IT業界 働き方

ITエンジニアが20代や30代で転職しておくべき5つの理由

どうも、フリーランスのITエンジニア兼ブロガー兼投資家のKerubitoです。

今回は20代から30代のITエンジニアは一度や二度、もしくは何度も転職を経験しておいたほうがいいという話です。

私自身、2度ほど転職を経験したあと、フリーランスという働き方を選びました。

今どき、IT業界にそれなりの期間いる人であれば、転職経験があるのは普通じゃないでしょうか。

ただ、今だに日本の社会においては転職はそれほど良い意味で捉えられていないのも現実です。

「転職回数が多いと、企業からのマイナスイメージを持たれるのでは?」

そう考える人も少なくないと思います。

確かに何十回も転職を繰り返すのはまずいでしょうけど、IT業界に限っていうと数回であれば全然気にしなくて良いかと。

むしろ、転職によるメリットのほうがデメリットを大きく上回っています。

同じ会社では収入は増えない

転職の理由として、収入をあげる人は少なくないんじゃないでしょうか。

会社を変わっただけで収入が増える。

普通に考えておかしな話ですが、IT業界ではよくあることですよね。

企業というものは釣った魚には餌を与えませんので。

従業員がやめないぎりぎりの給与を払って働かせます。

なので、もしあなたがわずかな昇給を期待しながら働いているのであれば、さっさと転職したほうがより現実的です。

私が経験1年ほどで転職した際には年収ベースで80万ほど上がりました。

もっと経験を積んでからであれば、より上昇幅は大きかったと思います。

ちなみに転職前後でやっている仕事にそれほど変化はありませんでした。

同じ会社にいると視野が狭くなる

私はIT業界に10年ほどいるため、様々な人を見てきました。

そういった中で、ずっと同じ会社にいる人も数多く見てきています。

そういった人はその組織やプロジェクトでは重要なポストについていることが多いですが、これは非常に危険なことです。

というのも、ITエンジニアは大抵がプロジェクト単位での仕事で、これらの期間は長くても10年、15年ほど。

そして、ずっと長くやっているとどんどんその仕事に特化していく可能性が高いです。

俗に言う、つぶしがきかなくなる状態ですね。

私の場合はフリーランスとしてですが、そこそこ規模の大きなシステムの開発に5年携わった期間があり、年々そのシステムに特化していくことに危機感を覚えて、契約の終了を申し出ました。

クライアントからは引き止められましたが、仮に状況が変わっていつ契約を切られるかもわかりません。

それに長くても10年ですし、そのときに契約終了となったら、キャリアとしてはなんとも微妙なものになってしまいます。

そこで、もっと柔軟性のあるスキルを身につけるため、モバイル開発の分野へと足を踏み入れました。

ずっと同じ会社にいると、同じ仕事をする確率が高くなります。

他の職種であればそれもいいかもしれませんが、ITエンジニアにとってはスキルが自らの土台となるものですし、何かに特化しすぎるのも考えものです。

日本のSIerやメーカーで働いている場合は特に何かのシステムやツールにやたら詳しくなって勘違いが起きやすくなります。

会社を辞めることは逃げではない

「とりあえず3年」

これ、新卒で入社した会社には3年いるべきという考え方ですが、あまり同意できません。

根拠がないですし、20代の3年ってめちゃめちゃ貴重な時間ですよ。

特にITエンジニアにとっては一層無駄にできない時期です。

転職をどこまでもネガティブに捉える日本ならではの考え方ですが、阿呆らしいにもほどがあります。

もっと真剣に現実と向き合うべきでしょう。

もし今いる会社の仕事内容や環境、人間関係に問題があるなら、転職を考えてみるのも選択肢の一つです。

我慢や忍耐という言葉が好きなおじさん達と同じやり方をする必要なんて全然ないんですから。

我慢の先に明るい未来があるのならまだわからなくもないですが、単純に我慢を強いられている状況であれば、それは我慢でもなんでもないですよ。

それはただの思考停止。

会社を辞めることは逃げなどではなく、次への一歩でしょう。

転職できなくなってからでは遅い

転職ができるのは20代、30代のうちです。

人手不足が激しいIT業界なので40代でも不可能ではないでしょうが、やはり戦力+将来性という最強の武器を持っている20代の後半から30代の前半が1番の売り手でしょう。

