先日、以前から気になっていた高雄のランドマークタワーともいえる高雄85ビルに行ってきました。
高雄はコンパクトな街ですので、街中でうろうろしているとよく目に入るんですよね。
高雄の観光スポットの知名度としてはそれほど高くはないかもしれませんが、それだけ穴場スポットとも言えますし、目先を変える意味でも貴重な存在かと。
高雄85ビルとは?
高雄85ビルは1997年に開業した高雄で一番高いビルで、高さは地上347mあります。
台湾の中でも台北101に続いて、2番目の高さです。
世界でだと、21番目。
そう聞くとかなり高いビルに思えてくるから不思議(笑
地上85階、地下5階のオフィス、住宅、ショッピング、ホテルなどが入っている複合ビルになっていて、74階には展望スペースもあります。
今回はその展望スペースに行ってみました。
高雄85ビルへのアクセス
高雄85ビルへの行き方ですが、MRTなら三多商圏の駅が最寄りです。
三多商圏の駅からは徒歩8分程度です。
暑い季節だとちょっときついかも。
だからといって駅からタクシーも距離が短すぎて、むしろ面倒ですが。
他の観光スポットからタクシーでの移動もありだと思います。
繁華街の新堀江からだと距離的には2キロ弱で7〜8分程度です。料金も100元(400円弱)と非常にリーズナブル。
少し離れた台鉄の高雄駅からでも3.5キロほどで、15分もあれば移動できるはずです。
ちょっと旅慣れた人であれば、バスという手段もあります。
下のルートであれば、205番のバスで新堀江の近くにある中央公園から高雄85ビルの近くまで行けます。
バスを使うのであれば、事前に行程を決めておいたほうがいいでしょうね。
展望スペースの料金
展望スペースの料金は大人180元(約650円)です。
高雄の物価は総じて安いので、それに比べると高い?
と思わなくもないですが、他の高層ビルにある展望スペースの入場料と比べれば破格じゃないですかね。
台北101 : 600元(約2100円)
あべのハルカス : 1500円
スカイ100(香港) : HK$168(約2500円)
っていうか、他が高すぎるような気がしますが・・・。
展望スペースへ
展望スペースへの入場券はビルの1階のチケット売り場で購入できます。
展望スペースへはエレベーターで向かいます。
エレベータの扉にリボンがデザインされていて、ちょっと面白かったです。
このエレベーター、なかなか工夫が凝らしてありました。
高度と速度が表示されます。
分速360メートル・・・よくわからん(笑
高度と速度が上がってくると、照明が落ち、ムーディーな雰囲気に。
到着。
エレベーターが着いた先は75階で、階段で74階に降りるという変わった構造になっています。
展望スペースから昼と夜の景色を楽しむ
展望スペースからは高雄の街並みが360度見渡せます。
私は都市の景色では香港が一番好きなのですが、高雄の街並みもそれほど悪くないです。
正直、比較にならないですけど(笑
香港は高層ビルが立ち並ぶ迫力のある景色が楽しめますが、高雄の景色はそれとはまったく違う、こじんまりとした都市の佇まいを感じることができます。
真下に目を向けると、さすがに人は判別できませんが、車はわかります。
ミニカーのような車の流れを見ていると、不思議な気持ちになりますね。
ご当地キャラ的なものでしょうか?
一瞬、くまモンかと思いましたが、よく見るとまったく違うようです。
この写真からもわかると思うのですが、展望スペースに来る人はあまりいないみたいですね。
ちらほらはいるのですが、私のような外国人ばかりだと思います。
まあ、地元の人がわざわざ来るような場所でもないんでしょうね。
展望スペースに来たのが夕方前だったので、そのまま展望スペース内にあるカフェで休憩して夜を待ちました。
港湾都市ならではの夜景が見れました。
光の量はお世辞にも多いとは言えませんが(笑
でも、こういう日本の地方都市感満載の雰囲気好きなんですよねー。
なんとも言えない情緒があるというか、ほっとさせられる何かがあります。
遠くに観覧車が見えています。
結構な範囲が黒いのですが、いったい何があるんでしょうか。
まさか空き地でもあるまいし・・・。
まとめ
高雄85の展望スペースはめちゃめちゃ面白いわけではないですが、個人的にはまた訪れたいと思いました。
入場料もリーズナブルですし、混雑していないのでゆっくりと存分に景色を楽しめます。
場所も少し足を伸ばせば、行けますしね。
高雄旅行で少し変わった観光スポットをお望みの場合は、行程に組み込んでみてはいかがでしょうか。