世界的に見るとタブレット市場は頭打ちのようですが、各メーカーは次々と新しいモデルを市場に投入しています。
こんなに新モデルが乱発されてメーカーは利益が出るんでしょうかね。
消費者にとっては選択肢も増えますので、良い環境ではありますが。
しかし、いっぽうでどれを買っていいか迷うという嬉しい悩みも出てきます。
そこで、今回は以下のポイントに焦点を当てて、最新のタブレットを比較してみようと思います。
・低価格である(5万円以下)
・コスパに優れている
・比較的新しい機種である(できるだけ2017年モデル)
iPad Wi-Fi 32GB 2017年春モデル
基本スペック | |
CPU | Apple A9 |
メモリ | 2GB |
記憶容量 | 32GB |
OS | iOS 10 |
画面サイズ | 9.7インチ |
画面解像度 | 2048x1536 |
背面カメラ | ○(800万画素) |
前面カメラ | ○(120万画素) |
幅x高さx奥行 | 169.5x7.5x240 mm |
重量 | 469g |
バッテリー容量 | Wi-Fi 通信:10時間 ビデオ再生:10時間 オーディオ再生:10時間 |
タブレットの王道iPadの廉価版モデルです。
性能の数値上ではiPad Proと差がありますが、それはあくまで数値上でのこと。
ネットやSNS、アプリ、動画などのコンテンツを楽しむ程度であればまったくストレスなく使えます。
ただ、iPad Air2の後継モデルなのに厚さが6.1mmから7.5mmに、重量は437gから469gになっている部分に関しては残念ではあります。
しかしながら、4万円前後でこの性能のタブレットはコスパ的には優れているでしょう。
MediaPad M3 Lite 10 Wi-Fiモデル
基本スペック | |
CPU | MSM8940 1.4GHz+1.1GHz |
メモリ | 3GB |
記憶容量 | 32GB |
OS | Android 7.0 |
画面サイズ | 10.1インチ |
画面解像度 | 1920x1200 |
背面カメラ | ○(800万画素) |
前面カメラ | ○(800万画素) |
幅x高さx奥行 | 240x7.1x173 mm |
重量 | 460g |
バッテリー容量 | 6660mAh |
ここ最近絶好調のHuawei(ファーウェイ)が放つ、iPadと真っ向勝負の10.1インチの最新タブレットです。
CPUの性能的には上のiPad Wi-Fi 32GB 2017年春モデルには歯が立ちませんが、一般ユーザーが使う場合に果たしてどこまで体感できるかという話です。
この端末はiPadに比べると、僅かですが薄くて軽いです。
タブレットは”使いやすくてなんぼ”という側面もあります。
それになんといっても、価格がiPadに比べて1万円前後安いというのも見逃せません。
この価格帯ではかなりのアドバンテージです。
装備面ではスピーカーが4基もついていたり、マイクロソフトのオフィスソフト「Office Mobile」を標準装備していたりといった点もプラスです。
Huawei(ファーウェイ)は最近、低価格でデザインも優れたスマホやタブレットを次々と発売しています。
私も長年使っていたiPhoneからp10 Liteという機種に変えました。
MediaPad M3 Lite 10 Wi-Fiモデルを実際に触ってみた感想です。
MediaPad T3 Wi-Fiモデル KOB-W09
基本スペック | |
CPU | MSM8917 1.4GHz |
メモリ | 2GB |
記憶容量 | 16GB |
OS | Android 7.0 |
画面サイズ | 8インチ |
画面解像度 | 1280x800 |
背面カメラ | ○(500万画素) |
前面カメラ | ○(200万画素) |
幅x高さx奥行 | 124.65x7.95x211.07 mm |
重量 | 350g |
バッテリー容量 | 4800mAh |
Huawei(ファーウェイ)製の8インチタブレットです。
スペックを眺めると何一つ特徴のない(失礼!)タブレットなんですが、なんといってもサイズ感が素晴らしいです。
一昔前のNexus7という機種と似たサイズ感で、重量も350gとめちゃくちゃ軽いですので、ライトな使い方にぴったりなモデルです。
そしてなんといっても、価格が1万円台という安さがこのタブレット最大の売りです。
この値段であれば、通勤通学時に気軽に持ち運べますし、扱いにそれほど神経質になる必要もないかと。
