タブレットといえば、iPadやAndroidタブレットが主流ですが、Windowsタブレットも根強い人気があります。
その理由は、マイクロソフトの「Ofiice」をはじめとした多くのビジネス系のアプリケーションが使えるためです。
使い慣れたWindwosパソコンと操作性においてほぼ同じところも魅力的でしょう。
ビジネスシーンでの利用を考えているのであれば、iPadやAndroidタブレットよりも、Windowsタブレットが有利じゃないでしょうか。
Windowsタブレットの中でも人気なのが「2in1タイプ」で、これはキーボードが付属(もしくは別売)しており、よりパソコンに近いイメージです。
「2in1タイプ」で有名なのがマイクロソフトが販売している「Surface」ですが、いかんせん価格が高いです。
そこで低価格でありながら、携帯性や機能もそこまで犠牲にしていない、おすすめのWindowsタブレットを比較してみました。
Windowsタブレットの比較ポイント
Windowsタブレットを検討する際におさえておきたいのが、価格、スペック、画面サイズ、重量、サイズです。
価格
安いに越したことはないですが、あまりに安いと品質を犠牲にしたものとなります。
今回は、そういった驚くほどの低価格の製品は除外し、安いが機能的にそこそこ使えるタブレットを紹介しています。
スペック
CPU、メモリ、記憶容量、画面の解像度、カメラ機能、インターフェース(USB、HDMIなど)、センサー、バッテリーなどの各スペックは製品選びにおいて重要です。
これらは用途によって、重要度が変わってきます。
複数のアプリケーションを同時に使うシーンが多いのであれば、ある程度のメモリ容量は必要です。
電源のない場所での使用頻度が多いのであれば、バッテリーでの稼働時間は確認しなければなりません。
画面サイズ
タブレットにとって画面サイズはかなり重要です。
Windowsタブレットは10〜13インチの大型ディスプレイを搭載しているモデルが主流ですが、 画面サイズによって使い勝手が大きく変わってきますので。
10インチ前後だと本体もコンパクトになることが多いですが、ノートパソコンと比較するとかなり小さい印象です。
13インチにもなると、ノートパソコンにも引けを取らない作業スペースがありますが、本体サイズも比例して大きくなります。
重量、サイズとも関連してきますので、目的にあったサイズを選択しましょう。
重量
Windowsタブレットは携帯性に優れているものが多いです。
とはいっても、製品によって重量が違ってきます。
軽量を売りにしたものもあれば、重量を犠牲にして価格や機能に強みを出しているモデルもあります。
持ち運ぶ頻度によって、どこまでの重量を許容できるかでしょう。
サイズ
サイズについても重量と同じく、持ち運ぶ頻度によるところが大きいかと。
ただ、タブレットとして使う場合は手に持つことになるため、重さとサイズに対する見方が変わってきます。
重量とサイズに関しては、実際に店頭で確認してみることをおすすめします。
目当ての機種がない場合でも、似ているもので最低限の確認はしておいたほうがいいです。
ideapad Miix 320 80XF0006JP
ideapad Miix 320 80XF0006JPのスペック | |
CPU | Atom x5-Z8350 1.44GHz |
コア数 | クアッドコア |
メモリ | 2GB |
記憶容量 | 64GB |
画面サイズ | 10.1インチ |
画面解像度 | 1280x800 |
Wi-Fi | IEEE802.11a、IEEE802.11b、IEEE802.11g、IEEE802.11n、IEEE802.11ac |
Bluetooth | Bluetooth4.1 |
背面カメラ | 500万画素 |
前面カメラ | 200万画素 |
本体インターフェイス | microSDカード、USB、MicroHDMI/span> |
センサー | 加速度センサー |
バッテリー性能 | リチウムイオンポリマー 駆動時間:11.3時間 |
幅x高さx奥行 | 249x9x178 mm |
重量 | 550g |
キーボード | キーボード付属 |
メーカー | Lenovo |
「ideapad Miix 320 80XF0006JP0」は10.1型液晶搭載の着脱式2in1Windowsタブレットです。
様々な部分でコストダウンの影響は感じますが、全体の質感としてはそこまで安っぽくはありません。
本体素材も樹脂ですが、シルバーメタリック塗装が施されているため、質感もそれなりに保たれています。
背面の側面部分がカーブしていて、持ちやすく手になじみやすいデザインとなっているのが特徴。
重量は本体自体が約550gでキーボード装着時が約1.020kg。
約1キロであれば、外出のお供としては申し分ない携帯性じゃないでしょうか。
キーボードに関しては最上段のファンクションキーがないため、注意が必要。
ファンクションキーを多用する人にとってはちょっと厳しいかもしれません。
CPUやメモリは価格相応といったところです。
このクラスのWindowsタブレットであれば、メモリが2GBというのは標準的なものですね。
Webブラウジングやメールの送受信、WordやExcelといったそれほど高負荷のかからない作業であれば、ある程度快適に操作するでしょう。
ideapad Miix 320 80XF0007JP
