私はお笑いというものがとにかく好きです。
だからと言って、お笑いというものを語れるほどの知識があるわけでもないんですが、とにかくお笑いを見るのが好きなんです。
自分の失敗やなんでもない日常を笑いに変えてしまうお笑い芸人って素晴らしい仕事だと思いますし、それってある意味究極のボジティブシンキングなんですよね。
私はフリーランスのITエンジニアというお笑いとはまったく無縁の世界で生きているのですが、実はまったく無関係でもないと思っています。
物事をポジティブに捉える面やコミュニケーションにおいて、お笑いは大変参考になりますので。
そんなこじつけで日々、お笑いのネタを鑑賞しまくっています。
おそらく年間で300本以上はネタを見ているんじゃないでしょうかね。
1日1本に近いペースですが、暇さえあれば見ている感じです。
そんな私が珠玉のコントランキング、ベスト10を勝手に決めました。
有名お笑い芸人から新進気鋭の若手まで、完全に独断と偏見で選んでいますが、絶対おすすめです!
10位 うしろシティ 結婚の挨拶
単独ライブのチケットは常に完売のうしろシティ。
結婚の挨拶にきた男と娘の父親という設定のコントです。
挨拶にきた若い男性は売れない俳優。
しかし、貯金が100億もあるという(笑
ありそうでない設定。
結婚の申し込みに来たはずが、話は貯金の話に・・・。
そこまで爆笑できるというわけではありませんが、もしかしたら現実にありえるかもしれないという内容がじわじわと笑いを誘います。
9位 千鳥 演技力
https://www.youtube.com/watch?v=fHSiPZXJaxg
とにかくいろいろと癖が強い千鳥。
そのため、好き嫌いが激しい芸人ですが、私は大好きです。
苦手な人は飛ばしてください(笑
「これからの芸人は演技力が重要」と力説するところからコントが始まります。
そこで演技力を試すことに。
夫婦という設定で、赤ちゃんができたことを嫁が伝え、それを聞いて旦那が喜びます。
ところが嫁が「あなた」というべきところを「おぬし」と言ってしまうので話が進みません。
コントの大半はこの「おぬし」で埋め尽くされています(笑
8位 アキナ ボール取れへん
https://www.youtube.com/watch?v=SJkEOHIbBmY
2014年、2015年とキングオブコントの決勝へと進出しているアキナ。
独特の視点で繰り広げられるコントは秀逸です。
その中でも今回選出したのは、「ボール取れへん」です。
公園で子どもがボールを投げて壁当てをしています。
壁の隙間に入ったボールをおじさんが取りに行こうとすると「あ、取れた」となり、そんな状況が何度も続きます。
何度目かにやっとおじさんはボールを取ることができますが、実は意外な結果に・・・。
7位 アルコアンドピース 忍者
https://www.youtube.com/watch?v=zk80cgJPLdo
とにかく一風変わった視点のネタが多いアルコアンドピース。
そんなアルコアンドピースが一躍有名になったのが、2012年のTHE MANZAIで披露した「忍者」のネタです。
冒頭で「忍者になって巻物取りに行こうと思う」と聞いて怒り出す相方。
忍者になるのがどれほど大変なことなのかを力説していく様がかなり笑えます。
さらに「お前、俺になにやれって言った?」と詰め寄る相方。
「城の門番・・・」と答えると「俺の家族がどんな思いすんだよ」とキレます(笑
こんな切り口があるのかと感心させられるとともに、非現実な話なのに納得させられる演技力にも脱帽です。
6位 バイキング 自動車学校
https://www.youtube.com/watch?v=PBZu-giDOKo
実力派芸人のバイキング。
ボケとツッコミ、それぞれのレベルがめちゃめちゃ高いです。
とある学校を数年ぶりに訪れた男性。
懐かしがる男性の前に一人の先生が。
「先生、俺のこと覚えていませんか!」
とハイテンションで詰め寄る男性に対して
「覚えてないよ!」
となぜか怒る先生。
それもそのはず、先生が「ここ、自動車学校だよ」と引きながら言います。
設定も面白いですが、男性のキャラがとにかく笑えます。
自動車学校をまるで中学か高校のように懐かしがる男性の気持ち悪さが際立っているコントです。
5位 東京03 万引きの謝罪
https://www.youtube.com/watch?v=HXXWwDjMpFE
コントといえば東京03。それぐらい人気、実績ともに文句なしの人気芸人です。
設定としてはよくある万引き現場を舞台にしたコントですが、切り口がとにかく斬新。
万引きをした男子学生の親が駆けつける。
息子に飛びかかり、それを制止する店の人間。
