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【書評・感想】夢をかなえるゾウ2で人生の教訓を学ぶ

「夢をかなえるゾウ」のシリーズ第2弾である「夢をかなえるゾウ2」を読んでみました。

夢をかなえるゾウ2

夢をかなえるゾウ2とは?

170万部を超えるベストセラーで、ドラマやアニメ、ゲームにまでなった「夢をかなえるゾウ」の第二弾です。

第一弾は自己啓発の要素をふんだんに盛り込んだ小説だったのですが、第二弾はエンターテイメント性が前面に出ている印象です。

主人公は売れない芸人です。

神様であるガネーシャが彼を売れっ子芸人に育て上げる。

そんなストーリーかと予想したのですが、物語は意外な方向へと展開してきます。

第二弾のテーマはずばり「お金」。

笑って泣けて人生訓も学べるという一粒で3度美味しいエンターテイメント自己啓発小説です。

あらすじ

万年売れない芸人の西野謹太郎。

彼は完全に人生に行き詰っていました。

そんな彼のまえに突如現れた自称笑いの神、ガネーシャ。

しかもなぜか横には貧乏神の幸っちゃんも一緒に。

ガネーシャはいきなり主人公の名義で300万円もの借金をつくり、返済するには日本最大のお笑いの祭典に出て、優勝するしかないと言います。

そんなことが現実になるわけがないと疑いを隠せない主人公ですが、もはやそれしか道はありません。

成り行き上、コンビを組むことになった主人公とガネーシャ。

二人は芸人の頂点を目指すことになったのですが・・・。

神様の教え

第一弾では、ガネーシャから課題が出たのですが、本作では「ガネーシャの教え」となっています。

そして、教えに関してはそれほどクローズアップはされずに、各所に散りばめられています。

ガネーシャの教えは以下です。

・図書館に行く
・人の意見を聞いて、直す
・締切りをつくる
・つらい状況を笑い話にして人に話す
・優先順位の一位を決める
・やりたいことをやる

貧乏神からも教えがあります(笑

金無幸子の教え

・楽しみをあとに取っておく訓練をする
・プレゼントをする
・他の人が気づいていない長所をホメる
・店員を喜ばせる
・自分が困っているときに、困っている人を助ける
・欲しいものを口に出す
・日常生活の中に楽しみを見つける

釈迦からも。

釈迦の教え

・つらいとき、自分と同じ境遇にいる人を想像する

教えについては成功者が実際に行ったものが多いようで、どこかで聞いたことのあるものがけっこうあります。

感想

第一弾はためになる要素が強かった印象で、それに比べると自己啓発色は薄いですね。

第一弾のようなテイストを期待した人にとっては、少しもの足りないかもしません。

私はちょっとためになって、面白く読める本として期待していたので、満足できました。

相変わらずガネーシャがかわいい

ガネーシャが本当に良い味出してると思います。

このとぼけたイラストと物語の中にいるガネーシャが見事にマッチしてて、何度もニヤリとさせられました。

夢をかなえるゾウ2のアップ

神様のはずなのに幼稚で我儘し放題のガネーシャにとにかく癒されます。

主人公から本当に神様なのか疑われて、顔を真っ赤にして4本ある腕をブンブン振り回し怒るガネーシャ。

しまいには貧乏神に

「西野さん、ガネーシャ様のことを信じてあげましょう。これ以上ガネーシャ様を追い詰めるのはかわいそうです」

とまで言われてしまいます。

かわいそうとか言われる神様って・・・。

他にもガネーシャは自分に正直なゆえ、主人公と度々衝突します。

ひたすら自由奔放に生きるガネーシャから目が離せません(笑

貧乏神の金無幸子がかわいい

第二弾で脇役として登場する貧乏神の金無幸子。

はじめはなんだか微妙なキャラだなぁと思っていたのですが、物語が進むにつれ、完全にキーパーソンになってきます。

貧乏神なので、成功と富などをとにかく嫌っています。

そういったものから無縁の主人公と、実は何年も前から一緒に住んでいた幸っちゃん(笑

明らかに主人公が何をやってもうまくいかないのは幸っちゃんが原因です。

しかし物語の中盤から主人公の心の中に変化が生まれると、幸っちゃんにもその影響が現れます。

そんな幸っちゃんを見ていると、なぜか胸なキュンとなってしまうから不思議。

どんな顔しているかわからないですが、私は勝手にハンターハンターという漫画に出てくるパームというキャラに脳内で変換しちゃってました。

初期のイメージ

パーム1

中盤以降のイメージ

パーム2

これ、同じ人物です(笑

お金がテーマ?

上でも書きましたが、第二弾のテーマはお金となっています。

本の背表紙に書いてあったので、ちょっと楽しみにしていたのですが、テーマというにはちょっと弱いかなと。

物語全体を通してそこまでお金については語られていないように感じました。

ただ、次の一文はお金について重要なことだと思います。

「お金で買える喜びはすべて−素敵な服も、美味しい食べ物も、優雅な部屋も、豪華な旅行も−他人が作ったものです。でも、どんなにつらい状況でも、それを楽しもうとする気持ちさえあれば、人は、自らの手で喜びを作り出すことができます。お金がなくても、人は幸せになることができるんです」

これは幸っちゃんの発言なのですが、ためになる人生訓です。

そんなこと当たり前、と切り捨てるのは簡単です。

ですが、このことを真に理解し、日々生きていけたら、もっと人生は豊かになるんじゃないでしょうか。

まとめ

第一弾に比べると、第二弾は具体的な行動を促すような話ではなく、考え方、生き方について語っています。

エンターテイメントの出来としては、登場人物が二人から四人に増えたことにより、より面白くなった印象です。

そういう意味では、「夢をかなえるゾウ2」はより気軽に読めるかと。

ただ、いきなり第二弾から読むとちょっと面白さが半減してしまうかもしれません。

読むなら順番を守ったほうがより楽しめるかと。

第一弾についてはこちら。

【書評・感想】夢をかなえるゾウは夢をかなえてくれないゾウだった

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