仕事術

フリーランスエンジニアがクラウド会計ソフトのfreeeを使ってみた結果

フリーランスにとっての経理処理って面倒臭い以外のなにものでもないです。中には経理処理好き!なんて変人個性的な人もいるかもしれませんが、多くのフリーランスにとってはできればやりたくないはず。

私も以前は毎月月末が憂鬱で確定申告の期間は毎日憂鬱でした(笑

でもクラウド会計ソフトを導入してからは以前と比べて経理処理がかなり楽になり、確定申告は拍子抜けするほど手間いらずになりました。

クラウド会計ソフトはいくつかあるのですが、その中でも私が選んだのはfreeeです。なぜこれを選んだかですが、操作がこれまでの会計ソフトと違って直感的で複式簿記を意識せずとも大抵のことはできてしまうので。

他のクラウド会計ソフトとも比較してますので、気なる方はこちらをどうぞ。

現役フリーランスエンジニアがクラウド会計ソフトを比較

freeeの特徴

料金

freeeはクラウド会計ソフトなのでパッケージソフトみたいに買いきりではなくサブスクリプション形式で使用料がかかります。

スタータープランが一番安いプランで年間9800円ですので、月々816円ほどです。

私はスタータープランを3年ほど利用していますが、特に不都合はないのでフリーランスの人であれば、これで充分かと。

データ

データは全てクラウド上にあり、基本的に自分のPCにはデータはないです。なのでマルチデバイスで使うのには向いている反面、解約などする場合はデータのバックアップが必須になってきます。

ちなみに帳票類は7年間保管しておく義務がありますので、クラウド・パッケージどうこうではなく、どのみち確定申告のタイミングにて総勘定元帳や補助簿の類は作成して保管しておく必要があります。

クレジットカードや銀行口座と同期

クレジットカードや銀行口座と自動で同期が取れますので、この辺りはかなり時間短縮に繋がるかと。

バージョンアップ

パッケージソフトとは違い手動でバージョンアップする必要はありません。気がついたら機能が追加されていたり、改善されていたりします。

最近でいうと、マイナンバー制度により確定申告のやり方が変わったのですが、早速それにも対応していたのにはさすがだなと思いました。

操作感

では実際にどのような操作感で経理処理が行えるのかを、少しですが紹介します。

仕訳の入力

freeeの操作

かなりシンプルに設計された画面で分かりやすいです。

例えば売上を仕訳る場合は

①収入を選択
②未決済・もしくは決済を選択
③口座を選択

あとは日付や勘定科目(売上高)、金額を入力して登録ボタンを押すだけです。

これで複式簿記でいう「売上高/現金(売上高/売掛金)」の仕訳ができます。利用者に極力仕訳を意識させない作りになっています。

勘定科目に関しても、あらかじめよく使われるものに関しては勘定科目のフィールドにフォーカスが当たると表示されます。

freeeの操作2

もちろんここにない勘定科目を使うこともできますし、自分で新たに勘定科目を作成することもできます。

一括編集・一括決済

さらに一括編集や一括決済などにも対応しています。

一括編集は勘定科目を変更したい時などに使えます。

freeeの操作3

一括決済はクレジット払いした経費を処理する場合などにまとめて行えますので便利です。

freee_操作4

一覧表示から検索

登録したデータは一覧表示されるのですが、後でデータを検索したくなることが度々出てくると思います。そういう場合もfreeeの検索機能は強力で様々な条件を自由に組み合わせることができます。

freeeの操作5

一番下の「+追加条件を選択」から自分で検索条件を追加することができます。これかなり優れもので、「先月のクレジットカード払いの未決済の消耗品費」みたいなちょっと複雑な条件でも比較的簡単に指定できます。

アプリ版

freeeにはアプリ版もあり、iPhone,Andoroid共にアプリ版があります。ここではiPhone版を紹介します。

アプリ版もWeb版と同じようにかなりシンプルで分かりやすい画面レイアウトになっています。操作もWeb版を使っている人なら戸惑うことはないでしょう。

freeeアプリ1

さらにiPhoneのカメラで経理の領収書などを撮影し、freeeに取り込むとOCRで金額を自動入力してくれるのでとても便利です。

freeeアプリ2

 

