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TECH::EXPERTの実態を現役フリーランスエンジニアが調査してみた

どうも、フリーランスのITエンジニア兼ブロガー兼投資家のKerubitoです。

最近なにかと話題のプログラミングスクール。

その中の一つ、TECH::EXPERTというプログラミングスクールついて、中にいる人からいろいろ話を聞くことができました。

私は10年以上フリーランスでITエンジニアをやっており、当ブログでもそれにちなんだ情報発信をしています。

そのため、たまに「どうやったら未経験からIT業界に入れるのか?」といった質問を受けることがあります。

それに応えるため、以下の記事を書きました。

現役ITエンジニアが教える未経験からIT業界に転職する3つの具体的な方法

その中でプログラミングスクールについて触れているのですが、如何せん説得力に欠ける(笑

正直、そこまでプログラミングスクールについて詳しい知識があるわけではないので。

そんな不満というか、もやもやした状態だった私に天の助けが。

きっかけはカンファレンスの登壇依頼でした。

そのイベントの主催者が、偶然にも以前から気になっていたTECH::CAMPというプログラミングスクールの運営会社である株式会社divさんだったというわけです。

フリーランスのITエンジニアがカンファレンスで登壇した結果

これ幸いとさっそく取材を申し込むと、快く承諾してくださいました。

で、結果的にはTECH::CAMPではなく、TECH::EXPERTの取材となったのですが、これには理由があります。

TECH::CAMPはどちらかというと広く浅くプログラミングを学んで様々なことに役立てるという印象で、本気でITエンジニアを目指すのであれば、断然TECH::EXPERTという話を聞いたので、では本気のヤツでしょ。

というわけです。

本気でIT業界を目指している人、プログラミングスクールが気になっている人。

当記事を参考にしてください。

TECH::EXPERTがどういったものなのか、取材で明らかになったことを現役のITエンジニア目線で語りたいと思います。

提灯記事は書きません。

現役エンジニアとして、本気でIT業界を志す人へ向けたメッセージという意味合いも含め、記事を書きました。

TECH::EXPERTとは?

まずはTECH::EXPERTについて簡単に紹介しておきます。

TECH::EXPERTは未経験からITエンジニアへの転職、またはフリーランスをゴールとする、プログラミングスクールです。

学習スタイルは「短期集中」、「夜間・休日」、「オンライン」と三つに分かれています。

詳しくは公式サイトに載っていますが、オンライン以外は東京(渋谷)、大阪(心斎橋)、名古屋にある教室で受講することになります。

短期集中は平日の日中も受講が必要になってきますので、仕事をしながらは厳しいですね。

仕事をしながらであれば、夜間・休日かオンラインでしょう。

「短期集中」と「夜間・休日」はオンラインでの受講も可能です。

TECH::EXPERTはカウンセリングが必須

TECH::EXPERTを利用するにはまずカウンセリングが必須となります。

流れとしては

①HPから申し込み
②カウンセリングの日程を調整
③カウンセリングの実施

となり、カウンセリングにてスクールについて詳細を確認することができます。

TECH::EXPERTのカリキュラムは?

カリキュラムに関しては、基本の文法やお作法からはじまり、世間で運用されている(例えばメルカリなど)サービスもどきを構築するとのこと。

正直、カリキュラムがどんな内容かはあまり気にする必要はないかと思います。

どこも大差ないと思うんですよ。

このカリキュラムをやれば、開発のノウハウが身につく!

