奄美大島の南に位置する加計呂麻島。
離島感が半端ないですが、それほど遠くはなくフェリーで20〜25分ほどで行くことが可能です。
奄美大島ものんびりとした雰囲気で自然が素晴らしい島ですが、加計呂麻島はさらに自然が豊かです。
そんな加計呂麻島のおすすめ観光スポットをまとめてみました。
安脚場戦跡公園
”あんきゃばせんせきこうえん”と読みます。
安脚場戦跡公園は加計呂麻島の東の端にあります。
安脚場集落には大島海峡内の連合艦隊の泊地を防衛するため、軍事施設が置かれていたそうで、今でも当時の弾薬庫などが残っています。
現在は公園として整備されていて、そこからの眺めは素晴らしいの一言。
安脚場集落には駐車場があり、車を降りて少し歩いた所にそれらしい建物がありました。
建物があるところまでは少し上り坂になっていますので、暑い季節には日差しや水分補給に気をつけましょう。
戦時中の弾薬格納庫がそのまま残されています。
中に入れる建物もありました。
ちょっと不気味な雰囲気ですが・・・。
中は結構広かったりします。
ほんの数十年前まで日本が戦争してたなんて信じられませんが、実際に戦争の痕跡を目の当たりにすると、実感が湧いてきます。
少し坂を登っていくと、目の前に絶景が広がります。
真ん中やや左下に乗ってきたレンタカーがポツンと私の帰りを待っています(笑
これだけ登りますので、まあまあ疲れます。
特に真夏は・・・。
日本とは思えないような断崖絶壁が広がっていました。
写真ではなかなか伝わりにくいですが、壮大な景色に圧倒されまくりです。
安脚場戦跡公園は少し地味な観光スポットのように扱われているようですが、歴史を感じることができ、外国のような素晴らしい景色も楽しめる一粒で二度美味しい観光スポットです。
ただ、東の端という少し行きにくい場所に位置しているのが難点です。
自然が好きであれば、行って後悔する場所ではないと思うんですけどね。
実久海岸海水浴場
実久は”さねく”と読みます。
実久海岸海水浴場は加計呂麻島の西の端にあります。
安脚場戦跡公園とは真逆ですね。
実久海岸海水浴場の全景です。
はじめて訪れたときはこの景色に度肝を抜かれました。
沖縄以外に日本にもこんな場所があったのかと。
砂浜から見る海の色はまた違ったものとなります。
海の色が沖縄の宮古島や石垣島とはまた違った色で、独特のグラデーションです。
船が浮いているように見えます。
堤防から見た海の色はなんとも不思議で、吸い込まれそうです。
実久の海はとにかく透明度が抜群で、そこそこ水深があるところでも底まで丸見えなんですよね。
海水浴場といっても、真夏でも人はまばらでまるで時間が止まっているかのような不思議な感覚に陥ります。
ここも安脚場戦跡公園と同じくほぼ島の最西端ですので、ちょっと行きにくいところにあります。
道中は、曲がりくねった道でアップダウンも激しいですので。
ただ、加計呂麻島に来たらここは絶対に外せないぐらいのおすすめスポットです。
武名のガジュマル
武名は”たけな”と読みます。
武名のガジュマルは島の北側、真ん中からやや西に位置します。
武名集落の真ん中付近に「武名のガジュマル」と小さな案内板があって、小道に入ると圧倒的な自然がそこには存在していました。
樹齢何年とかそんな小賢しい理屈はすぐに吹っ飛びます。
とにかく圧倒的。
神秘的な光景にただただ感動。
実久海岸海水浴場に行くのであれば、ぜひ武名のガジュマルにも立ち寄ってみてください。
加計呂麻島の南側
最後は島の南側について紹介したいと思います。
観光スポットと書くと語弊があるかもしれませんが。
どこにでもあるような情報ばかりだと面白くありませんので、個人ブログらしく、ちょっとニッチな情報をお届けします。
エリアとしては下の地図の赤い丸で囲まれたところ付近だと思うのですが、とにかく離島らしさが半端なかったです。
車1台がやっと通れるような道をひたすら走ると
突然絶景が目の前に。
島の南側は特に手付かずの自然が広がっていて、息を飲む美しさです。
このビーチもどこから辿り着けるのか結局わからなかったです。
もしかしたら、陸からは行けないのかもしれません。
集落がありましたが、人影はありませんでした。
集落の真ん中に生えていた大木。
すごい存在感です。
猫が日陰で休憩中。
めちゃめちゃ癒されます。
海岸には誰もおらず、釣竿だけが魚がかかるのを待っていました。
正直、島の南側にはこれといった観光スポットはあまりない印象ですが、個人的にはこういう雰囲気がたまらなく好きです。
昔から変わらない島の風景がそこにはありました。
そこに少しだけお邪魔させてもらいましたね。
まとめ
加計呂麻島にはお洒落なカフェや見栄えのする観光施設はあまりないかと。
というか、どこかにあるのかもしれませんが、少なくとも私は見かけませんでしたね。
しかし、見たこともない自然が広がっており、感じたことのない時の流れが加計呂麻島にはあります。
自然好きには堪らない加計呂麻島、奄美大島に来たらぜひもう少し足を伸ばしてみてください。
加計呂麻島への行き方についてはこちらで詳しく取り上げています。