日本人の粥のイメージは「風邪を引いたら食べるもの」といったところでしょう。
私もそうでした。
しかし、香港において粥はポピュラーなものですので、いたるところで食べられます。
量の多い店であれば粥一杯で朝食、場合によっては昼食としても全然いけますね。
私は粥を香港で一度食べてから、すっかりその奥深さに惚れてしまい、色々と食べ比べるのが楽しみになりました。
その中でも羅富記粥麺專家は特に私のお気に入りの店です。
香港に訪れたときは必ずといっていいほど寄りますね。
羅富記粥麺專家への行き方
羅富記粥麺專家は中環(セントラル)に1店舗、上環(ションワン)に2店舗あり、合計3店舗あります。
羅富記粥麺專家 (皇后大道中店)
羅富記粥麺專家 (皇后大道中店)は上環の駅から100mほどいったところにあります。
歩いて2〜3分なのですぐに着きます。
E1かE2の出口が一番近いです。
トラムだともっと便利ですね。
トラムの駅から降りて目の前ですので。
羅富記粥麺專家(上環)
羅富記粥麺專家(上環)は羅富記粥麺專家 (皇后大道中店)からさらに南に行ったところにあります。
駅やトラムから遠いですので、わざわざこの支店に行く人はあまりいないかもしれませんが、一応紹介しておきます。
羅富記粥麺專家(中環)
羅富記粥麺專家(中環)は中環(セントラル)の駅から少し離れたところにあります。
距離的にはそれほどでもなく500mぐらいなのですが、道が少しややこしいので迷わないようにしましょう。
駅からだと上のルートが最短距離で、D1かD2の出口から出ると良いでしょう。
羅富記粥麺專家で粥や麺を食す
羅富記粥麺專家(中環)
はじめて羅富記粥麺專家に行ったのは中環のほうです。
エッグタルトで有名な泰昌餅家に行ったときに、向かいにある店を見かけて入ってみたのがきっかけでした。
店内です。
注文したのは肉片粥(34HK$)です。
2018年4月時点でのレートは1HK$=約14円ですので、約476円ぐらいです。
ちょっとした麺料理が600円前後ということを考えると、粥が500円というのは日本人の感覚からするとちょっと高く感じるかもしれません。
しかし、ボリュームがすごく、味を気に入れば満足感はあります。
肝心の味ですが、私は粥に対するイメージを完全にくつがえされました。
食感は日本で食べるものと大差ないですが、香港の粥はとにかくダシが効いていて、コクがあります。
おそらく豚肉から出ているのでしょうが、他に何か加えているのかと疑いたくなるほど旨味がありますね。
この豚の肉片が本当に良い仕事をしていて、言い換えればまるで「豚肉のスープ」のよう。
肉片もかなりゴロゴロと入っていて、食べ応えがかなりあります。
そういう意味では、500円でも価値があるかと。
これは香港でしか食べれないものですので、ついつい毎回行ってしまいますね。
他にも何店か粥の店を知っていますが、一杯の満足感で羅富記粥麺專家を超える店にはまだ出会えていません。
値段もちょっと高めですけどね。
羅富記粥麺專家 (皇后大道中店)
中環(セントラル)の羅富記粥麺專家は何度も行っていたのですが、トラムからいつも見えていた羅富記粥麺專家 (皇后大道中店)に行ったのはそれから少し後のことです。
トラムから降りてすぐですので、旅行者にとってはこっちのほうが行きやすいかもしれません。
私の場合はクライアントの会社が中環(セントラル)にあったため、そっちばかり行っていたのですが。
でも、以前から羅富記粥麺專家 (皇后大道中店)も気になっていたので、行ってみました。
入ってみてわかったのですが、中環(セントラル)よりこっちのほうが広くて綺麗ですね。
粥の味はほぼ同じでしたが、皇后大道中店のほうがさらっとしているような気がしました。
しかし、これは時間帯によるものかもしれません。
中環(セントラル)へはいつもランチの時間帯に行くのですが、皇后大道中店は夕方でしたので。
粥が煮込まれて、米が溶けてしまったのかも。
いずれにしても美味いのには変わりありませんね。
粥がうまいのならきっと麺も美味いに違いない。
そう思って、麺料理にも手を出してみました。
極細麺が醤油系のスープと絡んで、喉越しが素晴らしい〜。
ただ、粥に比べると普通なのは否めません。
まとめ
香港で粥の美味しい店は?
そう聞かれたら、間違いなく羅富記粥麺專家の名前を挙げると思います。
日本のようなあっさりとした塩味とは一線を画す、香港独自の粥文化をぜひ堪能してみてください。
一つ注意点があり、営業時間自体は23時までとなっているのですが、夜に行って店が開いていたためしがありません。
粥がなくなったら閉店するみたいですので、行くのであれば朝〜昼がおすすめです。
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