なんていう魔法のようなものがあればいいんですが、残念ながらそんなものは存在しませんので。

「じゃあプログラミングスクールで何を学ぶの?_」

という疑問が出てくるでしょう。

それについてはのちほど。

現役エンジニアが考えるIT業界が未経験の人に求めるもの

TECH::EXPERTの中の人にいろいろ疑問をぶつけたのですが、その前に「IT業界が未経験の人に何を求めているのか」について私の考えを述べておこうと思います。

もっというと、現役エンジニアがあとから業界に入ってくる人にこんなことを求めている、というようなものです。

エンジニアと企業が求めているものは違うというのもありますが、私はエンジニア採用の手伝いをした経験がありますので、それも含めての見解となります。

一言でいうと「想像力と行動力」。

これが重要。

想像力といっても、空想の話を考えるとかそんなものではないです。

めちゃめちゃシンプルだけど、誰でもできるとか簡単とか言いません。

仕事に関わるありとあらゆることに想像を巡らせられるか。

これに尽きます。

相手の考えていること、言わんとしていること、望んでいることを考えて、それに対して自分はどのような行動を取るべきか。

自分の求められている役割、何をアウトプットしなければならないのか。

どのような技術を身につけて、それをどのように価値として高めていくべきか。

他にもいろいろありますが、全部同じです。

想像し、行動できるか。

お気づきかもしれませんが、これって別にエンジニアリングに限ったことではありません。

他の職種でも言えることです。

しかし、ITエンジニアにはより必要になってくる能力かと。

「ITエンジニアってただプログラムを書くだけの仕事じゃないの?」

確かにそういった役割の人もいますが、私からするとそれはコーダーであって、ITエンジニアではありません。

ITエンジニアがプログラムを書くのは仕事の中の一部分であり、やらなければならないことは他にも山ほどあります。

ここでは割愛しますが、それらの仕事をこなすには「想像力と行動力」が必要になってきます。

いきなり未経験の人にこんなことをいうと嫌になってしまうかもしれませんが、これらは訓練、経験によって培っていけるものです。

だから、プログラムを書くということばかりに目を向けず、もっと視野を広く持ってもらいたいですね。

プログラミングスクールに期待したいこと

上でも書きましたが、プログラミングスクールのカリキュラムで体得できることなんて実戦では役に立ちません。

なぜなら実戦で役に立つことは実戦でしか得られないからです。

ではプログラミングスクールにいく意味ってなんなのか。

それは「メンターと呼ばれる元現役エンジニア、現役エンジニアがそばにいて、模擬戦ができる」というところにあるかと。

カリキュラムには課題があって、受講生はそれをこなすことになります。

受講生はそれを仕事として捉え、自ら期限を設けてやっつけます。

当然、わからないことがいろいろ出てくるでしょう。

それを相談するためにメンターがいます。

いわば、会社の先輩みたいなものです。

もちろん会社と違って、いつも優しく教えてくれるので気兼ねなく聞けるはず(笑

そうやって模擬戦をやって、ITエンジニアの仕事のイメージを持つことができますし、そこで想像力と行動力をつけるとっかかりもつかめるかもしれません。

独学ではこの模擬戦というのはよほど強い目的意識、想像力のある人でない限りまず無理でしょう。

TECH::EXPERTは模擬戦の場を提供してくれる

TECH::EXPERTは貴重な模擬戦の場を提供してくれます。

東京都と大阪であれば、実際に教室があるのでより臨場感のあるバトルを体験できるでしょう。

ただし、常に受け身の人には向いていないと断言できます。

TECH::EXPERTは自習というスタイルですので、何か教えてくれるのを待つような人は何も得られないかもしれません。

スクールという名がついていますが、一般的な学校と同じとは思わないほうがいいですね。

自ら模擬戦という意識を持って、「仕事」に取り組む姿勢が必要です。

そして、想像力を働かせればTECH::EXPERTが提供しているサービスが「模擬戦」であることはわかりますし、行動力を発揮すればカリキュラムをこなすのはそう難しいことではないと思います。

