どうも、フリーランスのITエンジニア兼ブロガー兼投資家のKerubitoです。
タブレットで二大巨頭といえば「iPad」と「Surface」じゃないでしょうか。
Androidは各メーカーから色々出ていますが、これと言ったものがないですよね。
それに比べてiOSであればiPad。
WindowsであればSurfaceですので、OSが決まっているなら話は早いです。
確かにWindowsも各メーカーから多彩なモデルが発売されていますが、当たり外れが大きいですので、ガチで使うのならSurfaceが間違いないです。
OSが決まっているならと書きましたが、OSを指名買いする人はあまりいないんじゃないでしょうか(笑
デバイスのデザインやサイズ、操作性や機能のトータルバランスで選ぶ人が大抵だと思います。
そこで今回はiPadとSurfaceのどちらを買うべきか悩んでいる人に向けて両者を比較・・・と当初は考えていたのですが、そんな人あまりいないような気がします。
iPadとSurfaceはニーズが違うはずなので、比較するならiPadとAndroidでしょうね。
ということもあり、方針転換で以下のような人を対象に記事を書きました。
iPad、もしくはSurfaceのどちらかを持っているが、両方持ったほうがいいか迷っている。
これも少数派かもしれませんが、自分がそういう状態だったので。
もちろん、両方持ってなくて、どっちを買うべきか迷ってる人にも参考にしてもらえるように配慮しました。
iPadとSurfaceのスペック比較
今回の比較に使用するのはiPad Proの10.5インチモデルとSurfacePro3です。
SurfacePro3のCPUはi5ですので、ちょうど中間モデルです。
ディスプレイのサイズでいうとiPad Proは12インチモデルになるのかもしれませんが、タブレットとして大きすぎます。
普通に使える限界のサイズって10.5インチモデルまでじゃないでしょうか。
ですので、使用感的に近いモデル同士を比べてみました。
まずはスペック比較から。
iPad Pro(10.5インチ) | SurfacePro3 | |
CPU | A10X | インテル Core i3 / i5 / i7 (Haswell, 2コア) |
メモリ | 4GB | 4GB |
画面サイズ | 10.5インチ | 12インチ |
画面解像度 | 2224x1668 | 2160 x 1440 |
無線LAN | 802.11a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz、最高866Mbps)、Bluetooth 4.2、LTE(Wi-Fi+Cellularモデル) | 802.11a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz、最高866Mbps)、Bluetooth 4.0 |
ポート類 | Lightning Smart Connector(Smart Keyboard接続用) ヘッドセット端子 | フルサイズUSB 3.0×1 ミニDisplayPort×1 (複数ディスプレイ対応) マイクロSDスロット ヘッドセット端子 Cover Port |
高さx幅x厚さ | 250.6 x 174 x 6.1 mm | 292.1 x 201.4 x 9.1mm |
重量 | 469g | 800g |
バッテリー容量 | 8134mAh | 42157mWh |
CPUの単純比較はできませんが、iPad ProはデスクトップPC並みの性能とAppleが豪語していますので、ノートPCと同等のSurfacePro3にも負けていないかと。
そもそもこういったモバイルデバイスで高負荷の処理をすることなんてまずないんじゃないでしょうか。
そう考えると、CPUとしてはどちらも不満が出るレベルではないと思います。
気になるのは、SurfacePro3のメモリですね。
SurfacePro3に搭載されているOSは普通のデスクトップ版Windowsですので、メモリ使用量がかなり多いです。
起動しているだけで1.0G~1.5G前後のメモリを消費しますので。
ExcelやWordなどのソフトを起動させながらネットをしたり、動画を視聴したりすると一気にメモリ使用量が増加します。
SurfacePro3をノートPCとして考えた場合は4GBではちょっと物足りないかもしれません。
一方、iOSのメモリ管理は優れているため、よほどのことをしなければiPad Proでメモリのことを気にする必要はまずありません。
iPad ProとSurfacePro3の使用感について比較
iPad ProとSurfacePro3をそれぞれ使ってみての個人的な使用感について比較していきます。
両者を何に使っているかですが、以下になります。
iPad Pro
・ネットサーフィン
・動画視聴
・アプリ(SNS、グーグルマップ、ニュースなど)
・ネットショッピング
・ブログ更新
SurfacePro3
・ネットサーフィン
・動画視聴
・仕事の資料作成
・ブログ更新
これらの用途において、気になったポイントをあげていこうかと思います。
iPad ProとSurfacePro3のサイズ感と重量
こういうコンピュータの比較ってまずはスペック比較してああでもない、こうでもないっていう記事が多いかと。
ベンチマークとったりして。
でも、実際使用する上でそんなことってあまり重要じゃないんですよね。
これぐらいのスペックになると。
それよりもサイズ感、重量の面で使い勝手が良いかどうかが重要になってきます。