ideapad Miix 320 80XF0007JPのスペック | |
CPU | Atom x5-Z8350 1.44GHz |
コア数 | クアッドコア |
メモリ | 4GB |
記憶容量 | 64GB |
画面サイズ | 10.1インチ |
画面解像度 | 1920x1200 |
Wi-Fi | IEEE802.11a、IEEE802.11b、IEEE802.11g、IEEE802.11n、IEEE802.11ac |
Bluetooth | Bluetooth4.1 |
背面カメラ | 500万画素 |
前面カメラ | 200万画素 |
本体インターフェイス | microSDカード、USB、MicroHDMI/span> |
センサー | 加速度センサー |
バッテリー性能 | リチウムイオンポリマー 駆動時間:11.3時間 |
幅x高さx奥行 | 249x9x178 mm |
重量 | 550g |
キーボード | キーボード付属 |
メーカー | Lenovo |
「ideapad Miix 320 80XF0007JP」は上で紹介した「ideapad Miix 320 80XF0006JP」の上位機種という位置付けです。
違いは搭載メモリと画面解像度です。
アプリケーションを複数使うことが多いのであれば、メモリが4GBあったほうが安心できます。
解像度に関しても、高いに越したことはないでしょう。
80XF0006JPと80XF0007JPのどちらにするかですが、できるだけ低予算ということであれば、80XF0006JPです。
そうでなければ、80XF0007JPを選択しておいたほうが間違いないですね。
ASUS TransBook T101HA
TransBook T101HAのスペック | |
CPU | Atom Atom x5-Z8350 1.44GHz |
コア数 | クアッドコア |
メモリ | 2GB |
記憶容量 | 64GB |
画面サイズ | 10.1インチ |
画面解像度 | 1280x800 |
Wi-Fi | IEEE802.11a、IEEE802.11b、IEEE802.11g、IEEE802.11n、IEEE802.11ac |
Bluetooth | Bluetooth4.1 |
背面カメラ | - |
前面カメラ | 192万画素 |
本体インターフェイス | microSDカード、microSDHCカード、microSDXCカード、USB、microUSB、MicroHDMI |
センサー | 加速度センサー、ジャイロセンサー、デジタルコンパス |
バッテリー性能 | リチウムポリマー 駆動時間:13.6時間 |
幅x高さx奥行 | 261x9x175 mm |
重量 | 580g |
キーボード | キーボード付属 |
メーカー | ASUS |
ASUSが展開する2in1スタイルのTransBookシリーズ「TransBook T101HA」は3万円前後で買える激安Windwosタブレットです。
本体素材はアルミを採用し、軽量でありながら堅牢性も兼ね備えています。
カラーバリエーションがミントグリーン、ピンクゴールド、メタルグレーと豊富なところに遊び心を感じます。
重量は本体自体が約580gでキーボード装着時が約1.080kg。
約1キロですので携帯性は良いほうかと。
CPUとメモリに関しては、上で紹介した「ideapad Miix 320 80XF0006JP」と同じレベルのものを搭載しています。
画面サイズ、重量、本体サイズもほぼ似たような両者。
「TransBook T101HA」はインターフェイスが充実しているのと、稼働時間が長いところが優れていますね。
ASUS TransBook Mini T102HA
TransBook Mini T102HAのスペック | |
CPU | Atom Atom x5-Z8350 1.44GHz |
コア数 | クアッドコア |
メモリ | 4GB |
記憶容量 | 64GB |
画面サイズ | 10.1インチ |
画面解像度 | 1280x800 |
Wi-Fi | IEEE802.11a、IEEE802.11b、IEEE802.11g、IEEE802.11n、IEEE802.11ac |
Bluetooth | Bluetooth4.1 |
背面カメラ | - |
前面カメラ | 192万画素 |
本体インターフェイス | microSDカード、microSDHCカード、microSDXCカード、USB、microUSB、MicroHDMI |
センサー | 加速度センサー、デジタルコンパス |
バッテリー性能 | リチウムポリマー 駆動時間:12.6時間 |
幅x高さx奥行 | 259x8.2x170 mm |
重量 | 540g |
キーボード | キーボード付属 |
メーカー | ASUS |
TransBookシリーズ「TransBook Mini T102HA」は上で紹介した「TransBook T101HA」よりも機能アップが図られたモデルです。
改善されたのはメモリ、本体サイズ、重量です。
メモリが4GBに増強され、本体サイズが若干コンパクトになり、それに伴って重量も減りました。
逆にジャイロセンサーが非搭載となり、バッテリー稼働時間が少なくなりました。
激安Windwosタブレットとしては、企業努力を感じるモデルで、高負荷をかけなければビジネスシーンでも活躍できる完成度かと。
Switch 3 SW312-31-A14Q