ひたすら平謝りする親子に、店の人間も帰っていいですよと許します。
ここまではよくあるパターンですが、ここで父親が「よし!」と光の速さで切り替わります。
虚を突かれる店の人間。
帰ろうとする親子を呼び止めます。
ここからは東京03ワールドが展開され、さすがの一言。
4位 ラバーガール アルバイトの研修
https://www.youtube.com/watch?v=qsfl5_wVhS8
万人受けしないのか、なかなかブレイクしないラバーガール。
個人的にはトップクラスに面白いお笑い芸人だと思っているのですが。
ツッコミに特徴があって、半分納得、半分ツッコムというなんとも煮え切らないスタイルです。
そのどっちつかずなふわふわした感じが独特の世界観を作っていて、ハマるとやばいですね。
この「アルバイトの研修」というコントも、やんわりとしたツッコミが炸裂します。
アルバイトの研修で指導している店員が「休憩中にはなにをしてくれても構いません」と言います。
すると「なるほど。じゃあ爆竹もオーケーですね」とボケる新人。
普通だったら、きついツッコミが入るのですがラバーガールの場合はちょっと違います。
「休憩中はなにをしてくれても構いませんが、大水くんの場合は、事前になにをするか教えてください。心配ですからね」
と淡々と指導します(笑
こんな感じでずっと進み、優しい世界が繰り広げられ、見ている人の笑いを誘います。
3位 かもめんたる 白い靴下
https://www.youtube.com/watch?v=YZrLr_lmFiE
キンブオブコント2013年の王者である、かもめんたる。
キャラ作りが抜群にうまく、話としてはダークなものが多いです。
それでも面白いものは面白い。
彼らの独特な世界は覗いてみる価値あります。
キンブオブコント2013年のネタでもある「白い靴下」
オフィスで仕事をするサラリーマンの前に現れた謎の男。
なんでもサラリーマンの同僚から「白い靴下を持って来い」と指示を受けたと言います。
さらにその男は次々と気持ちの悪い発言を連発し、変人ぶりを発揮します。
サラリーマンと白い靴下を持ってきた男のやりとりに、とにかく笑いのツボを刺激されまくります。
2位 アンジャッシュ 録音テープで生放送
https://www.youtube.com/watch?v=4uIMR4qV0nE
コントの職人、アンジャッシュ。
アンジャッシュといえば勘違いコントが有名ですが、私の一押しは「録音テープで生放送」です。
アイデアがとにかくすごいです。
ラジオ番組にゲスト出演する予定だった野球選手と奥さんである女子アナが来られなくなります。
そこで番組スタッフが二人の声を録音したもので番組を乗り切ろうとするんですよね。
アンジャッシュがこの設定でコントをやるという時点で、笑えること間違いなしでしょう。
コントの最中に、ゲストの二人に向けて「喧嘩したときはどうされますか?」
という質問があります。
野球選手の夫は「思い切りバットを振るだけです」と答えます(笑
それに対して料理番組のアシスタントをしている奥さんは「180度に熱した油に入れます」と言う始末・・・。
次から次へと繰り出されるボケに納得しながら笑わされます。
1位 シソンヌ インドカレー屋
1位はシソンヌの「インドカレー屋」です。
シソンヌの実力を疑う余地はないと思っていますが、如何せん独特すぎるんですよね。
間違いなく面白いネタは多いんですが、わかりやすい笑いじゃないというか。
「これはいったいどこが笑えると思って作ってるんだ!?」といった不思議な感覚に捉われます。
まるでディスってるみたいですが、1位ですから、間違いなくリスペクトしています(笑
このインドカレー屋のネタですが、サラリーマンが仕事帰りに立ち寄ったインドカレー屋でいろいろやらかすといったものです。
こういう場合って、インドカレー屋の店員であるインド人がぶっ飛んでるというのが普通じゃないですか?
シソンヌだと逆になるんですよね。
インド人のほうがめちゃめちゃ常識人で、普通なんです。
日本人のサラリーマンのほうがどこか浮世離れしていて、インド人からいろいろツッコまれるという。
そのボケ方も独特過ぎて、文章では伝わりません。
見てない人はぜひ試してください。
シソンヌはハマったらやばいです。
まとめ
お笑いを文章で説明するなんて、無理。
そう思って今までこういった記事を書くことを避けてきました。
しかし、世の中には面白い芸人、面白いコントがあるということを一人でも多くの人に知ってもらいたくて筆をとった次第です。
読んでも「意味わからん」と思うところが多々あるかもしれません。
それは私の文章力のなさゆえのことですので、コントでその面白さを体感してください。