どうも、フリーランスのITエンジニア兼ブロガー兼投資家のKerubitoです。
モバイルデバイスの両雄といえばiPad ProとSurface Goじゃないでしょうか。
携帯性にも優れ、性能もノートPC並み。
お値段もPC並の両モデル。
印象としてはよく似ているので
結局どっちを買えばいい?
と迷っている人も少なくないんじゃないでしょうか。
そういった人たちの参考となるべく、両モデルを比較してみました。
比較に使ったのはiPad Pro 10.5インチとSurface Goの8GB/SSD128GBです。
iPad ProとSurface Goはどんなデバイスなのか?
iPad Pro 10.5インチとSurface goの特徴を簡単に紹介しておきます。
iPad Proはアップルが開発、販売するタブレット型コンピュータです。
iPhoneの大きい版といえばイメージしやすいかもしれません。
あとで詳しく説明しますが、搭載されているOSはiOSで、Macに搭載されているMacOSとはまったくの別物。
Surface goはマイクロソフトが開発、販売するタブレット型コンピュータです。
搭載されているWinsowsはデスクトップやノート型のパソコンと同じものですので、中身はほぼパソコンですね。
ただ、タブレットとしての性格も持ち合わせているため、タブレットとしても使用できるように工夫されています。
iPad ProとSurface Goのスペック比較
iPad ProとSurface goのスペック比較です。
iPad Pro(10.5インチ) | Surface Go | |
CPU | A10X | Pentium Gold 4415Y |
メモリ | 4GB | 8GB |
画面サイズ | 10.5インチ | 10インチ |
画面解像度 | 2224x1668 | 1800×1200 |
無線LAN | 802.11a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz、最高866Mbps)、Bluetooth 4.2、LTE(Wi-Fi+Cellularモデル) | IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.1 |
ポート類 | Lightning Smart Connector(Smart Keyboard接続用) ヘッドセット端子 | USB Type-C×1、Surface Connect、microSD/SDHC/SDXC対応メモリーカードスロット、ヘッドホン出力 |
高さx幅x厚さ | 250.6 x 174 x 6.1 mm | 245×175×8.3mm |
重量 | 469g | 522g |
バッテリ容量 | 8134mAh | 2612mAh |
この両者をスペック比較してもあまり意味はないんですけどね。
CPUやメモリについて単純にパフォーマンス比較しても、実際の処理速度や操作感はまったく違う印象になったりしますので。
そもそも搭載されているOSが違いますので、比較が難しいです。
なので、参考程度。
気になるのは解像度とバッテリ容量でしょうか。
両方とも数値上はiPad Proが優れています。
iPad ProとSurface Goの外観比較
iPad ProとSurface Goの外観の違いを見ていきます。
まずは正面から。
左がiPad Proで、右がSurface Goです。
こうして並べてみると意外とよく似ている両者。
ディスプレイサイズもiPad Proが10.5インチ、Surface Goが10インチですので、誤差レベルです。
印象としてはiPad Proのほうが洗練されており、Surface Goはちょっと野暮ったいですね。
左右のベゼルがSuface Goは幅が広くて、ここがちょっと残念・・・。
続いて背面。
好みもあるでしょうけど、質感としてはiPad Proの圧勝かと。
Surface Goも安っぽさとは無縁ですが、パソコン感が滲み出てますね(笑
「ワイ、仕事するで!」
みたいな。
iPad Proはこの質感の代償として、寒い時期に手で持つと冷たいのがマイナス。
と思っていたら、Surface Goも2月に手で持ってみたら同じぐらい冷たかったです(笑
側面上部。
iPad Proには電源ボタンやイヤホンジャックがあり、Surface Goにはなにもありませんね。
側面右側。
iPad Proは音量ボタン、Surface Goには音量ボタンと電源ボタンがあります。
厚さ勝負ではiPad Proの圧勝かと。
数値上は2ミリという違いしかないんですが、実際に使うとその差は歴然です。
iPad Proは薄い板を持っているような感覚ですが、Surface Goはそれに比べると分厚く感じます。
Androidタブレットでも薄いモデルが出ている今、Surface Goの厚みはちょっと残念なものになっていますね。
側面左側。
ここは両者ともキーボードとの接続部分となっています。
側面底部分。
iPad Proはライトニングの接続端子があり、Surface GoはUSB/TypeCやSDカードスロット、イヤホンジャックなどが集中しています。
iPad ProとSurface Goで大きく違う部分の一つが、自立できるかどうか。
Surface Goは自立できますが、iPad Proはできないためスタンドが必要となります。
今回の比較では専用のキーボードにも触れようと思います。
左がiPad Pro専用のSmart Keyboardで、右がSurface Go専用のタイプカバー 。
両方とも純正キーボードです。
装着すると一気にノートPCのような雰囲気に。
横から見るとこのようになっています。
キーボード込みになると両者の厚さは僅差になりますね。
持った印象としてはほとんど違いが感じられません。
キーボード装着時の重量はiPad Proが約710グラム、Surface Goが約760グラム。
50グラムの差がありますが、体感的にはほとんど同じですね。
横から見たところ。
iPad Pro専用Smart Keyboardの残念なところが、傾斜角度を変えられないところです。
Surface Goはスタンドが自由自在に傾斜角度を変えられるので・・・
こんな風にディスプレイの角度を変えられます。
どこまで変えられるかというと、こんなに!
