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サッカー日本代表 W杯前の強化試合スイス戦の結果と戦評

サッカー日本代表のワールドカップ直前の強化試合、スイス戦の試合結果と戦評です。

ハリルホジッチ監督が解任されて西野監督に交代してから2戦目。

前回のガーナ戦では状態がより酷くなっているのではという収穫しかありませんでしたが、今回はどんな結果になるのか。

先発メンバー

GK

1 川島永嗣(メス)

DF

5 長友佑都(ガラタサライ)
21 酒井高徳(ハンブルガーSV)
22 吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)
20 槙野智章(浦和レッズ)

MF

4 本田圭佑(パチューカ/メキシコ)
17 長谷部誠(フランクフルト/ドイツ)
11 宇佐美貴史(デュッセルドルフ/ドイツ)
8 原口元気(デュッセルドルフ/ドイツ)
18 大島僚太(川崎フロンターレ)

FW

15 大迫勇也(ケルン→ブレーメン/ドイツ)

戦評

日本のフォーメーションは4−2−3-1。

試合立ち上がりは、本番前の強化試合ということもありのんびりとしたものに。

と思っていたら、スイスが日本のサイドを破って決定機一歩手前のチャンスをいくつか作り出します。

前半8分、大島が不用意な形でボールを奪われ、ピンチになるもなんとかきり抜けた日本。

その後も何度かスイスにゴール前までボールを運ばれるが、デュエルでは劣勢でも数で守る日本。

日本も何度かスイスのゴール前までボールを持って行くが、最後のクロスなどの精度を欠き、見せ場はそれほどなし。

前半24分、少し遠めから大島がミドルシュートを放つが、GK正面。

直後の前半25分、スイスは左サイドからのロングボールをヘディングで合わせるが、右に逸れます。

このとき、日本のディフェンスは完全にボールウォッチャー。

前半28分、スイスは流れるようなパスワークから右サイドの奥深くまで侵入するが、クロスは大きく外れます。

ボール支配率は完全にスイスで、日本は全体的に低い位置で守備のブロックを構築。

前半32分、日本の遅攻から最後は大島がミドルシュート。威力は充分だったが、GK正面。

前半36分、なんでもないスイスの縦の浮き玉を日本はディフェンスとGKの連携不足からピンチを招いてしまいます。

ボールはスイスFWの頭にあたり、無人のゴールへ。

しかし、運よくポストに当たって日本は命拾い。

ここで大迫が背中?を痛めて武藤と交代。

前半40分、左サイドからスイスの選手がドリブルで一人を交わし、ペナルティエリア内に侵入したところで吉田が倒してしまいます。

PKでスイスが先制。

強化試合で弱点をもろにさらけ出してしまった日本・・・。

気を良くしたスイスは日本陣内へとさらに攻め込んでくるが、ここで前半終了。

メンバーの交代なしで後半スタート。

後半2分、日本はゴール前でファールを取られ、さっそくFKを献上してしまうがボールは枠を外れます。

スイスは前半に比べて余裕が出てきたようで、落ち着いたボール回しを展開。

後半の序盤は日本は完全にスイスの練習台状態に。

後半10分、宇佐美に代えて乾を、酒井高徳に代えて酒井宏樹を投入。

ここから日本が少しボールを持てるように。

しかし、パスは回せるがスイスの守備のブロックはほとんどずらせないというお決まりの展開。

サイドにスペースがあり、原口が何度か抜け出すもスイスは中で跳ね返せばいいだけ、といった様子。

このあたり、クロスの精度が悪い日本の弱点がまたもや白日のもとに・・・。

後半23分、スイスに左サイドを個人技で破られ、シュートまで持ち込まれるもボールは左に外れる。

後半26分、大島に代わって柴崎を投入。

後半30分、本田に代わって香川を投入。

後半37分、スイスは自陣のゴール前からスルスルと抜け出し、左サイドから逆サイドにふわりとしたクロスをあげ、最後は中に折り返し2点目をゲット。

そこから日本も反撃を試みるが、疲れも出てきてそのまま試合終了。

何一つ明るい材料がなかったスイス戦でした。

ハリルホジッチを解任してスポンサーの意向を汲むビジネスを優先してしまったことで、チームとしては完全にゼロところかマイナスにまで戻ってしまった日本代表。

自分たちのサッカーどころか、何を狙いとしているのかさえも見ている側としてはわからない最悪の状況です。

個人では頑張っているのでしょうが、個人能力で劣るスイス相手にチームとしての完成度でも劣っているのでは、当然の結果でしょう。

おそらくこのまま本番を迎えるであろう日本代表。

結果を求める唯一の方法は、8年前の南アフリカ大会のときのような弱者のサッカーしかないように思えます。

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