どうも、フリーランスのITエンジニア兼ブロガー兼投資家のKerubitoです。
フリーランスのITエンジニアであれば一度はやってみたいリモートワーク(在宅)。
私は5年ほど前からリモートワークと常駐を繰り返しこなしています。
リモートワークを続けていると常駐したくなり、常駐しだすとリモートワークが恋しくなるというなんともどっちつかずの状態が続いていましたが、最近その状況から抜け出しました。
なぜかというと、半リモートの仕事をやっているからです。
週3日稼働で、週2日はリモート、週1日はクライアント先というスタイルになっています。
こういう働き方をしていると、知り合いのフリーランスから「そんな案件ある?」と聞かれます。
それに対して「世の中には探せばあるし、自ら作り出すこともできる」と答えています。
さらにつっこんで聞いてくる人にはもう少し詳しい話をするのですが、今回はその辺りについて書こうかと思います。
つまり、「フリーランスのITエンジニアがどうやったらリモートワークの仕事をゲットできるようになるか」についてです。
オールラウンダーなスキルを磨く
いくらリモートワークの門戸が広がっているといっても、エンジニア自身のスキルが不足していたら話になりません。
スキルといっても高度なプログラムの能力が必要とかそんな話ではないです。
何度も本ブログで自己申告しているのですが、私はITエンジニアとしてのスキルは普通です。
甘く見積もっても中のわずかに上程度でしょう。
そんな私でもリモートワークができるのはオールラウンダーなスキルを磨いているからです。
結局のところ、リモートワークで一番重要なのは「顧客を安心させられるか」です。
ではどうやったら顧客を安心させられるか。
それには相手の要求に満遍なく答えられることが求められます。
当たり前ですが、常駐でもリモートワークでも作業の内容は変わりません。
フリーランスであれば、たとえ実装をメインに案件に参画しても日々、様々なタスクが降ってくることが少なくないです。
我が身に降りかかる問題をバッタバッタとなぎ倒しているフリーランスであれば、リモートワークはそれほど難しくはないと思います。
顧客は日々のタスクが消化されていけば、それがリモートだとしても納得して報酬を払い続けてくれます。
そういう意味では、こういった経験を積んでいないフリーランスのITエンジニアにとっていきなりのリモートワークは厳しいかもしれません。
前提は覆る
リモートはNG。
現在はそんな案件がほとんどじゃないでしょうか。
これだけネットの環境が整っているにもかかわず、客先常駐というのは依然としてIT業界の常識であり続けています。
確かに10年前に比べればリモートの案件は徐々に増えてきていると言えるでしょう。
それでも全体に占める割合としてはそれほど多くないのが現実です。
客先に常駐して作業を行う。
これが前提となっています。
でもね、そんな前提はやりようによっては覆ります。
もっとも確実な方法は、その顧客にとって替えのききにくい存在となることです。
そうなれば、顧客も多少の弊害には目を瞑ります。
この傾向は顧客が中小企業であればあるほど強くなります。
はじめは常駐だったとしても、リモートでこれまでと同じ成果を出し続けることを約束できれば、人手不足が深刻な昨今では顧客も新たに発注先を探すリスクは犯さないといったことも充分あり得ます。
前提というのは実はそれほど意味のあるものではなかったりします。
ただ、顧客情報など情報漏洩につながるようなデータを扱っている顧客の場合はハードルが上がりますね。
冒頭でリモート案件について「世の中には探せばあるし、自ら作り出すこともできる」と書きましたが、私はこれまで前提を覆すことによって自らリモート案件を作り出してきました。
半常駐、半リモートを自ら作りだす
現在、私は週2日はリモート、週1日はクライアント先と上で書きました。
はじめの1ヶ月は客先常駐だったのですが、リモートでも問題なくタスクをこなせそうでしたので、クライアントにリモートでの作業を持ちかけたのです。
ただ、エンドユーザーとの定期的な打ち合わせや開発チーム内でのコミニュケーションもあったほうが効率的に仕事が進められそうだったため、半常駐という形で落ち着きました。
もし提案を受け入れてもらえなければ他の案件を探すつもりでしたが、すんなり話がまとまったため現在にいたります。
半分以上リモートというやり方は個人的にかなり気に入っています。
定期的に現場に行くことにより他の開発メンバーとも情報交換ができますし、現場の雰囲気も直に感じられますので。
所在地が不便な場所にあるクライアントが狙い目
これは完全に私の経験談なので、そういうこともあるという程度で読んでもらえればと思います。
不便な場所にあるクライアントはリモートワークの狙い目です。
フリーランスの仕事選びの基準っていろいろあると思いますが、その中に「自宅からクライアント先への通いやすさ」ってのがあるかと思います。
ITエンジニアの場合はほとんどの人が電車通勤でしょうし、場合によっては徒歩や自転車ということもあるかもしれません。
誰でも通勤時間は短い方がいいでしょう。
そして、この状況を逆手に取ります。
たまに不便な場所にクライアント企業があったりしますが、そうなるとなかなか人が集まらないんですよね。
その場合、報酬が高めに設定されたりするわけですが、報酬を下げる代わりにリモートワークを交渉するんです。
クライアントも自らのアクセスの悪さを認識しているので、案外この提案がとおります。
エージェントの登録は必須
いろいろ書きましたが、ある程度フリーランスの経験がある人であればまずはやってみるというのが手っ取り早いかと。
うまくいかなかったり、向いてなかったりしたら、客先常駐の案件に戻ればいいだけのことですし。
リモートワークの案件を探すのであれば、エージェントへの登録は必須かと。
数打ちゃ当たるじゃないですけど、仕事を紹介してくれる関係先は多ければ多いほど、可能性は広がりますので。
思いもよらぬところからリモートの案件へと話が繋がることもありえます。
自分で探すよりもプロのほうが圧倒的に情報量も保有していますしね。
私も何度かお世話になりましたが、おすすめは以下の二つです。
【業界トップクラス!】フリーエンジニア向け案件なら⇒ギークスジョブ
まとめ
フリーランスのITエンジニアにとっては完全に追い風が吹いています。
IT業界が成長し続ける限り、それは変わらないでしょう。
そして、ITは今後拡大はしても、縮小する可能性はかなり低いです。
だからといって、楽して報酬を得られるほど甘い世界ではないですが、取り巻く環境はどんどん良くなってきています。
これまで想像もできなかった働き方ができるようになってきているのに、それを活用しないのは自らその恩恵を放棄しているようなものです。
もちろん、人には向き不向きや価値観も違います。
ですので、フリーランスにはこういう選択肢もあるんだとまずは知ってもらえれば幸いです。