どうも、フリーランスのITエンジニア兼ブロガー兼投資家のKerubitoです。
ここ数年すっかり副業がブームというか、需要も増えてきていますし、興味のある人が増えてきているかと。
特にIT分野は人手不足もあって、エンジニアにとっては副業する環境が整いつつありますね。
私はフリーランスであり、会社員と違って本業と副業の境界線が曖昧なのですが、副業的なことはガンガンやってきました。
むしろ、現在ではどれが本業なのかわからない状態ですが・・・。
エンジニアとしての仕事も複数同時進行させていますし、このブログも副業みたいなものです。それに投資も。
で、そういう情報もブログに積極的に載せるようになって、こんな質問が寄せられるようになってきました。
「どうやって副業をはじめたらいいのか」
「副業する上で気をつけないといけないことって何?」
「副業は稼げるのか」
至極当然の疑問だと思います。
おそらく副業歴としては7~8年、副業収入が年間数百万を超える者として、エンジニアの副業への3つの疑問について答えていきたいと思います。
これら以外の疑問をお持ちの方がいれば、お問い合わせからどうぞ。
掲載の保証はできませんが、最低でも個別になんらかの返信はさせてもらいます。
どうやって副業をはじめたらいいのか
エンジニア向けの副業が世の中で増えてきている。
そんな情報を耳にしても、実際どうやって副業したらいいのか。
そんな疑問を持っている人もいるかと。
一番手っ取り早いのは、クラウドソーシング系のサイトで仕事を見つけることです。
クラウドソーシングは簡単にいうと「ネットを介した仕事のマッチングサービス」ですね。
有名なのはクラウドテック です。
私も何度か利用したことがありますが、とにかく発注者(クライアント)の数や案件が多いので、探しやすいというのがあります。
副業という括りでいうと案件数は少なく、なかなか表には出てきませんが探せば出てきます。
そして、出てきたらかなりお宝案件だったりしますので。
他にもいくつか副業向けの案件を取り扱っているサービスがあるのですが、週3~4はコミットしなければならないものが多くて、時間的制約が大きいですね。
ただ、このような案件を組み合わせれば案件の冗長化が完璧になります(笑
一方がなくなっても、もう一方で最低限は稼げますので。
副業という趣旨からは少し脱線しますが、これにちなんだ記事を紹介しておきますので、気になる方はどうぞ。
エンジニアで副業に興味のある人であれば、クラウドソーシングのことは知っている人も少なくないんじゃないでしょうか。
ただ、実際にこれらのサービスを使って仕事をした、つまり受注→納品→請求→入金という流れを経験したことがある、となるとそう多くないかもしれません。
闇雲にはじめても思わぬことが落とし穴になるかもしれませんので、注意点を次でまとめました。
副業する上で気をつけないといけないことって何?
会社員であれば、社則で副業禁止になっていないかの確認が必要です・・・みたいな当たり前のことはここでは割愛します。
もっと実践的な部分においての注意点です。
前述したクラウドテックを利用する上でも役に立ちますが、それ以外の全般において役立つことになるかと。
契約書や注文書(発注書)を必ずもらう
副業といっても仕事は仕事。
どのような内容であっても、契約書や注文書(発注書)は必ずもらいましょう。
まともな法人なら自社のフォーマットがありますので。
口約束なんかはもってのほか(笑
いくら条件のいい仕事であっても、それは罠と捉えるべき。
また、注文書(発注書)に以下のことが明記されているかを確認しましょう。
・成果物・提出物
・検査・検収条件
・納期
・請求・支払条件
・金額
・瑕疵担保期間
成果物・提出物と検査・検収条件については重要ですので、次で詳しく説明します。
成果物・提出物の確認
受ける仕事の「成果物・提出物」はいったい何なのか。
当たり前の話ですが、クラウドソーシングなどではこれが曖昧な場合も少なくありません。
たとえば、ある機能の開発であれば、プログラムのソースコードをGitにプッシュすることが成果物の納品にあたるのか。
それとも、これに加えてテスト仕様書、テスト結果エビデンスまでが成果物となるのか。
酷い場合は、クライアントのデプロイ環境、CIの構築まで後出しでお願いされたりします。
そういう追加作業が発生しないように、成果物が具体的に何にあたるのか、どういった形で納品することになるのかを確認しておくべきです。
検査・検収条件の確認
受けた仕事のゴールってなに?
このゴールがずれていくと、どんどん底なし沼に引きづり込まれていきますので、注意が必要です。
特に「パートナーとしてともにサービスを盛り上げていきましょう」といったような抽象的なフレーズを頻繁に使うクライアントは気をつけるべき。
仕事として受けるのであれば、しっかりとした線引きが必要。
そのための検査・検収条件です。
具体例としては、ある機能の開発を請け負ったとします。
だとすると、私が望む検収条件は、「ある機能が想定されたユースケースにて●月●時点での本番環境で正しく動作すること」になります。
これは適当に考えた一例ですが。
そんなの当たり前じゃないの?