そういう意味ではiPad ProとSurfacePro3は全然性格の異なるデバイスです。
比較すると大きさはかなり違います。
薄さも違いますね。
iPad Proの薄さに慣れてしまうと、SurfacePro3が随分分厚く感じてしまいます。
アップにすると両者の差は歴然。
倍以上違いますね。
iPad Proは手に持って操作するのはちょっと重いですが、いけます。
SurfacePro3は無理です。
よほど腕力に自信のある人なら別ですが、普通は数分で置きたくなるでしょう。
iPad Proは持って使え、SurfacePro3は置いて使うものです。
iPad ProとSurfacePro3の操作感
iPad Proはネットをするにしても、アプリを使うにしてもいつも最速でしたいことに辿り着けます。
iOSがそういう設計になっていますので。
SurfacePro3はそれに比べると、少しもたつく印象です。
処理が遅いというわけではないんですが、やりたいことまでステップが多いですね。
それに軽快感ではやはりiPad Proに一歩及ばずです。
iPad ProとSurfacePro3の携帯性
携帯性についてはiPad Proの圧勝かと。
軽くて薄いデバイス。
これに関してはAndroidも含めて、iPad Proに対抗できるコンピューターはまずないです。
特にSurfacePro3は単体で800gありますので、iPad Proと比較するまでもなくタブレットとしては重いです。
私の場合、仕事ではSurfacePro3を持っていきますが、プライベートだとiPad Proを選びます。
iPad ProにできてSurfacePro3にできないこと
ここまで使用感について書いてきましたが、それぞれのデバイスにしかできないことをあげてみようと思います。
これによって、買う買わないが決まるということもあるかと。
また、どちらかのみ買う場合にやりたいことが全部できるかどうかの判断にも使えるはずです。
まずはiPad Proにできて、SurfacePro3にできないこと。
・・・実はそんなになくて、唯一あるのがiOS専用のアプリです。
といっても、アプリはWebベースで展開していることも珍しくなく、アプリもメジャーどころはWindows版もあったりしますので。
なのでiPad Proにできることは大抵SurfacePro3でできます。
まったく同じことができなかったとしても、ほぼ同じことができるはずです。
それぐらいWindowsがカバーしている範囲は広いですね。
この事実って重要で、SurfacePro3があればコンピューターでできることはほぼすべてできてしまいます。
上の比較にて、様々な面でiPad Proが優れているような書き方をしましたが、SurfacePro3の最大の特徴はオールマイティになんでもこなせるところかと。
SurfacePro3にできてiPad Proにできないこと
・Officeが使える
・ファイルが扱える
・写真や動画の編集ができる
・プログラムが書ける
一般ユーザーに影響が大きいのが、Officeだと思います。
SurfacePro3はモバイル向けのOfficeではなく、PCと同じフル機能のOfficeが使えます。
iPad ProもOfficeが使えるようにはなっていますが、SurfacePro3の使い心地には遠く及びません。
特に仕事の資料や大学のレポートになってくると、iOSのOfficeだと互換性の問題があり、最悪レイアウトが崩れたりといったことがたまにあります。
ファイルが扱えるのもSurfacePro3の特徴です。
テキストファイルから、画像、動画、実行ファイルまでなんでもPCと同じように扱えるのは非常に便利です。
iOSもまったくできないわけではないですが、Windowsに比べると普通に使う気には到底ならないです。
写真や動画の編集についても、Windowsで操作する方が格段にやりやすいですね。
これは慣れの問題もありますが、デスクトップアプリケーションのほうが作り込まれています。
最後のプログラムですが、Windows向けアプリケーションからWeb開発までSurfacePro3であれば、大抵の開発が可能です。
私はフリーランスのITエンジニアですが、プロも普通に開発機としてSurfacePro3を使っていたりします。
まとめ
iPad ProとSurfacePro3。
両者の違いは明確かと。
iPad Proは携帯性抜群でネットや動画の視聴、SNSといった普段使いにもってこいのデバイスです。
一方、SurfacePro3は限りなくノートPCに近い、場合によってはタブレットのような使い方もできるデバイスですね。
というかこれ、ノートPCそのものです。
それにSurfacePro3は重いといってもノートPCよりは軽いですし、携帯性も悪くないです。
で、この記事の冒頭で申しました対象の読者へ向けての私のアドバイスとしては「両方持ってもかぶらない」です(笑
それぞれ性格がまったく異なりますので、2台持ちでデジタルライフがより充実するんじゃないでしょうか。
難しいのは、どちらか一方の場合ですね。
ノートPCのように使いたいのであれば、SurfacePro3。
プレイベートでの使用をメインにネットや動画などのコンテンツを楽しみたいというのであれば、iPad Proがおすすめです。
それにiPad ProはApple純正のキーボードで武装することにより、かなり戦力がアップします。
キーボードをつけるとブログ更新などの作業も普通のPCと変わりなくできますので、そうなってくるとまた両者の相対的な評価が変わってきますね。