、年に数回は行っています。
田舎の人付き合いは大変って言う人いますけど、それも確かに事実だと思います。
ただ、移住していく立場で考えると、仲間に入れてもらうわけじゃないですか。
常に謙虚な姿勢で地域に溶け込もうとすれば、そこまで意地悪されないと思うんですけどね。
もちろん、世の中にはいろんな人がいますから、気をつける必要もありますが。
都会で奇人変人と仕事してきた身としては、田舎の人は優しい(笑