どうも、ガジェットをレビューするのが趣味のKerubitoです。
先日、格安アクションカメラの「Elephone REXSO Explorer K」をGearBest様より提供いただきましたので、早速レビューしてみようと思います。
Elephoneはアクションカメラ以外にもスマホやイヤホン、モバイルアクセサリーなども作っているようで、公式サイトをみる限りかなり先進的な企業のようです。
以前はASUSやファーウェイも日本人からしたら「どこのメーカー?」って感じでしたので、いずれメジャーになってくるかもしれません。
完全に日本のメーカーは世界の潮流から取り残されつつあります・・・。
Elephone REXSO Explorer Kは俗にいう「GoProもどき」のお仲間とも見えますが、カメラ自体は独自設計・製造しているようです。
Elephone REXSO Explorer Kの特徴
・HuaweiのHiSilicon HI3559チップを搭載。HI3559は低消費電力とレンズ歪み補正に定評があるそうです。
・4K動画に対応。さらにHD画面とスローモーション機能を組み合わせることにより、より鮮明な描写が可能となっています。
・9種類の撮影モードに対応。動画、静止画に加え、タイムラプス、タイマー、バースト、スローモーションなど。
・6軸電子ジャイロによる手ブレ補正機能を搭載。
・170°と広角での撮影に対応。
・H.265/MPEG HEVCのコーデック技術。
・防水ハウジングケースを装着することによって、水深30mまでの防水に対応。
格安アクションカメラってどれも似たり寄ったりのスペックで、完全に製造元は同じなんじゃね?と疑ってしまうレベルですが、Elephone REXSO Explorer Kは独自開発だそうです。
なので、他の格安アクションカメラとの互換性もあまりないようです。
互換性がない部分に関しては、デメリットとなることもあるかもしれませんが、カメラ単体としてみた場合は、期待が持てます。
Elephone REXSO Explorer Kのスペック
Elephone REXSO Explorer Kのスペック | |
動画解像度 | 4K/30fps, 2K/60fps, 1080P/60/30fps |
写真解像度 | 16M:4608 × 3456, 12M :4032 × 3024, 8M:3264 × 2448 4, 5M:2595 × 1944 |
画面サイズ | 2インチ |
レンズ | 170°広角レンズ、18mm |
幅×高さ×奥行き | 59×41×21.3mm |
重量 | 64.5g |
防水 | ハウジング装着にて30m |
手ブレ補正 | 6軸電子ジャイロ手ブレ補正 |
バッテリー | 1200mAh |
動画撮影時の解像度とフレームレートについて少し詳しく。
- 4K(3840×2160):30fps
- 2K(2560×1440):60fps
- 1080p(1920×1080):60/30fps
4kに関しては解像度は高いですが、フレームレートが30fpsです。
フレームレートとは、ある一定時間内の「コマ数」のことです。
たとえば、60fpsであれば1秒間に60コマとなります。
4kでも30fpsだと少し動きの荒い映像になる可能性が高いです。
現実的なところで最も満足感の高い映像は2kになるかと。
他の格安アクションカメラはバッテリーがはじめから2個ついていたりするのですが、Elephone REXSO Explorer Kは残念ながら1個です。
撮影時間はおよそ60分〜90分ですので、長時間使用する場合は予備のバッテリーが必要になってきそうです。
Elephone REXSO Explorer Kを開封
荷物は香港から国際便で届きました。
途中、通関手続きで色々あったみたいで、電話がかかってきましたが(笑
黒いケースです。シンプルで嫌いではないですが、質感はそれほど高くないですね。
他の格安アクションカメラのケースに比べると、一回り小さい印象。
中を開けると、色々とアタッチメントが付いているのがわかります。
一通り並べてみました。
ざっとみたところ、他の格安アクションカメラと同じような構成ですかね。
互換性があるのかないのか判断つきませんが・・・。
これだけあれば、自転車、バイク、車など様々なものに取り付けられそうです。
