ついに待ちに待った瞬間がやってきました。
ロシアワールドカップ 、日本の初戦の相手は南米の強豪コロンビアです。
忖度ジャパンとか言われ、世の中ではあまり盛り上がっていないようですが、そんなの関係ありません。
正直、ハリルホジッチの本番での采配を見てみたかったのですが、代わってしまったものは仕方ありません。
後を引き継いだ西野監督に期待です。
それにプレイするのは選手ですし、ピッチに立った限りは全力で戦ってほしいですね。
先発メンバー
GK
1 川島永嗣
DF
19 酒井宏樹
22 吉田麻也
3 昌子 源
5 長友佑都
MF
10 香川真司
14 乾 貴士
7 柴崎 岳
17 長谷部誠
8 原口元気
FW
15 大迫勇也
召集されたメンバーでは順当じゃないでしょうか。
前回のパラグアイ戦で結果を出した選手を中心に起用してきた西野監督。
フォーメーションは4-2-3-1です。
前半
かなり静かな試合の立ち上がり。
両チームとも慎重にゲームに入っている様子です。
前半3分、いきなり日本にチャンス。
大迫が相手DFと入れ替わり、GKと1対1に。
シュートは防がれるも、香川がこぼれ球に反応。
香川のシュートをCサンチェスが手でとめてしまい、一発レッドで退場してしまいます。
しかもPKというおまけつき。
これを香川が決め、なんと日本が先制。
一人多い日本は落ち着いてボールを回し、コロンビアを誘い出したうえで裏を狙いところ。
ですが、なぜか縦に急いでしまいます。
そのため、あっさりとコロンビアにボールを渡してしまい、前半7分、10分、12分と立て続けにコロンビアに攻め込まれてしまう日本。
しかし、決定的なピンチには至らず。
逆に前半15分に香川が敵陣中央にドリブルで侵入し、左斜め前の乾にラストパス。
走り込んだ乾がダイレクトでシュートしますが、ボールは右に外れます
ここからはオープンな展開となってしまい、コロンビアに左右からチャンスを作られます。
しかし、日本はここでボールを回し、試合を落ち着かせます。
前半31分にクアドラードに変えてバリオスを投入。
右サイドの突破力のあるクアドラードを交代させてまで、中央のディフェンスラインの前のスペースをケアすることを選択したコロンビアのペケルマン監督。
直後の前半32分、大迫が相手ディフェンダーのバックパスをカットし、そのままペナルティエリア左斜め前からシュート。
これは大きく右に外れてしまいます。
前半の残り10分、日本は疲れか、メンタル的に守りに入ってしまったのか、コロンビアの攻撃に対して受けに回ってしまいます。
その流れで、ペナルティエリア斜め右からのFKを取られ、これをキンテーロがグラウンダーのシュート。
川島がキャッチしたように見えましたが、ラインを超え、ゴール。
試合は1-1の振り出しに。
少し気落ちしたようにも見えた日本ですが、そのまま前半終了。
後半
両チームとも交代なしで後半のキックオフ。
前半でなかなか数的優位を活かせず、ボールロストを繰り返していた日本でしたが、後半は落ち着きを取り戻し、ボールを回しはじめます。
後半9分、香川から前方の大迫にスルーパス。
大迫はうまく体を使って、相手と入れ替わり、シュート。
しかし、これはGKの好セーブに阻まれます。
後半14分、コロンビアはキンテーロに代わってハメスロドリゲスを投入。
その直後、日本が右サイドでFKを獲得。
柴崎のクロスに吉田が打点の高いヘッドでゴールを狙うも、ボールは枠の左へ。
後半16分、左サイドの乾から柴崎へ渡り、右サイドをオーバーラップしてきた酒井へとふわりとしたパスが通ります。
これを酒井がワントラップしてシュート。
しかしボールはゴールの左へ外れます。
後半20分を過ぎる頃になると、コロンビアは完全に守備のブロックを下げ、日本を待ち構える展開に。
日本はほとんどプレッシャーを受けない状態でボールを回します。
後半25分に香川と交代で本田が入ります。
後半28分、相手ゴール前でパスを回し、最後は酒井が右足で決定的なシュートを放つも、相手DFに当たって、CK。
CKを本田が蹴り、大迫が頭で合わせます。
ボールは右のゴールポストにあたり、ネットを揺らして日本が2-1と突き放します。
後半30分を過ぎるとコロンビアが立て続けに攻撃を仕掛けてきますが、日本も体を張って守ります。
危なかしいシーンもいくつかありましたが、徐々にコロンビアの攻撃に慣れてくる日本。
後半40分前後になってくると、コロンビアも疲労の色が見えはじめ、攻撃が単調に。
それ以上に疲労の色が見えはじめてきた日本。
なんとか気持ちで相手の攻撃を跳ね返します。
5分もあったロスタイムをなんとか凌ぎきり、日本が勝利!
ワールドカップではじめて南米相手に勝ち点3をゲットしました。
総評
とにかくワールドカップ本戦で、日本に求められるのは結果。
内容がどうであれ、南米相手に勝ち点3はものすごく価値あるものでしょう!
印象的だったのが、日本はとにかく慎重に試合を進めていました。
前回の敗戦がよほどこたえていたのでしょう(笑
あと、ハメスロドリゲスが試合に出られないことがスカウンティングでわかっていたのか、柴崎を起用し、全体的に攻撃的な布陣にしたのも結果的には良かったかと。
マンオブザマッチは大迫じゃないでしょうか。
ゴールも決めたし、1点目のきっかけにもなり、攻撃を牽引していました。
それに柴崎の安定感のあるプレーも素晴らしかったです。
香川は10番の役割をきっちりこなし、乾は日本に落ち着きをもたらしていました。
原口のハードワークも光っていましたし、長友も良かった。
吉田と昌子のセンターバックコンビも完璧な仕事をやってのけました。
とにかく初戦を白星で飾れたことはグループリーグ突破において、かなり大きいかと。
おめでとう、日本代表!