ほぼ寝そべっているような状態(笑
この傾斜角度を変えられるかどうかは使い勝手に小さくない影響を与えますね。
自宅で使う分には自分が調整すれば済むのですが、外出先ではそうもいかない場合が多いですので。
キーボード装着時のキーボード部分はこのようになります。
逆は装着していない場合と同じですね。
iPad ProとSurface Goの使用感比較(キーボード非装着)
タブレットとして使う場合、使用用途としては以下です。
・ネット
・メール
・SNS
・動画視聴
・アプリ(Googleマップ、Googleドライブ、ニュース、エンターテイメント、ゲーム)
だいたいみなさんこんな感じじゃないでしょうか。
この使い方だと、圧倒的にiPad Proが便利です。
iPad Proに搭載されているiOSはモバイルに最適化されていますし、やりたいことを最短で簡単にできるように設計されています。
Surface Goもタブレットモードなるものが存在していて、通常のWindowsに比べてモバイルへの最適化が施されています。
が、そこは完全にモバイル専用のiOSに比べると「やっつけ感」があって、なにをするにしても最短、簡単というわけにはいかないのが実情です。
ディスプレイの綺麗さですが、数値上の違いほど両者に優劣があるようには見えないですね。
4K動画で比較したりもしましたが、Surface Goのディスプレイも非常に綺麗で、iPad Proに比べて劣っているとは思いませんでした。
バッテリに関していうと、iPad Proは非常に優秀。
細かく測定したりはしていませんが、毎日1~2時間の使用で週1ぐらいの充電で済みます。
Surface Goは正直、バッテリの持ちはそれほどよくないですね。
外出して使っていると5~6時間ぐらいといった感じなので、朝から晩までがっつり使うのであれば、電源もしくはモバイルバッテリーが必要かと。
iPad ProとSurface Goの使用感比較(キーボード装着)
キーボードを装着してノートPCのように使うとなると、使用感は逆転します。
つまり、Surface Goが圧倒的に使いやすいです。
これは冒頭でも書きましたが、iPad Proに搭載されているiOSがモバイル専用というところにも起因してきます。
キーボードを装着して使うとなると、やる作業は「文章の作成」になるかと。
文章の作成にも、いろいろあるかと思います。
・メールを送る
・書類の作成
・ブログの執筆
・プログラミング
・ネット上での作業
私は上のすべてを外出先でやるのですが、そうなると断然Surface Goの使い勝手が勝ります。
一応Smart Keyboardを装着すると文字の入力はiPad Proでも格段にしやすくなります。
ですが、私が普段使っているMacbook ProのキーボードとSmart Keyboardにはかなりの差がありますね。
それにiOSはあくまでもモバイル向けですので、書類を作ったり、ブログの執筆をするとなった場合にソフトやネットのサービスがモバイルに最適化されていないため、作業効率は決して高くないです。
最悪の場合はやりたいことができないこともあります。
それに比べると、Surface GoはノートPCと同じWindowsが搭載されていますので、使用感はそれらとまったく変わりません。
もちろんSurface Goだからできないといったこともありませんので。
ノートPCと大きく違うのは「キーボードのキーピッチが狭い」、「ディスプレイが小さい」といったところかと。
まとめ:迷っているなら使用用途を明確に
iPad ProとSurface GOは外観上はよく似たデバイスだと思います。
ただ、中身はまったくの別物。
iPad Proはモバイル、乱暴に表現するとiPhoneが巨大化されたデバイスです。
Surface Goも見ためはタブレットですが、中身はほぼノートPC。
なので、どちらにするか迷った場合は使用用途を明確にしましょう。
モバイルとして使うのであれば、iPad Pro。
ノートPCのように外出先でいろいろしたいのであれば、Surface Go。
半々ぐらいであれば、迷うところだと思いますが、柔軟性の高いSurface Goがおすすめです。
7:3ぐらいでほぼモバイルであれば、作業はなんとか頑張ってiPad ProとSmart Keyboardという組み合わせもありかと思いますね。
Surface GOについて詳しくはこちら。
iPad ProとSurface Pro3の比較もしています。
Surface同士の比較もしています。