中華の王道といえば餃子。
・・・違うかもしれませんが、私の中ではそうなんです。
香港や台湾では餃子といえば、水餃子や蒸し餃子ですが、日本人が餃子と聞くと、焼き餃子を思い浮かべるんじゃないでしょうか。
私も家の晩御飯で餃子と聞けば、焼き餃子を期待します。
香港や台湾の水餃子や蒸し餃子は日本人の常識を覆す美味さなんですが、日本人としてはやはり焼き餃子を食べたい!
そんな熱い想いを引っさげて焼き餃子が美味いと評判の「龍鳳祥餃子館」に行ってみました。
龍鳳祥餃子館への行き方
龍鳳祥餃子館はMTRの佐敦(ジョーダン)から歩いて3分程度の便利な場所にあります。
距離でいうと200mもないので、出口にもよりますが本当にすぐです。
香港島のベストウェスタンホテルプラスというホテルに泊まっていたため、そこから直接バスで行きました。
簡単に説明しておくと「水街」というバス停から970、971のバスに乗って「油麻地南京街」で降ります。
「水街」というバス停の地図です。
「油麻地南京街」というバス停の地図です。
所要時間は10~15分程度ですので、めちゃめちゃ便利です。
この付近から龍鳳祥餃子館に向かうのであれば、970、971のバスがおすすめです。
龍鳳祥餃子館で焼き餃子と担々麺を食す
なかなか渋い看板です。
店名のとおり、竜の絵が描かれています。
店内はほぼ満席状態でしたが、入店したタイミングでちょうど席が空きました。
ラッキー!
注文したのは焼き餃子と坦々麺です。
担々麺も大好きな中華なので、一緒に注文しました。
実は担々麺も焼き餃子と同じく香港で色々試しているのですが、「これだ!」というものにはなかなか出会えてないんですよね。
香港ナビという有名サイトで紹介しているベスト5的なものもすべて制覇しているのですが、日本の店とそこまで大差ないように感じています。
焼き餃子は食の文化として純粋な中華ではないのでまだわかるのですが、担々麺は本場のほうが美味いんじゃないの?と思ってしまいます。
そもそも担々麺の位置付けが現地の感覚だと、メインの料理ではないっぽいですが。
どちらかというと、メインの料理と一緒に食べる脇役的なものという感じですかね。
先にやってきたのは担々麺。
さっそく麺を啜ると
「これ、気のせいかめちゃくちゃ美味くね!?」
もう一口。
さらに一口。大きく口を開けて、麺を思い切り吸い込みます。
気のせいじゃない。
この担々麺、かなり好みだ!
麺は少し柔らかめですが、中心にはしっかりとした弾力があります。
スープが香港の他の店に比べて、濃いめで少しドロッとした感じで私好み。
なので、麺と絡んで食べ応え充分です。
これはメインとしても役不足感はないんじゃないでしょうか。
好みにもよると思いますが、私はこういうガッツリしたスープ、香港の担々麺としては太めの麺は大歓迎です。
本命の餃子を食べる前に、早くもこの店のファンになりそうです(笑
ほどなくして待ちわびた焼き餃子の登場です。
一つかじると、パリパリの皮が程よく砕け、心地よい食感をもたらしてくれます。
ニラとミンチが絶妙の配分ですね。
そして、中から溢れ出てくる肉汁。
これぞ、私が求めていた焼き餃子だ!
日本の焼き餃子に比べると使っている油の種類、もしくは量の違いのためか、油っこさは抑えられています。
そのため、食べ進めていってもひつこさをあまり感じず、何個でもいけそうです(笑
間違いなく、これまで食べた餃子の中ではトップクラスの美味さ。
もぐもぐしている時間の至福感が半端ありません!
お腹が許すならもう一皿いきたいぐらいです。
まとめ
正直、焼き餃子は香港ではなく日本で食べたほうが良いのかもと、半ば諦めかけていました。
ですが、トライしてみるものです。
香港で焼き餃子を食べるなら、ここです。
それと、担々麺も私の香港のベストはこの店ですね。
メインではなく、他の料理を主役として食べるのなら別ですが、ガッツリ、ラーメンのように食すのならここの店の担々麺はおすすめです。
中華の中でもかなり好きな焼き餃子と担々麺を一つの店で味わえる、なんとも嬉しい発見でした。
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