Switch 3 SW312-31-A14Qのスペック | |
CPU | Celeron N3350 1.1GHzz |
コア数 | デュアルコア |
メモリ | 4GB |
記憶容量 | 128GB |
画面サイズ | 12.2インチ |
画面解像度 | 1920x1200 |
Wi-Fi | IEEE802.11a、IEEE802.11b、IEEE802.11g、IEEE802.11n、IEEE802.11ac/span> |
Bluetooth | Bluetooth4.0 |
背面カメラ | 500万画素 |
前面カメラ | 180万画素 |
本体インターフェイス | microSDカード、USB |
センサー | 加速度センサー |
バッテリー性能 | リチウムイオン 4670mAh 駆動時間:8時間 |
幅x高さx奥行 | 295x9.95x201 mm |
重量 | 900g |
キーボード | キーボード付属 |
メーカー | Acer |
12型の2in1モデル「Switch 3 SW312-31-A14Q」は10点マルチタッチ対応の12.2インチの大画面液晶と搭載しています。
CPUは今回比較した中で唯一のCeleron、メモリも4GB、記憶容量も128GBとノートPCと比べても遜色ないレベルです。
キーボードもフルサイズで、1.4mmのキーストロークのため、タイピングもスムーズにできます。
ネックになるのは、本体サイズと重量です。
キーボードを装着した状態では、95(幅)×16.3(高さ)×201(奥行)mm、重量は約1250gになります。
携帯性という点においては、他のモデルに劣るのが難点です。
WN892V2
iWN892V2のスペック | |
CPU | Atom x5-Z8300 1.44GHz |
コア数 | クアッドコア |
メモリ | 2GB |
記憶容量 | 32GB |
画面サイズ | 8.9インチ |
画面解像度 | 1280x800 |
Wi-Fi | IEEE802.11b、IEEE802.11g、IEEE802.11n |
Bluetooth | Bluetooth4.0 LE |
背面カメラ | 192万画素 |
前面カメラ | 192万画素 |
本体インターフェイス | microSDカード、microSDHCカード、microSDXCカード、microUSB、MicroHDMI |
センサー | - |
バッテリー性能 | 駆動時間:5.75時間 |
幅x高さx奥行 | 231x9x137 mm |
重量 | 383g |
キーボード | キーボード付属 |
メーカー | マウスコンピューター |
WN892V2は8.9型液晶搭載の着脱式2in1Windowsタブレットです。
とにかく軽量、コンパクトなのが最大の特徴です。
メモリや記憶容量など、スペックに関しては平凡さは否めません。
バッテリー稼働時間も5時間と少し短めです。
画面サイズも8.9インチですので、手狭な感じがします。
機能性に関しては少し物足りないのが正直なところ。
そのぶん、このモデルはタブレット本体の重量が約383g、キーボードを含めても約660gという驚異的なモバイル性能を誇っています。
とにかく軽いものが良いといった場合には最適の一台です。
arrows Tab QH35/B1 FARQ35B1B
arrows Tab QH35/B1 FARQ35B1Bのスペック | |
CPU | Atom x5-Z8350 1.44GHz/span> |
コア数 | クアッドコア |
メモリ | 2GB |
記憶容量 | 128GB |
画面サイズ | 10.1インチ |
画面解像度 | 1280x800 |
Wi-Fi | IEEE802.11a、IEEE802.11b、IEEE802.11g、IEEE802.11n、IEEE802.11ac |
Bluetooth | Bluetooth4.0 |
背面カメラ | 500万画素 |
前面カメラ | 200万画素 |
本体インターフェイス | microSDカード、microSDHCカード、microSDXCカード、USB、microUSB、MicroHDMI |
センサー | 加速度センサー、ジャイロセンサー、光センサー、デジタルコンパス |
バッテリー性能 | リチウムポリマー 駆動時間:7.5時間 |
幅x高さx奥行 | 259.8x8.9x171.4 mm |
重量 | 620g |
キーボード | キーボード付属 |
メーカー | 富士通 |
富士通製の「arrows Tab QH35/B1 FARQ35B1B」は大容量のストレージを搭載している着脱式2in1Windowsタブレットです。
CPUやメモリは他のモデルと横並びですが、記憶容量が128GBとなっているため、多くのデータを保存するような用途に向いています。
本体とキーボード含めた重量が1キロを切るので、携帯性にも優れていますね。
価格が他のモデルに比べて高いのが気になりますが、大手国内メーカーの品質、サポート体制の充実を考えると、安心して購入できる一台です。
まとめ
Windowsタブレットはよりパソコンに近い使い方ができるため、画面サイズやキーボードといったハード寄りな部分が重要となってきます。
モバイルデバイスですので、本体サイズや重量も使い勝手に大きく影響するでしょう。
できれば、購入に踏み切る前に実物を触ってみることをおすすめします。
タブレットの比較記事はこちらもどうぞ。