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GoPro HERO6をユーザー視点で実機レビュー

アクションカメラといえば、GoProです。

最近では中華系の格安アクションカメラが出回っていますが、本格的なアクションカメラとなれば、やはりGoProでしょう。

今回はGoProが発売している中でもフラグシップモデルであるHERO6(CHDHX-601-FW)の実機レビューです。

・GoProってなに?
・HERO6ってなに?
・GoProってそんなにすごいの?
・HERO6に興味があるけど高いし、迷っている
・アクションカメラに興味があり、はじめからしっかりしたモデルを買っておきたい
・格安アクションカメラでは満足できなくなってしまった

そんなあなたにGoProの実機レビューをお届けします。

ちなみに私はアクションカメラを複数台持っていますが、別にマニアでも専門家でもありません。

ロードバイクに装着したり、旅行のときに使ったり、シュノーケリングで海の中を撮影したりと使い倒してはいますが、あくまで普通の使い方です。

ですので、一般的なユーザー視点でHERO6について語っていきます。

正直、GoProの中でもHERO6はお値段が貼ります。

なのでそんなに気軽に買えるモデルではないでしょう。

そこで数万円は限りなく高価な買い物という一般的な金銭感覚を持つ者として、HERO6は買いかどうかガチンコでジャッジしてみたいと思います。

アクションカメラとは

HERO6のレビューの前に簡単にですが、アクションカメラについて紹介しておきます。

アクションカメラは撮影者目線から見た動画や写真を撮ることを目的とした小型カメラです。

広角レンズを搭載しているので、視野の広いライブ感のある写真や動画を撮ることができます。

さらに、小型軽量のため、自転車やバイク、サーフボード、場合によっては身体にも取り付けることができます

アクティブな趣味を行う際に、そこまでカメラを意識せずに動けるのがアクションカメラの最大のメリットです。

GoPro HERO6のスペック

GoPro HERO6のスペックです。

GoPro HERO6 Black
動画解像度4k/60fps 1080p/240fps
写真解像度1200万
画面サイズ2インチ
幅×高さ×奥行き65x45x35 mm
重量95g
防水10m(ハウジング不要)
手ブレ補正あり
バッテリー1220 mAh

 

機能面では以下のようなものがあります。

・ディスプレイがタッチに対応
・1080p240fpsのスーパースローモーション
・ボイスコントロール(7ヶ国語)対応
・電子式手振れ補正がさらに進化
・GPS搭載
・ズーム機能を搭載

さすがGoProのフラグシップモデルです。

安いアクションカメラにはないタッチディスプレイであったり、ボイスコントロール、強力な手振れ補正が惜しげも無く搭載されています。

GoPro HERO6の開封

ネットで注文したGoPro HERO6が届きました。

ダンボールから出すとこのような状態です。

シンプルなケースですが、小洒落ています。

GoPro HERO6の13

ケースから出すと、GoPro HERO6の本体はマウントフレームに守られている状態です。

GoPro HERO6の14

GoPro HERO6の内容物です。

GoPro HERO6の15

格安アクションカメラの内容物の多さに比べると少しさみしい気もしますが、性能重視でカスタマイズは各々でということなのでしょう。

マウントフレームを外すと、ようやく本体とご対面。

正直なところ、本体そのものはあまりカッコヨクはないですね。

ちょっと野暮ったいというか、あくまでも機能重視なんだなという印象。

GoPro HERO6の1

ディスプレイ側です。

GoPro HERO6の4

ディスプレイ点灯時。

GoPro HERO6の7

左側に電源ボタンがあります。

GoPro HERO6の2

右側には蓋があって

GoPro HERO6の3

開けると、HDMIとUSBの出力端子があります。

GoPro HERO6の16

上部に撮影ボタンがあります。

GoPro HERO6の5

底部分にはバッテリとSDカードを収納する蓋があります。

GoPro HERO6の6

GoPro HERO6は直感的に様々な操作や設定が行えるように配慮されていますね。

画像が荒くてすみませんが、これがメインの画面です。

GoPro HERO6の12

画面下側に左から撮影モード(動画、静止画の切り替えなど)、解像度、フレームレート、画角(広角、スーパービュなど)が表示されており、現在どのような設定になっているかが一目でわかります。

そして、それぞれの表示部分をタッチすると、設定画面に切り替わります。

例えば、解像度をタッチすると解像度の設定画面といった具合です。

GoPro HERO6の8

フレームレートはこちら。

GoPro HERO6の10

画角です。

GoPro HERO6の11

これらの操作は直感的で少し触っただけですぐに覚えられるかと。

格安アクションカメラに比べると、タッチ操作は本当に便利です。

直感的に操作が可能ですし、アクションカメラを使うのは大抵が屋外になりますので、その際にあれこれ迷うことなくシンプルに操作できるのは小さな製品を扱う上では楽でストレスがないですね。

GoPro HERO6での現実的な解像度とフレームレート

買ってみて気づいたのが、4K動画は自分にはまだ早かったということです。

というのも、解像度を4K、フレームレートを60fpsに設定した動画を再生するにはHEVC(H.265)に対応している必要があるためです。

GoPro HERO6の17

HEVC(H.265)は動画圧縮規格の一つで、これが少し厄介です。

HEVC(H.265)がこれから標準的に採用されていくのはほぼ間違いなさそうですが、現在は対応しているハードウェアが比較的最新のモデルに限定されます。

Macでいうと2016年以降のモデルですし、WindowsだとHEVC(H.265)を再生できる拡張パッケージ「HEVC Video Extension」に対応しているのは第7世代Coreプロセッサーだけです。