と思われるかもしれませんが、システムやサービスというものは様々な外部要素(データや機能)と連携していますので、その外部要素の変化によって動かなくなることがあり得ます。
もし動かなくなった場合に、私が画面の修正をしないといけないとなると、一生面倒を見ないといけなくなりますよね。
だって、どんな外部要素によってその画面が動かなくなるかわからないんですから。
エンジニア目線でいうと、そんなものは外部要素を担当している側の責任だと思うんでしょう。
私もそう思いますが、エンドユーザー、特にITリテラシーが低いクライアントの場合はそうは思わないんです。
それにユースケースについてもきちんと確認しておく必要があります。
後出しで聞いたこともない登場人物が出てきたりしますので(笑
以上の理由により、しっかりした検収条件が必要になります。
もちろん、外部要素の変更が前提としてある場合は、単純にバグなのでこっちで修正しなければなりません。
副業は稼げるのか
これに関してはもうピンキリとしか言いようがないです。
人によります。
私の場合は、年収ベースでいうと副業で数百万は稼いでいますので、副業は稼げると言いますね。
副業で稼ぐコツとしては、以下のようなものがあるかと。
・需要と供給を意識する
・計画性が必要
・継続できるか
需要と供給を意識する
世の中は需要と供給で回っており、副業も同じくです。
いくらエンジニアとして高い技術を有していても、それに対する需要が副業市場でなければ、副業で稼ぐことは困難でしょう。
逆にたいしたスキルがなくとも、需要>供給であれば副業のハードルは低いです。
どんなスキルが副業をする上で有利かは時代やニーズの変化によっても変わってきますし、地味にリサーチするしかありません。
リサーチ方法として、クラウドソーシングを利用するのも手です。
例えば、案件としてはチラホラ見るけど、応募者が少ないといったものは狙い目です。
一方で、案件は少ないのに応募者が殺到しているものはレッドオーシャンなのでやめておくのが無難。
副業に限った話ではありませんが、需要と供給は重要です。
計画性が必要
これも副業に限った話でもないんですが、副業である程度の収入を得ようとするなら計画性がいります。
なんとなくはじめてうまくいくようなものではありません。
もちろん例外はあります。
何かの分野にめちゃくちゃ特化していたら、思いつきではじめても成功する可能性が高いです。
ですが、そういう人ってすでにそれが本業のはずですしね。
計画には目標があって、行動があって、結果があります。
たとえば
目標:毎月5万の副業収入を目指す。
行動:オンラインプログラミング講師をやってみる
結果:毎月5万の副業収入を達成!
といった感じです。
達成できるかどうかは別として、目標がないと行動の指針がないので、人間だらけてしまいます。
また、目標には期限を設けましょう。
「今年中に」のように。
期限はあったほうがいいですが、別に達成しなくても副業なのであまり気にする必要はありませんが。
上の例でいうと、目標が達成できなくても、毎月1万の収入が発生したら大きな前進ですので。
継続できるか
これは計画性にも関係していますが、副業をはじめてすぐに結果に繋がるのは稀なケースかと。
幾度の失敗を重ねて自分の形が出来上がっていくかと思います。
私も副業のようなことをはじめた頃はしばらく収入も発生せず、何度もやめようとなりました。
実際やめたこともいくらでもあります。
しかし、粘り強く続けたおかけで徐々に成果がではじめ、今では欠くことのできない大きな収入の柱となっています。
注意しなければならないのが、方向性に誤りがないかの確認を常にし続けなければならないところです。
無駄な努力をゼロにすることはできませんが、うまくいかないと感じたタイミング、失敗を自覚したタイミングで方向性に誤りがないか、努力の内容に問題ないかの振り返りをしましょう。
常に地道な努力を続け、試行錯誤していけば副業の道が開ける可能性は低くないと思います。
まとめ:副業が当たり前の時代がくる
以前は労働者人口はほぼすべてが正社員でした。
それが今や4割は非正規だという状況。
フリーランスに関してもここ数年で一気に増えてきています。
これまで当たり前ではなかったことが数年で当たり前になる時代です。
副業に関しても以前は一部の人だけがやっていましたが、これからはどんどん広まっていくはず。
もし正社員や派遣社員の給料が増えていけば副業の機運も抑えられるかもしれませんが、おそらくそうはならないでしょうね。
そういう時代の変化をうまくキャッチアップしていく必要があるかと。
なんでもそうですが、先行者がメリットを享受できることが少なくないですので、行動あるのみです。
ゼロとイチでは大違いですので。