クレジットカードや銀行口座と同期

さらに便利なのがクレジットカードや銀行口座をfreeeと同期することによって、半自動で仕訳を作成してくれるという同期機能です。

フリーランスのエンジニアであれば、ほぼ振込で入金されてくると思います。なので振込先口座を同期しておくと便利です。

ただ売上の数はそんなに多くないと思いますので、どちらかというと経費で振込を利用していたり、クレジット払いの場合にこの機能は威力を発揮すると思います。

freee同期

例えばGoogleからの入金だとAdsenseの入金だろうとか、NTTDocomoへの支払いだと通信費だろう、みたいな感じである程度自動判別して仕訳を作成してくれます。有名どころはかなり自動判別してくれる印象です。

さらに判別できなかった場合には、この振込先は旅費交通費と一度入力すると次回からは同じように自動仕訳するように設定することも可能です。

使い込んでいくとどんどん自動判別していきますので、しばらくするとほぼ何もしなくてもクレジットカードと銀行口座に関わる仕訳が作成されます。

この感覚に慣れると手で入力してたのが馬鹿らしく思えてきます。

私はこの機能を活用にするようになってから、経費はなるべく口座振込かクレジットカードを利用するようになりました。

レポート機能

freeeには強力なレポート機能がついています。収益レポートから費用レポート、損益レポート、その他にも様々なレポートを出力することができ、事業の分析に結構使えます。

費用レポートの一例です。
期間や取引先を指定しての出力が可能です。

freeeレポート1

さらに月別勘定科目別にも数字が見れます。

freeeレポート2

サポート

ネット専業なのでサポートに関してはあまり期待していなかったのですが、思いの外しっかりした体制を敷いていました。

サポートの窓口はメールとチャットです。私はメールだといつ返信があるか分からないので主にチャットを利用しています。

質問をするとレスポンスが早いので、最初は驚きました。確かにチャットなので一般的にはすぐに返ってくるという感覚なのかもしれませんが、サービスを運営する側の視点に立つと、いつもサポート要員を配置しておくのはコスト的にかなり厳しんじゃないかと。

なのでそんなに早くは答えてくれないんじゃないだろうかと思ってたのですが、質問すると1分ほどで返事がありました。

freeeは操作がシンプルで直感的ですが、そのぶん何か突っ込んだことをやろうという時に戸惑うことがあります。

例えば新幹線の回数券をあらかじめ購入し、それを後でそれぞれ違うタイミングで使うときなんかはちょっとややこしいです。慣れてしまえばどうってことはないんですが、複式簿記の考え方と操作がリンクしないので、詳しい人は余計に混乱するかもしれません。

そういったところについてはうまくサポートを使えば良いかと思います。運営会社もfreeeの弱点を克服するためにサポート体制に力を入れているのかもしれません。

ちなみに私がサポートを頼ったのは今のところ4、5回です。

確定申告

freeeを使っての確定申告は、昔のそれとは比べものにならないほど楽ちんだと思います。

質問に答えるだけで確定申告書の自動作成はもちろん、青色申告に必要な貸借対照表、損益計算書なども自動で作成してくれます。

フリーランスのエンジニアがfreeeで確定申告をした結果

デメリットもある

これだけ便利なfreeeですが、もちろん弱点もあります。上でも書きましたが操作が簡単であるがゆえにちょっと混み入ったことをしようとすると戸惑うことがあります。

減価償却のやり方も変わっているといえば変わってますし、貯蔵品の処理の仕方も私はサポートで聞かないと分かりませんでした。

ただ、サポートが結構しっかりしていますのでその辺りは割り切って考えられるのであれば問題ないかと。

あと経費を大量に手入力する人なんかには不向きかもしれません。UI的に大量のデータを高速に入力するのには不向きな設計となっているからです。まあcsvやエクセルのデータをインポートできるのでそれを使う手もあります。

まとめ

仕事上いろいろなクラウドサービスを使いますが、その中でもトップクラスに便利なクラウド会計ソフトのfreee

もちろん経理処理にかかる時間が短縮されたのはいうまでもありませんが、それに加えて確定申告期間のあの憂鬱な気持ちからおさらばできたのが自分にとっては大きいです。



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