私のメインで使っているMacbook Proは2015年モデルなので、非対応・・・。

メインで使っているWindowsノートは第7世代Coreプロセッサーを搭載しているので対応はしていますが、ディスプレイがMacのRetinaに比べていまいちなので、4kで再生しても本末転倒な感じになってしまいます。

スマホやタブレットであれば4kで再生できるのですが、画面がそもそも小さいので4Kである必要は全くなし・・・。

ただいま、4k対応ディスプレイを購入するか思案中です。

GoPro HERO6で動画を撮影してみた

実際にGoPro HERO6で動画を撮影してみました。

解像度が2.7kと1080pの二つです。

フレームレートは両方とも60fpsです。

まずは解像度が1080pの動画です。

続いて2.7k。

YouTubeにアップするとかなり画質が落ちてしまいますね。

実際はこれよりもはるかに綺麗な動画が撮影できます。

1080pと2.7kの違いですが、Macの13インチのディスプレイや20インチ前後の外部ディスプレイでは正直あまり差は感じません。

55インチのソニーのブラビアで見ると、1080pが少し荒いかなという程度です。

ただ、意識して見ても「うーん、2.7kのほうが綺麗かな・・・」というレベルです。

何も言われずにそれぞれ見せられたらどちらが綺麗とか普通の人は判別つかないと思いますね。

GoPro HERO6の手振れ補正について

私がGoPro HERO6を買った1番の理由は手振れ補正にあります。

前モデルのHERO5も手振れ補正がついていましたが、少し物足りない印象でした。

GoPro HERO6は手振れ補正が大幅に進化したという評判を信じて買ってみました。

で、結果としてはかなり満足できるレベルで手ブレを抑えてくれているという感想です。

上の動画でも、特に気にすることなくカメラを持っているのですが、揺れは最小限に抑えられているんじゃないでしょうか。

正直、はじめて撮影した映像を見たとき「映像も綺麗だし、ブレてないしめちゃめちゃスゲー!」と感動しました。

これであれば、手振れ補正を抑えてくれるジンバルがなくても、ある程度までならブレのない映像を撮影することができます。

満足度の高い手振れ補正ですが、1点だけ気になる部分があります。

この手振れ補正、いわゆる光学式ではなく、ソフトウェアで補正しているようなので、カメラの向きが変わったタイミングで少し強制的に画面が動く感じを受けます。

場面によって気にならないときもあれば、気になるときもあって、これが即ストレスになるって訳でもないんですが、完璧!とまではまだいってないこともお伝えしておきます。

もちろん、価格のことを考えたら、手ブレ補正に関する満足度はかなり高いですよ。

GoPro HERO6で気になる点

GoPro HERO6を使っていて、いくつか気になる点がありましたので、紹介しておきます。

HDMIとUSBの出力端子の蓋が開けずらい

なんでこんなに硬いんだ!というぐらいHDMIとUSBの出力端子の蓋がとにかく開けずらいです。

個体差で自分のHERO6だけなんだろうか・・・。

重量がそこそこある

これは格安アクションカメラなどに比べて、ということなんですが。

ちょっと重量感がありますね。

持って歩くぐらいならそう気になりませんが、激しいアクションをする場合、例えば自転車に装着する場合はちょっと意識してしまいますね。

まあ、数十グラムの差なんですけど・・・

バッテリが取り出しにくい

なかなか本体から出てきません(笑

あんまり強く引っ張ると、接続部分が一緒についてきそうで怖いです。

以前、別のアクションカメラでそのようなことがあり、お亡くなりになったので。

それがトラウマになっていて、力づくで取り出すというのに抵抗があります。

まとめ

すごい時代になったな、と。

4万前後で手に入るアクションカメラでここまでの映像が気軽に取れるなんて、嬉しい限りです。

迷っている人にアドバイスするとしたら「使うのであれば、買って損はない製品」です。

確かに1万以下で買える格安アクションカメラに比べると、価格の差は小さくないです。

ただ、撮影できる映像のクオリティの差も小さくないかと。

YouTubeでGoPro HERO6と格安アクションカメラで撮影した映像を比較していますが、それだとあまり差がないように見えます。

でも、実際に自分で撮影すると思いの外、差があるんですよね。

やはり1番の差は手振れ補正です。

いくらフルハイビジョンの映像であっても、手ブレがひどいと見る気になれませんので。

格安アクションカメラもそこそこの映像を撮影できる優れた製品ですが、少しでも予算に余裕があるのであれば、GoProは新しい映像体験をあなたに提供してくれますよ。

先日、ベトナムにGoPro HERO6を持っていって、いろんな場面で撮影してみたのですが、めちゃめちゃ綺麗に撮れてて買って本当に良かったと思っています。

2.7Kで撮影したのですが、まるでBSでやっている「世界ふれあい街歩き」という番組のような映像が撮れていましたよ。

一般人がこれほどの映像を数万円で撮れるようになるなんて、本当に良い時代です。

なんかGoProの回し者みたいですが、本当にアクションカメラは面白いですし、それが数千円〜数万で楽しめるようになったんですから、利用しない手はないです。

アクションカメラに関してはこちらの記事もどうぞ。

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