CPUやメモリはやや物足りない感は否めませんが、ネットやSNS、アプリ、動画といった用途であれば必要充分でしょう。
ぶっちゃけ、1万円前後の激安中華タブレットは色々ありますが、Huaweiというメーカーがこの価格で出しているというのに大きな意味があると思います。
タブレットは内部のスペックだけではなく、手に持った感触や質感なども使い勝手に大きく影響を与えます。
ですので、数千円高くてもこういったメーカー製の激安タブレットのほうが総合的にみて、コスパは高いと思います。
ASUS ZenPad 10 Z301M
基本スペック | |
CPU | MediaTek MT8163B 1.3GHz |
メモリ | 2GB |
記憶容量 | 16GB |
OS | Android 7.0 |
画面サイズ | 10.1インチ |
画面解像度 | 1280x800 |
背面カメラ | ○(500万画素) |
前面カメラ | ○(200万画素) |
幅x高さx奥行 | 251.7x8.9x172.1 mm |
重量 | 470g |
バッテリー容量 | 4680mAh |
ASUS(エイスース)の10インチディスプレイを搭載した激安タブレットです。
ASUSといえばスマホのZenfoneシリーズが大ヒットしていますが、そのノウハウがタブレットにも惜しみなく注がれています。
スペック的には平凡ではありますが、デザイン製に優れていて、とても2万円前後とは思えない仕上がりになっています。
このあたりはHuaweiもそうですが、価格を抑えて見栄えの良い製品を作るという点において、中華圏は大きく日本勢を上回っています。
日本勢にもなんとか盛り返して欲しいのですが・・・。
ZenPad 10 Z301Mで少し気になるのが、厚さが8.9mmありますので、手に持ったときに実際の重量以上に重く感じるところですね。
この点に関しては、上のMediaPad M3 Lite 10に分があり、実際重量もZenPad 10 Z301Mのほうが10g重いのですが、それ以上に差があるように感じます。
基本スペック | |
CPU | MediaTek MT8735A 1.45GHz |
メモリ | 2GB |
記憶容量 | 16GB |
OS | Android 7.0 |
画面サイズ | 10.1インチ |
画面解像度 | 1920x1200 |
背面カメラ | ○(500万画素) |
前面カメラ | ○(200万画素) |
幅x高さx奥行 | 251.7x8.9x172.1 mm |
重量 | 490g |
バッテリー容量 | 4680mAh |
ZenPad 10 Z301Mの上位機種です。
違うのはSIMフリー、CPU、重量です。
SIMフリーモデルですので、SIMを指して使うことができるというのが最大の特徴です。
格安SIMを指して外出先でも使えますので、そういう用途でこのぐらいのサイズのタブレットを探している人にはぴったりのモデルかと。
価格も3万前後と非常にリーズナブル。
なぜかCPUのクロックを少し上げているのが謎仕様ですが・・・。
Lenovo TAB4 10 Plus ZA2M0085JP
基本スペック | |
CPU | APQ8053 2GHz |
メモリ | 3GB |
記憶容量 | 16GB |
OS | Android 7.1 |
画面サイズ | 10.1インチ |
画面解像度 | 1920x1200 |
背面カメラ | ○(800万画素) |
前面カメラ | ○(500万画素) |
幅x高さx奥行 | 247x7x173 mm |
重量 | 475g |
バッテリー容量 | 7000mAh |
最後はLenovo製のTAB4 10 Plus ZA2M0085JPです。
スペック的にはMediaPad M3 Lite 10 Wi-Fiモデルとガチンコなモデルです。
CPUがAPQ8053と聞きなれない型番なのですが、Snapdragon 625のことです。
なんともややこしい・・・。
デザイン的にはHuaweiやASUSのものに比べると野暮ったい感じもしますが、安定感のある誰にでも受け入れられる外観です。
Lenovoの主戦場はパソコンですが、そのノウハウと品質はタブレットにも生かされていますし、ある程度の信頼性があるかと。
しかし、これといった特徴がないのも事実。
ビジネス用途で社員に配るなどといったシチュエーションには向いていると思います。
Windowsタブレットも比較してみました。
軽くて薄いタブレットが好みの方はこちらもどうぞ。