仕事は順調、給料も最低限かそこそこはもらっている、という状況であれば現状に満足しがちですが、そういうときだからこそ次への布石を打つ必要があります。

現状がうまくいっていないのであれば、転職は有効な手段でしょう。

ただ、現状がうまくいっているからこそ、より有利に転職が進められるという側面もあります。

ひたすら仕事を頑張って気づいたら40代、そのときには転職の選択肢はほぼなくなっている。

そうなると、所属している会社も待遇を見直す必要がありません。

ここ数年、企業の40代、50代への冷遇は腹立たしいばかりですが、これが現実です。

企業と従業員の間に信頼関係が成り立たなくなってきているのであれば、雇われている側は自分で自分の身を守るしかない術がありません。

引く手数多の状況のうちに、少しでも今よりも良い会社入るのが得策です。

リスクヘッジの本当の意味

リスクヘッジとはもともと金融の世界で使われていた言葉ですが、ビジネスシーンでも一般的に使われるようになってきています。

小難しい横文字ですが、意味としては「危険を回避すること」です。

会社員でいることは、仕事をする上でのリスクヘッジと思われがちですが、果たして本当にそうか?

企業が10年後、20年後に存続している可能性は実はそんなに高くありません。

信じられない数字ですが、国税庁の統計では企業の設立20年での生存率は0.4%となっています。

20年は長すぎるとしても、10年以上で6%です。

大企業であれば別ですが、中小はかなりの確率で消滅するというのが現実です。

もうおわかりかと思いますが、本当のリスクヘッジは会社に属していることではなく、どんな会社にいても生き残っていけるスキルを身につけることです。

本当はフリーランスがおすすめ

ここまで20代、30代のITエンジニアの転職の必要性を訴えてきましたが、それよりも本当におすすめなのはフリーランスです。

とにかくできるだけ働かないで会社になんとかしがみつきたいと考えているなら別ですが、フリーランスのほうが収入や経験面において圧倒的に有利です。

各々の経験や環境にもよりますが、普通に仕事ができる人なら今の時代はフリーランスで幸せになれないITエンジニアは少数派じゃないでしょうか。

20代や30代のITエンジニアがフリーランスを経験しておくべき5つの理由

まとめ

終身雇用なんていう言葉を本気で信じている人は少数派だと思いますが、それでも会社員が安定しているというのは事実です。

ただ、安定を求めているのであれば、より良い待遇、環境を求めないのは損ですよ。

転職することによって、より安定する可能性が高いですし。

また、今に不満があるのであれば、必要なのは行動です。

はたから見ると、行動しないのは不満がないのと1ミリも違いません。

といってもいきなり転職というのも難しいと思います。

まずは自分の市場価値を知ることからじゃないでしょうか。

最近ではITエンジニア専門の転職サービスもあり、プロのキャリアカウンセラーが無料でサポートしてくれます。

本気で転職を視野に入れるならIT、WEB、ソーシャルゲーム業界専門のGeeklyは登録必須でしょう。

レバテックキャリア テックスターズも利用してみて損はないかと。

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私の周りでも転職サービスで自分の市場価値を知って、その後転職した人が何人かいます。

年収300万〜500万の20代、30代の即戦力であれば100万上がっても不思議じゃない世界です。

中小派遣系企業から、業界の人なら誰でも知っている有名企業に転職した人もいました。

日々の仕事に忙殺されている人ほど、意外と新しい世界が待っていたりしますので、まずは外の世界に目を向けてみることをおすすめします。

そして、できればあなたの人生が良い方向に進むことを願っています。

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