TECH::EXPERTの中の人にいろいろ疑問をぶつけた

模擬戦をやる上でTECH::EXPERTはどういったサービスを提供してくれているのか、いくつか気になったことを聞いてみました。

本当は大阪の心斎橋校にて取材をしたかったのですが、それは難しいということでしたので、メールでのやり取りになります。

Kerubito
どうして自習形式なのでしょう
TECH::EXPERT
プログラミング自体は学校でも教えているぐらい身近なもので、基本はそれほど難しくはないんです。ただ、エラーが発生し躓いてしまうと、一人ではなかなか解決するのが難しかったりします。そこでメンターが教室に常駐して、いつでも質問できる状態にしているんです。学校の勉強のようにメンターが教えるとなると、受講生の方それぞれの学習スピードも異なるため、非効率というのもあります。受講生の方々がそれぞれ自習し、わからないところだけメンターに聞く。これがプログラミングを学習する上で最も効率的と考えています。
Kerubito
世の中ではオンラインスクールはいろいろありますが、教室があるのはなぜですか
TECH::EXPERT
3つの理由があります。まずは「モチベーション管理」です。実際に教室に通うことによって、学習へのモチベーションを保ってもらいやすくなります。二つ目はチーム開発ですね。教室という空間に受講生の方々が集まることによって、チーム開発が可能となります。最後は人脈作りです。TECH::EXPERTで知り合った同士で横のつながりができたりしますので。
Kerubito
カリキュラムをこなすことが困難だったり、進捗に遅れが出る受講生の方にはどういった対応をされていますか?
TECH::EXPERT
TECH::EXPERTでは専属のライフコーチが学習完了まで二人三脚でサポートし、学習の進捗などに関しても相談することができます。
Kerubito
受講を途中でやめてしまう人の割合はどのぐらいですか?
TECH::EXPERT
短期集中コースで5%~10%ほどとなります。
Kerubito
TECH::EXPERTに向いてない人はどういった人でしょう。
TECH::EXPERT
短期集中コースですと600時間のカリキュラムを二か月半で学習します。1日10時間近く学習を行う為、「本気で人生を変える為にエンジニアになる」といったような強い意志や目的が無いと難しいかもしれません。
Kerubito
14日間の無条件返金保証についての詳細をお聞かせください(エンジニアを本気で目指したいけど、向いているか不安な方は多いかと思います)
TECH::EXPERT
■学習を開始したものの合わなかった
■学習時間の確保ができなかった
■家庭の事情で学習の継続が困難になった
など、14日間以内であれば無条件で返金致します。
https://tech-camp.in/expert/term

※こちらの第8条に詳細が記載されております!

Kerubito
キャリアアドバイザーはどのような(これまでのキャリアなど)方がされていますか?
TECH::EXPERT
元々人材業界の仕事をしていた所謂経験者がメインとなっています。

 

TECH::EXPERTの転職コースを受講完了すると、受講生は企業の求人を紹介してもらえます。それについて聞きました。

Kerubito
紹介される求人はどのような企業さんからですか?
TECH::EXPERT
大手企業~中小のベンチャー企業等、様々な求人を紹介しています。TECH::EXPERTでのみ採用を行う中小のベンチャー企業様もいらっしゃいます。
Kerubito
エンジニアへの転身に成功されている受講生さんの特徴があれば教えてください。
TECH::EXPERT
カリキュラムの受講だけでなく、自身でカリキュラム外の学習も進める方は企業からの評価も高いです。また、質問に対する受け答えができて、自己PRをしっかりと行える方等です。
Kerubito
独学よりもTECH::EXPERTを利用する最大のメリットをお聞かせください(最大と言っていますが、いくつでもOKです)
TECH::EXPERT
■最高の学習環境を準備し、600時間でプロのエンジニアになれます。
■わからないことはメンターに質問し放題、土日祝含め教室に通い放題です。
■専属のライフコーチが学習完了まで二人三脚でサポートします。
■キャリアアドバイザーが転職決定まで徹底支援します。
■一人ではなく、一生ものの同期と一緒に学習をスタートをするから挫折しにくいです。
■エンジニア養成プログラムでNo.1の実績があります。

忙しい中、私の意地悪な質問にまで丁寧に答えてくださいました。

まとめ:TECH::EXPERTはこんな人に向いている

まとめるまでもないですが、TECH::EXPERTはこんな人に向いているかと思います。

・自ら強い意志を持ってIT業界への扉を叩こうとしている人
・プログラミングを能動的に学べる人
・未来の自分に投資できる人(費用と時間)

個人的にすごいなと思ったのが上で質問している「14日間の無条件返金保証」ですね。

本気であっても、どうしても自分には向いてないと感じたらお金が返ってくるって、めちゃめちゃ背中押してくれてます(笑

これでやらない人はもうIT業界は向いてないと思います。

上で書きましたが、「想像力と行動力」がないとやっていけない業界ですので。

 

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