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ITエンジニアがフリーランスになるべき5つの理由

私は20代前半に正社員から世間一般でいうフリーランスという働き方に転身したのですが、最初の7年ぐらいは派遣エンジニアとして働いていました。

おそらく世間のフリーランスエンジニアと名乗っている人の半数以上はこの働き方なのではないかと思います。

そして数年前に完全に独立して、現在はエンドユーザーからの直受けの仕事や自前のサービスを作成・運営することによって生計を立てています。

さて、派遣エンジニアとして働くようになって、正社員でいた頃と何が変わったのか?

私が正社員時代に所属していた会社は小さい会社だったため、社員はほぼ大手企業へと派遣されるという形でした(悪い言い方をすると”人売り”)。

なので正社員時代とやってることは何も変わっていません。

そりゃそうです。それぞれのプロジェクトで自分に与えられたタスク・作業をこなすという点において正社員だから、フリーランスだからと言ったようなことはないです。

「なんだ、だったら正社員とフリーランスって同じじゃん?」

確かにやってることは正社員時代とフリーランス時代では大して変わりませんが、大きく変わった部分もあります。

それも含めてエンジニアにフリーランスをオススメする理由を挙げました。

収入が増えた

まず最も分かりやすく変化を実感できる収入面を(笑

私の場合、正社員時代の最後の年収は400万ほどでした。ボーナスなしの年棒制だったため、単純に毎月33万前後です。

そして、フリーランスに変わった翌月から660万に増えました

フリーランスになろうと思った時に現場も変わるつもりだったのですが、当時派遣されていた現場から継続を打診され、そのままそこで働いていたため、本当にやっていたことは同じなのでなんとも不思議でした。

もちろん正社員だから得られる恩恵もあるので、ノーリスクで収入が増えるってわけではないです

その辺りはまた別の機会に書こうと思って胃ます。

たまにネットとかで”フリーランスになったら収入が何倍も増えた”なんていうことを見たりすると本当だろうかと思っちゃいます。

こういうケースがないとは言い切れないですけど、この場合はやっていること自体も大きく変わってるんじゃないでしょうか。

ちなみに私が派遣エンジニアとして働いていた最後の数年はおおよそ800万前後の収入でした。

私が働いていた大阪は東京に比べると単価が低いため、フリーランスとして考えたらいたって普通じゃないかと思います。

おそらく正社員のままだったら楽観的にみて、500万に達するかどうかぐらいだったと思います。

一つ断っておくと、私自身はエンジニアとしてのレベルはそれほど高くはなく、そこそこ上手く仕事を捌ける人くらいのものだと思っています。

ただ、フリーランスになってからはやはり食いっぱぐれないように、それなりに努力はしています。

キャリアプランは自分次第

エンジニアにとってキャリアプランは重要なものだと思います。

大企業の場合は経験を積んでいく上でそれなりのチャンスがあったりするかもしれませんが、中小の場合は自分で考え、取捨選択しないといつまでたっても同じことをし続けることになり兼ねません。

でも悲しいかな、中小であればあるほど会社の都合で現場に放り込まれ、社員の希望は無視されてしまいます。

私は正社員時代、3社ほど会社を渡り歩きましたが本当の意味で社員の事を考えてくれる会社はありませんでした。

ただ、今から思えば当然のことだと思います。

小さい会社の場合は特に自社を存続させることが第一で、毎月社員にお金を運んできてもらわないと話になりません。

なので社員が身につけたい技術があったとしても、目の前にある案件に放り込むことを優先してしまうのです。

フリーランスになれば、自分で案件を選ぶことができます。

もちろん経験のない技術の場合、案件にマッチングされるのは難しいのも事実ですが、何年かこの業界の経験があり、勉強していたりすればなんとかなることも少なくないです。

私がフリーランスになろうと思った理由はこれが第一でした。

元来あまり物欲がないため、収入に関しては増えたらいいなーぐらいなものでしたが、IT系の仕事を好きでやっていたため、自分がやりたい事、興味のある事への欲求が大きかったです。

自由な時間が増えた

これはフリーランスになってから気づいた事ですが、正社員時代は”プログラムを組む、設計書を作成する”といったエンジニアのメインの作業の他にも結構雑務が多かったです。

まあ私の場合、雑務と呼べないような別案件の作業もなぜか回されてきたりと、なんやかんやで月30時間〜50時間はよく分からない仕事時間があったため余計にそう思ってしまうのかもしれません。

世間では正社員は”使い放題”みたいな言葉もありますが、そこまでではないにしても収入には直結しない雑務が多かったように思います。

それに比べて、フリーランスの場合は基本的には自分の本業に専念できますし派遣エンジニアであれば時間精算になりますので、よほど特殊な状況ではない限り労働時間に対して収入は明確になると思います。

もちろんIT業界は常に納期が厳しい世界ですので、フリーランスになったからといって必ずしも時間に余裕ができるとも限りませんが、正社員に比べると時間という側面で効率は上がりやすいです。

組織の束縛から解放

正社員時代は会社に属しているため、常に上司との関係、部下ができれば部下との関係を意識せずにはいられません。

私の場合、小さい会社でしたのでドラマで描かれたりするような激しい出世争いや派閥争いなどはありませんでしたが、そこは人間、何人かでも集まれば色々と悶着が起こるものです(笑

エンジニアにとってはスキルや経験が仕事をする上で最も重要だったりするわけですが、組織だったり集団の中にいるとそれ以外のことに結構足を引っ張られたりします。

特に会社での人間関係の悩みとなると大抵は上司に関するものだったりしますが、これがなかなか厄介(笑

たとえ自分が正しくても上司の意見や考えは絶対的みたいなところがありますので、適当に流して上手くやっていける人はいいですが、そうでないと結構なストレスになると思います。

フリーランスであれば、こういった組織の束縛からは解放されます。

現場での上の立場の人なんかはいるかもしれませんが、あくまでタスク(作業)をベースとした上下関係であり、案件だけの関係なのであっさりしたものです。

あとどうでもいい勉強会や飲み会などに時間が取られることも無くなります。自分が必要だと思う勉強会やセミナー、積極的に情報交換をしたい人達との飲み会などだけに、限りある時間を使うことができます。

最後に個人的にですが、私は束縛を極端に嫌うので(笑)会社に雇われていない、自分の腕で自由に飯を食っているという感覚が気に入っています。

これ、完全に気分的なものでしかないのですが、人間、結構こういう気分的なものって重要だと思います。

案件が豊富にある

ここ数年、IT業界を取り巻く状況は大きく変わってきており、システム構築やソフトウェア開発、アプリ開発など多方面においてITエンジニアは人材不足となっています。

私がフリーランスとなったのは今から10年以上前ですが、当時はフリーランスの仕事探しは縁故によるものが大多数を占めていました。

しかしここ数年、エージェントと呼ばれるフリーランスに仕事を紹介してくれる会社が多く生まれ、フリーランスエンジニアの仕事の幅が飛躍的に広がってきています。

有名どころでいうとギークスジョブと、ITプロパートナーズ 、それにレバテックフリーランスなどがあります。私も利用したことがありますが、本当に便利です。

単価や始業時間、ちょっとした個人的な事情なども全て代行して調整してくれます。

最近では週2日からの案件紹介など、本当に時代は変わってきているなと実感します。

特にギークスは関西にも拠点があって積極的に事業を拡大している感じがこっちにも伝わってきます。

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一つ注意点ですが、コネなどで仕事のあてがある場合を除いて、フリーランスのエンジニアとして働けるのは大都市圏である東京、横浜、大阪、名古屋など案件が豊富にある場所に限られているというのが実情です。

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