旅行やビジネス、海外に行く理由は様々かもしれませんが、せっかくなので現地では日本ではなかなか味わえないものを食べたいですよね。
私も香港にプライベートや仕事で何度か訪れているのですが、そのたびに現地の美味しい店を探しては食べに行っています。
といっても、根が貧乏症なので安いローカルフードばかりを食べ歩いているのですが・・・。
正直、最初の何度かは同じく仕事で訪れている台湾に比べると、食事は今一な印象だったのですが、最近は変わってきました。
口に合う合わないもあるでしょうし、行く店を厳選したらかなり自分の口に合う店に巡り合えるようになってきましたね。
そこで今回は、私が香港の中でも香港島エリアで食べたお店の中でも特にお気に入りを厳選してお届けしようと思います。
ちなみにそれぞれ値段を一応書いていますが、香港はちょくちょく値上げされますので、あくまで参考価格としてください。
九記牛腩
地下鉄の上環駅から5分ぐらいのところにある、超人気の麺の店です。
昼夜ともに何度か行っているのですが、いつも行列ができるほどの人気店です。
日本人観光客も多く訪れるようで、メニューは日本語もあるので安心。
これは牛肉の入った太麺(HK$45)です。見た目とは違い牛肉に臭みは一切なく、麺も癖になる食感です。
こちらはカレー味の太麺(HK$46)。カレースープと平べったい麺が絶妙に絡みます。これやばい。癖になりそう・・・。
店内はいつも混在しているため、こちらから店員を捕まえないとなかなか注文をとってくれなかったりしますので、ご注意を。
香港の麺の店の中ではピカイチです。
蕃薯苗小館
北角という香港の下町的なところにある担々麺が美味しい店です。
実は北角は担々麺激戦区だそうで、確かに多いかも。他にも2店舗ほど北角で担々麺を食べたのですが、私のお気に入りはここです。
感動的な美味さとまではいかないですが、これぞ「担々麺」って感じで、他の料理もかなりレベルが高いです。
担々麺って本場だと、メインの料理ではなく数ある料理の中の一品って感じです。なので、日本のラーメン感覚とはちょっと違うので、日本人が食べると「あっさり」した印象を受けるかもしれません。
胡麻の風味が堪らない担々麺(HK$33)。私はかなり好きなのですが、人によっては薄味に感じるかもしれません。
チャーハン(HK$40)が激ウマ。日本の中華料理屋やラーメン屋で出てくるものとは別物。脂っぽさはなく、それでいて油と調味料がパサパサのタイ米と絶妙に絡み合っています。
坤記煲仔小菜
「坤記煲仔小菜」は香港島のビジネス街にあるMTRの中環駅(セントラル)から2駅西に進んだ西營駅の近くにある煲仔飯(ボーチャイファン)のお店です。
煲仔飯は小さめの土鍋に米を入れ、その上に具材を乗せて炊き込みます。出来上がりに20分ほどかかるので、ご注意を。
上に乗せるものとしてポピュラーなところでいうと、牛肉や豚肉、鶏肉です。逆に変わり種だとカエル肉ってのもあります。
私はあまり食に関しては冒険しないので、主に牛肉と鶏肉という安全圏で大人しくしています。
定番の鶏肉の煲仔飯(HK$33)です。
タレをかけて、混ぜるとこんな感じになります。
食欲をそそられるビジュアルじゃないですか!?
この店の良い点は、タレが小皿で出てくるので、自分で味付けを調整できるんです。
鶏肉と醤油ベースのタレ、米がそれぞれの役割を完璧にこなしてます(笑
また、底にできるおこげがパリパリでたまりませんよ!
煲仔飯以外にも、青菜をキノコ、ニンニクと塩ベースのスープで茹でたもの(HK$40)がめっちゃ美味いです。
ひとたび口の中へ運ぶと、青菜とニンニクがそれぞれの短所を消し合い、長所を引き立て合いますよ。
美味廚 銅鑼湾店
上海料理の人気チェーン店です。
私はあまりチェーン店は行かないのですが、ここは店内も綺麗で味も文句なしですので、落ち着いて食事をしたい時などは利用しています。
店内は非常に綺麗です。
この店の人気メニューは排骨菜飯(HK$52)です。
甘辛いタレが染み込んだスペアリブにかぶりつき、菜飯を書き込むと口の中に幸せが広がります(笑
私はかなりの米好きなので、これは何杯でもいけそうです。
こちらは雲呑スープ(HK$52)。スープ自体は比較的あっさりですが、中に入っている雲呑は肉がぎっしり詰まっていて、満足感がすごいです。
今回紹介している他の店に比べると客単価は少し高めですが、料理のクオリティ、店の雰囲気などを考えると納得できます。現にいつも地元の人たちで店内は混み合っていますので。
羅富記粥麪有限公司
最後は粥の店。
場所は中環の駅から北に7、8分ほど歩いたところです。
粥といえば、日本人の感覚からすると風邪で寝込んだ時ぐらいしか食べないと思いますが、香港では立派な朝食です。
そして、ここの粥は味も量も満足感が半端無いです。
店内では、おじさんが大きな鍋を常にかき回しています。
これが定番の肉片粥(HK$35)です。
見た目は地味かもしれませんが、絶妙な塩加減と、肉のダシが身体に染みます。
それに、粥なのでするすると胃に入っていくのですが、肉が結構しっかり入っているため、食べ終わることには結構な満腹感になります。
香港で粥にハマってしまって、ここ以外にも10店以上は行きましたが、ここの粥が自分にとっては一番です。香港に来たら、必ずここに寄ります。
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