私はメインのスマホとしてHuaweiのP10 liteを使っているのですが、端末自体の質感や使用感に関してはかなり満足しています。
むしろ価格のことを考えたら、ちょっとした衝撃でした。
長い間、iPhoneを使っていたのですが、Appleの囲い込み戦略に嫌気がさしてAndroidに乗り換えたのは正解でしたね。
詳しくは上の記事で書いていますが、とにかく自由をこよなく愛する自分としてはAndroidとiPhoneでどちらでも大差ないという状況は嬉しい限りです。
ただ、P10 liteで気になるのがセキュリティ面です。
以前、Huaweiのスマートフォンが中国に情報を送信しているのではないかというニュースが流れました。
いわゆるバックドアと呼ばれているものです。
今回はAndroidのスマホを使っていて身近に起こりうるセキュリティリスクについて書いてみました。
そして、そのセキュリティリスクを徹底的に排除する手段についても触れています。
といっても、アンチウイルスなどの話ではなく、もっと別の方法です。
アンチウイルスなどに関しては以下で書いています。
バックドアの脅威
バックドアは正規のルートではない、まさに「裏口」としてシステムに侵入するものですが、まずすべてのバックドアが危険というわけではありません。
私はITエンジニアとしてモバイル開発に携わっているのですが、開発過程でバックドアを設けたりします。
収集したデータを利用して開発効率を上げたり、品質向上を目指すわけです。
それにAppleやGoogleも端末の情報を定期的に収集していますし、これも見方を変えるとバックドアと大差ないです。
問題はなんの目的で、どのような情報を収集しているかです。
それによって、利用者にどのような脅威が生まれるのかが変わってきますので。
Huaweiに聞いてみた
実際どうなのか、Huaweiのサポートセンターに問い合わせて聞いてみました。
もちろん真正面から聞いてどこまで本当のことを話してくれるかはわかりませんが、参考までに。
結果としては「以前問題になっていたソフトは日本の製品にはインストールされていない」とのこと。
これだけで安心はできませんが、参考までに。
Androidはセキュリティリスクが高い
P10 liteの使い勝手には非常に満足しているのですが、セキュリティに関しては懐疑的です。
P10 liteというよりも、Android全般に対してですが。
iPhoneのアプリはAppleへの有料のデベロッパー登録を行い、そこそこ厳しい審査を通らないと公開できません。
Androidは無料でアプリを公開できますし、審査もあってないようなものです。
悪意のある人間がスパイウェアやマルウェアを仕込むなら、圧倒的にAndroidのほうが楽です。
デジタルの世界の脅威によって何が起こるのか
仮にバックドアやスパイウェア、マルウェアといったものの被害にあった場合、具体的にはどういったことが起こるのか。
インターネットというデジタルな世界の脅威ってなると、漠然とした不安を持っている人も多いんじゃないでしょうか。
自分の個人情報が抜かれたら、とんでもないことが起こってしまうのでは・・・。
でもですね、そんな大したことは起こりません。
起こるのは、ほぼ金銭的な被害です。
攻撃者はみんなお金目的ですので。
「金銭的な被害が一番困るわ」ということでしたら、すみません。大したことです。
私から言わせると、お金目的なんてわかりやすいので対処しやすいんですけどね。
個人情報なんてすでに漏れている
個人情報が漏れるということに関しては、そんなものはとうの昔に漏れまくっていると考えたほうが現実的です。
ネットで買い物したり、サービスの会員になったり、個人情報をいたるところで入力していると思います。
その時点でなんらかの形で漏れていると思ったほうが賢明です。
個人を特定されていなくても、Googleには趣味から買い物の傾向、居住地までいろいろと知られていますので。
もちろん、知られないように設定することもできますが、やりすぎると結局不便ですからね。
セキュリティリスクを徹底的に排除する
あまりにセキュリティリスクを気にし過ぎていると本末転倒になってしまいますが、私が日々行っている対策を紹介しておきます。
それはAndroidとiPhone(もしくはiPad)、パソコンを使い分ける方法です。
普段使いはAndroidですが、ネットで買い物をしたり、振込をする場合は私はiPadを使います。
もちろん、iPadはリスクのあるサイトなどには近寄らないように気をつけています。
さらに定期的に工場出荷状態に戻しています(笑
ここまではしなくてもいいかもしれませんが、より安心です。
外出先で買物や振込ができないという不便さはなくもないですが、そこは安全性を優先していますね。
金銭的な脅威っていうのも実はそんなにパターンはなくて、一般の消費者が被害を受ける可能性はネットバンキングの口座とクレジットカードの不正利用ぐらです。
もっと複雑な被害もありますが、それは詐欺と同じように人が人を騙すタイプですので。
ネットバンキングはワンタイムパスワードを利用しているので、不正利用される可能性は低くなってきているかと。
クレジットカードは意外と簡単に不正利用される可能性があるので、ネットで使うときは注意が必要かと。
それと、場合によっては60日以内であれば不正利用の保証があるので、取引明細はチェックする習慣を身につけたほうがいいですね。
私はiPadを使った対策を取っていますが、ウイルス対策が施されているパソコンでもいいと思います。
昔使っていたiPhoneでもいいですね。
まとめ
Androidのスマホで安心してネットバンキングやクレジット決済ができればそれに越したことはないんです。
現状は残念ながらそうではないので、個々でリスクを負って使うか、対策を取る必要がありますね。
自分としては最も簡単で確実な方法でセキュリティリスクの大部分を回避しています。
P10 liteについてはこちらもおすすめ。