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ミーソン聖域への行き方と現地での楽しみ方と注意点

先日、ベトナムのホイアンを訪れた際に、少し足を伸ばして「ミーソン聖域」という観光スポットに行ってみました。

ミーソン聖域はクンナム省ミーソンにある遺跡で、正式名称をシュリーシャーナバドレーシュヴァラといいチャパ王国の宗教関連の聖域です。

煉瓦造りの建造物は6世紀から13世紀頃のものであり、その歴史的価値が認められ、1999年に世界遺産に登録されています。

遺跡好きな自分としては見逃せない場所だったのですが、実際行ってみてめちゃくちゃ良かったです。

以前、タイのアユタヤ遺跡に行ったことがあるのですが、それに比べて個人的にはミーソン聖域のほうが満足度が高かったですね。

地名度でいうと、タイのアユタヤ遺跡やカンボジアのアンコールワットに比べて全然低いミーソン聖域ですが、実力は本物です。

具体的にどういうところが良かったのか、詳しくレポートしていきたいと思います。

また、現地への行き方、注意点などについてもまとめました。

ダナンやホイアンに旅行で訪れた際には、ぜひミーソン聖域も旅の日程に加えることをおすすめします。

ミーソン聖域の場所と行き方

ミーソン聖域はダナンからだと南、ホイアンからだと西に位置しています。

ダナンからだと車で約40キロ弱、時間で1間ほどかかります。

ダナンからミーソン聖域

ホイアンからもほとんどダナンからと変わらないです。

行き方は主に3つあります。

・タクシー
・ホテルの車をチャーター
・送迎サービス

タクシーは最もポピュラーな手段かもしれませんが、料金が不明瞭でトラブルの可能性もあるため、私はやめておきました。

ホテルの車をチャーターするのもありですが、料金がリーズナブルな送迎サービスを今回は利用しました。

実際に利用したのはVELTRAの送迎サービスです。

利用してみての感想ですが、運転手の方も非常に感じがよく、道中安全運転で快適でした。

往復利用ですので、帰りも安心です。

ミーソン聖域はかなり田舎というか、山の中にあるので、もしタクシーを利用するのであれば、必ず帰りについても確保しておいたほうがいいでしょう。

ミーソン聖域を回ってみた

ミーソン聖域への入場料は1人10万ドンですので、約500円ほど(2018年8月現在)です。

ゲートをくぐってすぐ右に資料館のようなものがありました。

ミーソン聖域1

それを横目に進んでいくと、橋があります。

ミーソン聖域2

さらに進むとカートが待っており、これに乗って奥へと向かいます。

ミーソン聖域4

このカートがなかなかのスピードで進むため、スリルあります(笑

ここでミーソン聖域全体について説明しておきます。

ミーソン聖域3

各遺跡群はアルファベットで示されており、左右のルートがあります。

左ルートはK→N→E・Fといった順に回ることになり、右ルートはH→B・C・Dといった順になります。

ずばり私のおすすめは左ルートです。

なぜかというと、遺跡群のメインはB・C・Dですので、右ルートになるといきなりメインになってしまいます。

B・C・Dを見た後でそれ以外を見ても、感動が薄くなってしまうので、徐々に感動が増していく左ルートがおすすめというわけです。

時間がない場合は、右ルートでB・C・Dだけを見て帰るというのもありです。

ツアーなんかだと、メインの遺跡群だけしか見られないみたいなので、私は個人手配で行きました。

今回は左ルートでの紹介となります。

しばらくはこのような小道を進むことになります。

ミーソン聖域5

見えてきました。

Kゾーンです。

損傷が激しく、かなり修復の跡が見られます。

明るいレンガの部分が修復されたところのようです。

ミーソン聖域7

まだまだ序の口なのですが、この時点で遺跡好きとしてはテンションが一気に上がりました。

ミーソン聖域6

E・Fゾーンに入ると一気に雰囲気が変わります。

レンガが崩れてしまっているのですが、これが余計にリアル感を増幅させています。

ミーソン聖域8

そのままにしておいたら崩れてしまうためか、木材で補強されていますね。

ミーソン聖域9

完全に修復中。

ミーソン聖域10

レンガ造りの建物のてっぺんに草が生えているのですが、これがまた渋い。

まるでゲームか映画の世界に飛び込んだかのような非現実的な光景が目の前に広がります。

ミーソン聖域11

この写真を見てもわかる通り、ミーソン聖域の良い点の一つとして、観光客が少ないんですよね。

いくら素晴らしい建物でも観光客で混雑していたら魅力半減です。

そういう意味でも、ミーソンは私の中の遺跡ランキングでかなり上位です。

AとGゾーンにやってきました。

ミーソン聖域12

さらに建造物が立派になってきて、本気出してきてる感じです(笑

ミーソン聖域13

こういった彫刻などもそこかしこにあり、自由に見学できるところがミーソン聖域のすごいところです。

ミーソン聖域14

まるでゲームの迷宮ダンジョンにいるかのような雰囲気です。

ミーソン聖域15

メインのB・C・Dにやってきました。

ミーソン聖域16

建物の中に入れたりします。

ミーソン聖域17

荘厳な雰囲気に包まれた建物。

ドラクエやFFのような世界がそのまま自分の前に広がっていると思うと、テンション上がりっ放し(笑

ミーソン聖域18

ミーソン聖域19

ミーソン聖域20

ミーソン聖域21

ミーソン聖域の注意点

魅力いっぱいのミーソン聖域ですが、注意点もあります。

まず行く季節にもよりますが、とにかく暑さが半端ないです。

ベストシーズンの4月〜8月あたりは特に天気が良いと、太陽の光が容赦なく襲ってきます。

ですので、帽子、日傘などの暑さ対策はもちろん、売店などもあまりないため、水の準備もしておいたほうがいいです。

下の記事は台湾の暑さ対策ですが、ミーソン聖域にも応用できるかと。

台湾の台北や高雄の夏を旅行するなら暑さ対策は必須

ミーソン聖域は遺跡群がそれぞれ離れているため、けっこう歩く必要があります。

上で書いた暑さも相まって、普段歩き慣れていない人にとってはちょっときついかもしれません。

できるだけ歩きやすい靴が望ましいです。

最後は時間配分についてです。

敷地が広いこともあり、意外と時間が足らなくなるかもしれません。

私の場合は1時間半ほどあったのですが、全然足りなかったです。

できれば2時間は欲しかったですね。

ざっと見る程度であれば1時間でいけるのかもしれませんが、じっくり見る価値のあるものですので、できれば2時間はあったほうがいいかと。

ツアーなんかだと自由行動は30分とかになってしまうため、じっくり見たい人には不向きかと。

そういった人は送迎サービスを利用して、自分のペースでゆっくり見学するのがおすすめです。

まとめ

世界遺産でありながら、そこまで日本人には知られていないミーソン聖域。

マイナーでも本物は素晴らしいという良い見本かと。

6世紀から13世紀頃に造られた遺跡群は圧倒的で、感動すら覚えます。

ダナンやホイアンからは少し離れていますが、それでも車で1時間で行ける距離です。

歴史的建造物に少しでも興味があるのであれば、訪れてみるべきかと。

ダナンやホイアンに関してはこちら。

ベトナムのダナンの気候や物価や移動などについて実際行ってみたわかったこと

ホイアンへの行き方と現地での楽しみ方と注意点

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