ここ数年自分の周りでもMacを使う人が増えてきていますが、もともとWindowsを使っていたりすると両者の違いに戸惑うこともあるかと思います。
私もかれこれMac歴は7,8年になりますが、当時は勢いで買ったために後からいろいろとMacのことを知ることになりました(笑
でも、今から思うと事前に最低限の知識は持っておいた方が良かったかもしれません。
今回は超初心者準備編として、Macを買おうか迷っている人、興味があるけどMacがどういったものかよく分かっていない人にMacがどんなものなのかを紹介していきます。
Macってどんなパソコン?
まずはMacがどんなパソコンかを紹介します。
ハードウェア
パソコンはケース、電源、マザーボード、CPU、メモリー、ストレージといったパーツから構成されていますが、Macだからといって特殊な部品が使われているわけではありません。CPUでいうと数年前からIntelというWindowsでも多くのシェアを持っているメーカーのものが採用されていますし、メモリやストレージも同様です。
強いていうなら、Macは外観にかなり独自性を持っています。ライトユーザーでは中身よりもこの外観を気に入って使っている人が多数派じゃないでしょうか。
最近ではWindowsパソコンでもMacを真似てスタイリッシュなデザインのものが存在しますが、やはりMacの洗礼されたデザインはオンリーワン的な価値を生み出しています。
一つ注意点なのですが、Windwosであれば各パーツ、CPU,メモリー、ストレージなどの交換は比較的容易にできますが、最近のMacはほぼできないと思っておいた方がいいです。デスクトップはまだしも、ノートは絶望的に拡張性が低いです。
買った状態で使う、それがMacの流儀です。
OS
MacにはmacOSというOSが搭載されています。
Winsowsパソコンはご存知の方も多いかと思いますが、その名の通りMicrosoft社が販売しているWinsowsOSを搭載しています。
MacとWindowsっていう比較が巷ではよくされていますが、正確にはWindowsはOSですので、比較するとしたらmacOSとWinsowsOSということになります。
OSっていう単語、聞いたことのある人も多いかと思いますが、OSとはこんなものです。
オペレーティングシステム(英語: Operating System、 OS、オーエス)とは、コンピュータのオペレーション(操作・運用・運転)のために、ソフトウェアの中でも基本的、中核的位置づけのシステムソフトウェアである。通常、OSメーカーが組み上げたコンピュータプログラムの集合として、作成され提供されている。
Wikipediaより
なんか難しい言葉で書かれていますが、要は人とパソコンの仲介役です。人がキーボードで入力した文字をアプリケーションに伝えたり、ネットの情報を画面に出してくれたり。使っているとあまり意識しないですけど、非常に重要な役割を担ってくれています。
Macの種類
一口にMacと言っても複数のラインナップがあります。大きく分けてデスクトップ型、ノート型とに分かれます。
ここでは細かいスペックは割愛し、どのような種類のものがあるのかと、お勧めの用途をご紹介します。パソコンを購入する際に値段や性能は気になるところですが、最も重要なのは用途にマッチしているかです。
ネット閲覧やメール、ブログ更新などの軽い使い方なのか、アプリ開発やグラフィック系といった仕事で使うのか。家の中でしか使わないのか、外に持ち出すことがよくあるか、など自分がどういった用途でパソコンを使うかをしっかりイメージした方がいいでしょう。
お金が有り余っているなら話は別ですが、普通の人は自分の目的にあった最適の一台を見つける必要があります。
【ノート型】
・MacBook
薄くて軽いモバイルノートです。値段が少々高いのがマイナスですが、外観はこれほど綺麗なノートPCは他にないというほどの美しいフォルムです。マシンパワーがないので動画編集などの重たい処理には不向きです。ただ、開発用途であれば、個人的には十分なスペックだという印象です。
・Macbook Air
一番の魅力は価格が抑えられているという点です。ネットであれば10万を切る価格で買えますので。加えて薄くて軽いですので、持ち運びもしやすく、バッテリの持ちも良いです。
私の場合、以前アプリ開発を始めた頃にメインマシンとして使用していたのですが、本格的にやり始めてからはパワー不足を感じるようになり、Macbook Proに買い換えました。ですが、総合的にはマシンパワーもそこそこある実用的なモバイルノートです。
ただ、個人的な一番のマイナスポイントはRetinaディスプレイではないというところです。Retinaディスプレイとは何かですが、簡単にいうと非常に高精細で綺麗な画面ということです。こればかりは実際に見てもらう他ありませんので、気になる人は店頭で見比べてみてください。
・Macbook Pro
デスクトップ並のハイスペックで、その名のとおりプロ向けのノートPCです。よほど高負荷な作業をやるのでないのなら、エントリークラスでも充分なパフォーマンスを発揮してくれます。
重量はそこそこありますので、あまり持ち運びには適していません。ですが、ちょっと無理すればカバンの中に入れて移動はできます。
【デスクトップ型】
・iMac
Mac系のデスクトップスタンダート。大きなディスプレイと充分なマシンパワーを備えています。パソコンを移動させないのであれば、ディスプレイが大きくノート型に比べて作業効率もその分上がります。
私の場合はMacbook Proに外部ディスプレイを繋げて使っていますが、一台で済ませたくパソコンを動かすことがほぼないのであれば、iMacは良い選択だと思います。
・Mac mini
やはり一番の魅力は低価格なところです。また、サイズが小さいので置き場所にもそれほど困りません。デザインもなかなか小洒落ています。使い続けるか分からないし、とりあえず買ってみて様子を見るといった場合には良いかもしれません。実は上位マシンはかなりのハイスペックです。
・Mac Pro
・完全なプロ向け仕様です。値段相応のマシンスペックで最高を提供してくれますが、個人で買うことはあまりないのではないでしょうか。
MacとWindowsの違いは?
やはりシェアでいうとMacよりもWindowsの方が多いですので、知っておいた方がいいのはWindowsにできてMacにできないことです。
ですので、それを挙げていこうかと思います。
・Officeについては、やはりWindowsが優位
Macにも正規のOfiiceがあるのですが、やはり操作性などの使い勝手の良さでは本家のWindowsには敵いません。
・対応アプリケーションの数はWindowsが優位
シェアという面から対応しているアプリケーションの数はWindowsが優っています。しかし、メジャーなアプリはビジネスでやっていますので、メーカーもMacに対応させます。
一方フリーソフトなどのマイナーなものはそこまで対応しきれてないケースが多いです。ですが、全く同じものはないにしても、代替するようなものは探せばだいたい見つかります。
・周辺機器が稀に未対応の場合がある
これも上と同じ理由ですね。プリンタやデジカメなどのメジャーな機器で未対応だったということに出くわしたことは、私はありません。しかし、ちょっと変わった機器(海外製のキーボードや外部ディスプレイへの出力機器)で動作保障対象外のものはありました。
Macの購入を迷ってた人にとっては、これで買う気が失せてしまうかもしれませんが(笑)マイナス面を知った上で買った方がいいと思いますので。
あと、BootCampという方法を使ってMacの中にWindowsをインストールすることもできますので、どちらも必要といった人はこれを使うのも一つの手です。