台湾グルメの代表格といえば麺料理だと思います。
麺料理といっても牛肉麺や乾麺、麺線、炸醤麺・・・と種類も豊富です。
私は麺料理好きなので、台湾に行くと必ずと言っていいほど麺料理を食べるのですが、汁に浸して食べるタイプよりも、汁のないタイプのほうが美味しい店が多い気がします。
いわゆる汁なし麺や混ぜそばと呼ばれているものです。
これは日本にはあまりないタイプなので、新鮮さも手伝ってのことかもしれませんが。
台湾第二の都市である高雄は特に麺料理のうまい店が多いです。
それに餃子や肉まんも全体的にレベルが高いですので、小麦粉の処理が得意なんですよね。
そんな麺料理天国の高雄で一番気に入っているのが姚家蘭州拉麵です。
姚家蘭州拉麵の場所
姚家蘭州拉麵は高雄の繁華街である中央公園や三多商圏から比較的近い場所にあります。
ただ、MRTの駅からは少し離れたところにありますので、便利な場所にあるというわけではないです。
私の場合はいつもバスで行っていますが、中央公園からは1キロ前後ですので、旅行であればその辺りからタクシーがおすすめです。
人気店なので混雑必至
店は細い路地裏にありますのでちょっとわかりにくいですが、この看板が目印です。
曜日や時間帯にもよりますが、人気店のためいつも混雑しています。
おすすめは開店と同時に入店すること。
開店時間直後だとこのようにお客さんはまだそれほど多くないです。
といっても、席は満席に近いんですが・・・。
開店時間が夜は17時30分からですが、17時45分の時点でこの状態です。
このお店は注文が入ってから麺をこねていきますので、料理が出てくるまでに時間がかかります。
行列になっている場合は覚悟しておいたほうがいいですね。
席に着いてから、オーダーして麺をこねて茹でてとなりますので、けっこう待たされますので。
それでも客が途絶えることがないのには理由があるということですが・・・。
あと、開店直後が難しい場合に18時といった中途半端な時間に入店するとかなり待たされるかもしれません。
地元のお客さんはみんな開店直後にどっと押し寄せますので。
といっても、休日はかなり混雑しますので、夕食のピーク時間は遅ければ遅いほど待つことになるかもしれませんが・・・。
こんなネガティブな情報ばかり流しているとテンション下がると思いますので、本題に移ります(笑
雪紅辣雞麵
姚家蘭州拉麵のおすすめメニューは雪紅辣雞麵(小90元 大120元)です。
これを混ぜ混ぜして食べます。
はじめて食べたときは衝撃が走りましたね。
ビジュアルはかなり地味ですけど・・・。
それまでラーメンをはじめとしたスープありきの麺料理のほうがスープなしの麺料理よりも断然好みだったのですが、この麺料理を食べて考え方が変わりました。
姚家蘭州拉麵はとにかく麺がうまいです。
台湾の麺っていうと、あまりコシのない柔らかいタイプのものが多いのですが、日本人は讃岐うどんをはじめとしたコシのあるタイプを好みますよね。
姚家蘭州拉麵の麺はコシはそこそこあって、程よい噛み応えです。
そして、とにかく喉越しが素晴らしいの一言。
ラーメンの麺に近いですかね。
麺の弾力はこうあるべきだ、みたいな説得力を感じます。
その麺と薄味のスープ、鶏肉、野菜が絡み合いまくって、シンプルですが深い味わいです。
辣雞拌麵
辣雞拌麵(小90元 大120元)もおすすめです。
麺は同じですが、スープが少し濃いめで野菜がチンゲン菜のようです。
雪紅辣雞麵も同じくですが、唐辛子が入っていてけっこうスパイシーですので、唐辛子の辛さが苦手な人はよけて食べたほうがいいかもしれません。
店の奥からは常に麺をこねる「ダーン、ダーン」というなかなか大きな音が聞こえてきます。
厨房に近い席に座るとまあまあの振動です(笑
この音がこれだけうまい麺を作っているんだなと妙に納得させられます。
まとめ
姚家蘭州拉麵は少し行きにくい場所にありますが、地元の人も通い詰める麺料理の実力店です。
麺好きには堪らない店ですので、高雄を訪れた際にはぜひ寄ってみてください。
私のように汁のないタイプの麺料理に目覚めるかもしれませんよ。