中には「これどうやって使うの・・・」という不思議な形状のものもありますが(笑
バッテリーです。
本体正面です。
側面から。Wifiボタンがあります。
逆の側面。
USBとHDMIの端子があります。
充電は付属のUSBケーブルを使って行います。
残念ながらコンセントが付属していないのですが、スマホと共有できますので、大抵の人は大丈夫じゃないでしょうか。
底側です。
SDカードのスロットは底側にあります。
ディスプレイはそこそこ鮮明に映りますね。
ハウジングケースを装着するとこんな感じに。
電源を入れると、全面がブルーに光ります。
なかなか盛り上げてくれる演出で、他の格安アクションカメラとの違いを感じさせてくれます。
本体自体は数値上、他のアクションカメラに比べて僅かに小さいです。
実際持ってみると、数値の差以上にコンパクトな印象を受けますね。
手で持つと、かなり小さいことがわかります。
中華アクションカメラの代表格であるmusonのmc2と並べてみました。
説明書も付属していました。
日本語には未対応ですが、だいたい書いてあることは想像がつきますね。
各部の名称など。
付属品の説明。
Elephone REXSO Explorer Kの仕様についても細かく書かれています。
Elephone REXSO Explorer Kで動画を撮影
さっそくElephone REXSO Explorer Kにて動画を撮影してみました。
比較用として、muson mc2も同時に撮影しました。
Elephone REXSO Explorer K
muson mc2
手ブレ補正がついているため、映像の揺れはかなり抑えられているのではないでしょうか。
より手ブレ補正の効果を検証するために、走ってみながら撮影してみました。
Elephone REXSO Explorer K
muson mc2
Elephone REXSO Explorer Kの使用感
muson mc2との比較で映像のクオリティは高いと思います。
muson mc2よりも自然な発色ですし、2kなので映像自体が全体的に綺麗じゃないでしょうか。
それに何と言っても手ブレ補正がかなり効いているかと。
今までは目を瞑っていたmuson mc2の手ブレですが、格安アクションカメラという括りでは同じなElephone REXSO Explorer Kを使ってしまうと、なんとも複雑な心境に(笑
Elephone REXSO Explorer Kの手ブレ補正に関しては、元祖アクションカメラのGoPro5と比較しても、勝っているぐらいです。
カメラ本体の操作性についても、届いたその日に色々触っていたら覚えられるぐらい直感的に操作できましたね。
複雑な操作になってくると、説明書やネットで調べながらになるかもしれませんが、普通に使うのにはそれほど戸惑わないかと。
少し気になるのは、ディスプレイに表示される文言が機械的な翻訳なので、ちょっと意味がわかりにくいところがあります。
このあたりは今後の改善に期待。
総じて普通に使うレベルでは、戸惑うことはあまりないかと。
起動も早く、手軽に高いクオリティの映像が撮影できてしまいます。
まとめ
Elephone REXSO Explorer Kの価格は1万円前後。
GoProに比べると、本体の質感や機能性、サポートなどは劣っていますが、価格が違いすぎてライバルとは呼べないでしょう。
やはりライバルは中華アクションカメラかと。
正直、映像的にはどちらが大きく優れているということではないですし、手ブレ補正が判断基準になるんじゃないでしょうか。
最近ではSJCAMなど格安アクションカメラでも手ブレ補正のあるモデルもちらほらあります。
ただ、価格が2万近くするので、それならElephone REXSO Explorer Kのほうがコスパが高いかもしれません。
そこそこ使える中華アクションカメラが1万円近くすることを考えると、あと少し足して映像のクオリティも高く、手ブレ補正もなかなかのElephone REXSO Explorer Kはなかなか良いポジションにあるんじゃないでしょうか。
気になった方はGearBestの商品ページからどうぞ。
GearBestはまだ日本にはあまり馴染みのないサイトですが、GearBest日本公式ブログも用意されています。