先日、洗面所を使おうとしたら床が水浸し・・・。
はじめはどこから水がきたのかさっぱりわかりませんでしたが、調べていくうちに原因が明らかに。
どうもホースの金属部分から水が漏れ出ているようです。
下の写真の赤丸の部分です。
いろいろ回り道はしましたが、結果的に自力で修復することができましたので、同じようにお困りの方の参考になれば幸いです。
MYMのFM(FA)240シリーズ
はじめてのことなので、何がどうなっているのかさっぱり・・・。
まずは製品情報を知りたいと思い、製品を特定するところからです。
説明書らしきものを引っ張り出してきて読んでみることに。
それでわかったのが、自宅の洗面所に取り付けられている混合栓はMYMのFM(FA)240シリーズだということ。
さらにネットで調べてみると、MYMという会社は倒産していて、現在はないということもわかりました。
しかし、KVKという会社が事業を引き継ぎ、代替品を今も製造しているようです。
KVK カプラー KPS1908を取り付けてみる
素人判断では水漏れの原因がどこにあるのかわからないので、可能性のありそうなカプラーという部品を交換してみることに。
これがカプラーです。
ホースと洗面台の下に伸びている線を繋ぐ部品です。
自宅近くのホームセンターに探しに行ってみましたが、取り扱いはなし・・・。
そこでAmazonで探してみると、あっさり発見(笑
Amazonすご過ぎ・・・。
交換の仕方は簡単です。
まず古いカプラーを外すのですが、オレンジの部分を下に押し込んだ状態で抜くと、ホースからはあっさり外れます。
新しいカプラを取り付けるのは逆にオレンジの部分を下に押し込んだ状態で差し込み、オレンジの部分を上に移動させます。
カッチと音がしますので、それできちんと取り付けられているか判断できます。
で、交換してみて水を出してみると・・・まだ漏れます。
どうやら原因はカプラーじゃなかったようです。
はい、素人判断でやるとこういう目に遭います(笑
これはこれで一つ勉強になったと、前向きに考えることに。
水道業者を呼ぶ
少しの間、途方に暮れ(笑
あ、っと思い出したのが関西電力の「はぴe暮らしサポート」。
自宅がオール電化なので「はぴe暮らしサポート」に無料で入会していたはず。
はぴe暮らしサポートは水道周りのトラブルにも無料で駆けつけてくれます。
早速電話し、その日に提携している水道業者にきてもらいました。
原因はすぐにわかって、ホースの端についている金属部品が劣化しているんだとか。
住みはじめて10年以上経過しているため、ちょうどそのぐらいで駄目になることが多いようです。
そりゃ金属部分から水が漏れ出ていたので、その可能性は十分考えられたんですが、あまり認めたくなかったんですよね。
そうなると、ホースとシャワーヘッド一式を交換しないといけなくなりそうだったので(笑
現実は受け入れないといけないと考えているところに、水道業者の人からさらに追い討ちをかけるような言葉が・・・。
「この形式の製品はもうどこにもないので、別のメーカーのものと交換になりますね」
な・・・なんだと!?
TOTOのカタログを見せてくる業者の人。
「これっていくらぐらいかかります?」
「製品と工賃込みで7万ぐらいですね」
7万・・・。
たかが、ホースの金属部品が壊れたぐらいで7万もかかるんですか。
「INAXだと6万ぐらいです」
その場では決められないので、検討することに。
代替品であるKVKのHC287BG-U15を購入
本当に丸々交換しかないんだろうか・・・と凹みながら操作レバーを眺めていたら、何か書いてあることに気づきました。
「FB244-015」
この品番で試しにググってみると、交換品っぽいものが出てくるではありませんか!
写真で見る限りはまったく同一品に見えます。
ちょっとリスクもありましたが、こういった製品で類似品である可能性は低いと判断し、買ってみることに。
このような状態で届きました。
写真を何枚か載せておきますので、もし同じような状況で当ページに来られたのであれば、自宅の製品と互換性がありそうか確認してみてください。
私の場合は製品を見て、完全にこれはいけるなと確信しましたね。
細かい部分では違うのかもしれませんが、素人判断ではまったく同じ製品と言われてもわからないレベルです。
注意!
2021年12月現在、シャワーヘッド付きのタイプはAmazonでは欠品しているようです。
楽天だと在庫があるようですが、価格が上がっていました。
KVKのHC287BG-U15の取り付け
それでは古いシャワーヘッド&ホースとKVKのHC287BG-U15を交換していきます。
まずはカプラーがついているホースを水道の線から外します。
そして、ホースからカプラーを外します。
カプラーは回すことによって外れますが、固い場合はペンチなどを使いましょう。
カプラーを外すとこのように金属部分がむき出しとなります。
次はホースをシャワーヘッドことホルダから引き抜きます。
おそらく一番つまずきそうなのは、この部分です。
というのは、下の写真のホースにくっついているグレーの部品が一見、抜けそうにないんです。
これは力を込めて引き抜くと外れました。
下の写真が外れた状態です。
ここまできたら、あとはホースを引っ張り出すだけです。
取り付けは外すよりも簡単ですね。
①ホースをホルダーにとおす。
②グレーの部品をホルダに固定する。
③カプラーを水道線に繋げる。
といった流れです。
無事取り付けることができました!
試しに水を流してみたところ、水漏れは完全に直っていました。
シャワーヘッドも劣化していたので、水の出が良くなったのは思わぬ収穫です。
今回の件で改めて思い知らされたのは「情弱だと思いきりぼったくられる」ということ(笑
おそらく水道業者はKVKのHC287BG-U15が世の中に出回っていることは知っていたはず。
それでいて、TOTOやINAXの製品を売りたいがために、その事実は伏せているのでしょう。
もしも知らなかったとしたら、それはそれでプロ失格ですよね。
素人がちょっとネットで検索しただけで見つけられる最適解を知らないということは、素人以下ですし。
水道業者の言いなりになっていたら6~7万の無駄金を使うところでした。
KVKのHC287BG-U15は8,000~9,000円で売っていますので、その差は歴然です。
ちょっとした考える習慣と手間を惜しまなければ、家のメンテナンス費用も抑えることができるかと。