最近仕事の連絡をLINEやSlackで行う機会が増えてきました。
少し前までは「LINEなんてチャラチャラしたもので仕事の連絡ができるか」みたいな人も結構いましたが、最近では急に連絡はLINEみたいな風潮が広まってきた印象です。
でも、中には「LINEの情報はダダ漏れだから危険」といたずらに不安を煽る人もいるんですが、そもそもLINEの会話なんてちょっとした勤怠連絡や伝達事項ぐらいにしか使いませんから。
個人情報や社外秘の情報をやりとりする時は別の連絡手段、方法を取りますからね。
漏れたら困る前提で利用するから危険なんです。漏れてる前提で利用すればいいだけの話です。
私がいつ出勤したり、誰とミーティングするかなんて知っても特する人なんていないですから。
仕事の連絡でLINEがOKな理由
仕事上でLINEがOKになってきた理由をいくつか挙げてみます。
①楽だから
②みんな使ってるから
③いつでも連絡が取れるから
一番の理由はやはり楽だからでしょう。
メールは電話みたいに相手の状態を気にしなくていいし、比較的気軽に送れるので現在の非同期コミュニケーションツールでは一番メジャーです。
しかし、一度LINEやSlackで連絡を取るようになるとメールが面倒に感じるようになります。ちょっとした工程が少し増えるだけなんですけど、効率の悪さがすごく気になるんですよね。
それに、メールだとどうしても堅苦しい文面になり、構成も含め文章自体もある程度考えて書く必要があります。
それに比べてLINEやSlackはより話している感覚に近く、少々文章が不恰好でも相手に伝わればいいんですから。
②として、日本のスマホ持ちの現役世代でLINEを使ってない人はかなり少数派じゃないでしょうか。やはりコミュニケーションツールとして普及しているかどうかは大きいですよね。
その点、SlackはIT業界では広まっていますが、他業種だとまだ「何それ?」のところは多いんじゃないでしょうか。
③に関しては、私はフリーランスなのでLINEはすごく便利で助かります。
会社からしたら、いつでも連絡が取れるっていうのは助かると思いますが、社員はプライベートと仕事の境目があやふやになるので、普通は嫌なんじゃないでしょうか。
私が社員だったらよほど緊急性の高い業務じゃない限り、休みの間は通知をオフにしますね。そして休み明けの始業開始にメッセージが来てないか確認します。
仕事の連絡でLINEがNGな理由
時々ネットで「仕事の連絡をLINEで済ませることはやめなさい」なんていう記事があります。理由としては
①LINEは非同期なので相手が気づくか分からない。
②本人の口から聞きたいなどの考えを持った人もいる。
③証拠としては弱い
④プライベートとの切り分けが難しい。
①に関しては、緊急性の高いものは電話などの同期型の連絡手段が良いという当たり前の話です。
②は人によって好みが分かれるところです。「しょうもないことでいちいち電話してくるな」というような人もいれば、何でも直接話さないと気が済まない人も中にはいますから。
③については、メールに比べるとどうしてもオフィシャルな感じが弱まります。
仕事上どうしても”言った言わない”は避けて通れません。その時にLINEを証拠としておくのはまだあまり認められていない気がします。でも、個人的にはメールだろうが、LINE、Slackでも全部同じだと思うんですけど。
世の中って結構雰囲気に流されるので致し方ないですが、私はLINEで仕事のやりとりしている場合は、バックアップするなどして備忘録として置いてますけどね。
最後の④はLINEはプレイベートで使うことが多いですので、どうしてもそのノリでスタンプなんか送ってしまう人がいます。
以前、若いメンバーがミスをしたので指摘したら謝罪にLINEのスタンプを使ってきたことがありました。
こんな感じのやつです。
気持ちは伝わったけど、目上の人には送らない方がいいとアドバイスしておきました(笑
結局LINEはOKなのかNGなのか
結局LINEを仕事の連絡で使用するのはOKなのか、それともNGなのか。
そういう記事を目にすることが多いからかもしれませんが、ネット上ではどちらかというとLINE否定派が多いように感じます。
でも、LINEを仕事で使っていいかどうかなんて結局のところ状況によります。
勤怠連絡をLINEですることの是非も、職場や連絡相手によって大きく変わりますし。
もちろんこの事はクライアントが相手でも同じです。相手が好むコミュニケーションの手段を理解し、それに選択肢があるのであれば最も効果的、かつ効率的な方法を選べば良いのです。
例えば、細かい事を気にしないような相手であれば、LINEでもいいでしょう。(言うまでもありませんが、最初は一言聞いてみた方がいいと思いますよ)。
なんでも電話でのやりとりを好むような相手であれば、電話連絡しておいた方が間違いないでしょう。
このようにコミュニケーションとは当然相手が存在しますので、その手段に正解なんてありません。その相手のことをできるだけ理解し、さらに相手とうまくやっていくための手段を考える事が重要です。