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【書評・感想】夢をかなえるゾウ3でブラックガネーシャに夢中になる

「夢をかなえるゾウ3」は「夢をかなえるゾウ」のシリーズ第3弾です。

あいかわらず味のある表紙。

夢をかなえるゾウ3

右側のゾウの顔・・・。

絵に描いたようなふてぶてしさ(笑

夢をかなえるゾウ3とは?

170万部を超えるベストセラーで、ドラマやアニメ、ゲームにまでなった「夢をかなえるゾウ」の第三弾です。

内容自体は自己啓発本で、それを小説仕立てにして読みやすくしています。

シリーズ初の女性が主人公です。

どこにでもいる平凡な独身OL。

彼女の夢は彼氏やお金、世界一周ですが、占いやパワーストーンに頼るばかりで努力はしません。

そんな主人公の前に突然現れたゾウの姿をした神様、ブラックガネーシャ。

流暢に関西弁を操るガネーシャが出してくる課題に日々取り組む主人公。

その中で発生する事件やハプニングをとおして、「夢をかなえるには」というテーマに挑んだ自己啓発系エンターテイメント小説です。

あらすじ

普通のOLである「私」は彼氏いない歴5年。

友人の結婚披露宴パーティで気になる男性に出会い、占いで運勢を占ってもらうことに。

その結果、24万円もするガネーシャの像をクレジットローンで購入してしまう。

翌日、片思いの男性との幸せな夢から目を覚ました私。

なんとそこには、枕元に4本の手と長い鼻のゾウが寝転がっていた。

「わし、ガネーシャやで」

なぜか関西弁の自称神様と私の奇妙な同棲生活がはじめる。

課題

本書でブラックガネーシャから出される課題について、まとめてみました。

・自分の持ち物で本当に必要なものだけを残し、必要のないものは捨てる
・苦手な分野のプラス面を見つけて克服する
・目標を誰かに宣言する
・うまくいっている人のやり方を調べる
・一度自分のやり方を捨て、うまくいっている人のやり方を徹底的に真似る
・空いた時間をすべて使う
・合わない人をホメる
・気まずいお願いごとを口に出す
・今までずっと避けてきたことをやってみる
・自分の仕事でお客さんとして感動できるところを見つける
・一度儲けを忘れてお客さんが喜ぶことだけを考える
・自分の考えを疑ってみる
・自分にとって勇気が必要なことを一つ実行する
・優れた人から直接教えてもらう
・一緒に働いている人に感謝の言葉を伝える
・自分で自由にできる仕事を作る
・余裕のないときに、ユーモアを言う
・目の前の苦しみを乗り越えたら手に入れられるものを、できるだけ多く紙に書き出す
・欲しいものが手に入っていく「ストーリー」を考えて、空想をふくらませていく
・手に入れたいものを「目に見える形」にして、いつでも見れる場所に置いておく
・自分流にアレンジする

課題自体は成功者が実際に行ったものが多いようで、これはシリーズ通してですね。

感想

内容としてはそこまで未知との遭遇はないんですが、伝え方って重要だなと感心させてくれます。

話しかけてくるのが神様なんで、これはもう逆らったらバチが当たりそうですし、「はい、そうですか」って素直に受け取る気になります(笑

しかも関西弁なので肩肘張らずに読めますし、偉人が残した言葉もより親しみやすくなります。

これだけでも読む価値のある本かなと。

他の自己啓発本とは一線を画していて、こういう本って貴重な存在だと思いますね。

ブラックガネーシャに夢中

とにかくブラックガネーシャのキャラがめちゃめちゃ立ってて、読んでて笑ってしまいます。

物語の冒頭ではパワーストーンに頼る私を馬鹿にしておきながら、最後にはパワーストーン頼りなブラックガネーシャ。

自分の笑いがまったく通用せずに、拗ねまくるブラックガネーシャ。

物語の中で、普通の子ゾウになってしまって、ウ◯チを私の部屋で所構わず出しまくるブラックガネーシャ。

こんな隙だらけの相手から「成功するにはこうしなさい」と言われても・・・。

作者は偉人の言葉をうまく使ってブラックガネーシャの言葉に説得力を持たせています。

それに、こういうお間抜けキャラだからこそ、真面目モードに入ったときは話を聞きやすくするという流れも作っているんですよね。

ずっと、意識高い系で話を進められても疲れてしまいますので。

夢をかなえるには

作中、ブラックガネーシャは私に夢や目標を叶えるためのヒントを、課題という形で伝えていきます。

そして、具体的に商売を行うことによって、私は夢や目標への階段の上り方を少しずつ実感、理解していきます。

実際はそんなに簡単にはいかないのも現実ですが、語っていることには真実味があるかと。

特に

・うまくいっている人のやり方を調べる
・優れた人から直接教えてもらう

という部分には、私自身、共感できるところがあります。

このブログにしてもそうです。

はじめは自分が伝えたいこと、書きたいことを発信していこうとスタートしたのですが、なかなか読んでもらえなかったんですよね。

そこで、世の中の成功しているブログのやり方を調べたり真似てみると、目に見える結果の違いが出てきました。

もちろん、それができるのはある程度までです。

人間でいったら、学生までといったところでしょうか。

そこから先は自分で考え、試行錯誤しないと到達できないと思います。

到達点は一つではない

本書で私が一番印象に残ったのは次の一文です。

「みんな、『夢』ちゅう山の頂上に向かう道は一本や思てる。でも、ほんまはちゃうねん。それ以外にも、山頂に至る道はたくさんあんねん。そんで一つの道を行ってみて違うて分かったら、他の道が見えてくる。それを繰り返しながら登って行けば、最後は必ず山頂にたどりつけるんやで」

そんなことは当たり前、何を今さらと思うかもしれません。

でも、これを本当の意味で理解し、日々実践している人は少ないんじゃないでしょうか。

それと、この一文では山頂へ至る道はたくさんあるけど、山頂は一つと受けとれます。

山頂自体も一つではなく、いくつもあるはずです。

人は生きる中で様々な山頂を見つけ、そこに到達しようと思いますしね。

そういう意味でいうと、ある山頂にはたどり着けなかったけど、新たに現れた山頂にトライすることもできます。

そういう生き方、しんどいですけど(笑

まとめ

夢をかなえるための直接的なヒントが得られるわけではありませんが、知っておいたほうが良いことはいろいろと散りばめられているんじゃないでしょうか。

実践すれば確実に人生を豊かにしてくれますが、作中にもあるとおり、面倒なのでみんな続かないんですよね。

単純に読み物としても楽しめますので、肩肘張らずに読む自己啓発本としてはおすすめです。

第一弾、第二弾についてはこちら。

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