どうも、フリーランスのITエンジニア兼ブロガー兼投資家のKerubitoです。
サラリーマンは安定していて、フリーランスは不安定。
世間のイメージはこうでしょう。
特に2020年から猛威を振るっている新型コロナウイルスのおかげで、「フリーランスってやべえんじゃねえの!?」となっています。
しかし、フリーランス歴10年以上の自分からするとむしろ逆だと思っています。
この記事のタイトルでもありますが
エンジニアはサラリーマンよりもフリーランスのほうが長期的安定を確保できる
と考えています。
「んなわけねーだろ」
と思う人が多数でしょうけど、そんなに少なくないエンジニアがこの法則に当てはまるんじゃないでしょうか。
で、何故こんな記事を書いたかというと、気づいて欲しいから。
エンジニアとしての実力はあるのに、働き方、生き方については思考停止して「他の人がやっているから」という理由だけでサラリーマンをしている。
その結果、不安定な生き方をして、結局IT業界から去っていく。
そんな人を何人も見てきましたので。
もちろん、これを読んだ人がフリーランスになるかはその人次第で、完全な自己責任。
強制なんてできないし、フリーランスをすすめるなんてこともしません。
最後に決めるのは自分自身。
それでも、何かの気づきになれば、行動のきっかけになれば幸いです。
フリーランスのほうが長期的安定を確保できる前提
フリーランスは長期的安定を手に入れられる。
この記事ではそう主張しているわけですが、前提があります。
これらをクリアしていないと厳しいかもしれません。
もちろん絶対ではなく、人によって状況は変わるでしょうし、あくまでも目安ですが。
最低限のエンジニアとしてのスキル
まずこれ。
最低限エンジニアとして働き続けることができないと話になりません。
これはサラリーマンも同じだと思いますが、向いていない、スキルが追いつかないといった状況では長期的安定は望めないでしょう。
これは数年エンジニアとして働いていればある程度わかってくるかと思います。
依存型で頑張りたくない人は厳しい
サラリーマンの中にはとにかく会社にしがみつく人がいます。
勉強したくない、頑張りたくないという人がいます。
IT業界、とりわけ会社が大きくなるとこの傾向が強くなりますね。
仕事しているふりがうまい人が一定数いるわけですが、こういう人はフリーランスにはまったく向いていません。
長期的展望が立てられない人はNG
フリーランスは個人事業主であり、小さな事業体です。
つまり、ある程度長期的視野で事業や収支の計画を立てねばなりません。
こういうと難しいことに聞こえるかもしれませんが、企業と違って一人なのでそんなにハードルは高くないかと。
問題は、その計画通り行動できるかですね。
逆にいうと、目先のことばかりにしか目が向かない人は厳しいでしょう。
エンジニアの安定ってなんだ?
安定ってみんなが好きな言葉ですが、そもそも安定ってなんなのか。
多くの人がお金のことをイメージするかと。
安定した収入ってやつですね。
でも、お金って安定の側面の一つです。
では他にはどんな要素があるのか。
働くうえでの安定って以下のような要素があります。
収入、場所、時間、メンタル、仕事
収入が良くても他のことを犠牲にしていて不幸、なんてことはザラじゃないでしょうか。
収入においてサラリーマンよりもフリーランスのほうが有利な理由
まずは仕事をする上で重要な収入面ですね。
長期的に見たら、サラリーマンよりもフリーランスエンジニアはお金を稼げる傾向にあるかと。
みんな目先のことしか見ないからフリーランスの収入は不安定ってことになるんです。
フリーランスっていうと、不況になったりすると仕事がなくなる、そう思われがち。
ですが、エンジニアでいうとそこまで酷いことにはなりません。
日本人は悲観的なニュースや情報が好きなんで、そういうのに飛び付きたくなる気持ちもわかりますが、実態としてはちょっと違います。
確かにリーマンショックのときは仕事は減りました。
エンジニアの単価も下がりました。
それは事実ですが、それでも仕事はありましたし、単価の下落も一時的なものでした。
ITはもはやインフラ。
フリーランスが不安定というのは、ライターやデザイナー、カメラマンといった職種を全部ひっくるめて言っていて、エンジニアを取り巻く環境はそれらとは違います。
なので、一時的に見ると減少する場合もありますが、長期で見ると同じ仕事でサラリーマンよりも1.2~2倍ほどの収入が稼げますので、フリーランスは収入面において有利かと。
さらに得た収入を長期的展望で運用することによって、30代で収入面での逃げ切りも可能です。
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このあたりの資産形成についてはまた別の話ですが、若いうちから稼げるフリーランスだからこそできるというのもあります。
場所においてサラリーマンよりもフリーランスのほうが安定する
働くうえで場所って重要な要素ですよね。
できるだけ近いほうがいい。
満員電車での通勤は避けたい。
転勤したくない。
サラリーマンはこの点においてフリーランスに比べると圧倒的に不利かと。
勤務場所は選べないことが多いですし、そもそも転勤という可能性がある人も少なくないでしょう。
知り合いのエンジニアで、新築一戸建てを建てた翌年に転勤を会社から命じられた人がいました。
その人は相当抵抗したみたいですが、最終的に会社命令で旅立っていきました。
しかも、生まれたばかりの我が子を残して・・・。
これ聞いて会社って鬼だと思いましたね。
ちなみにその会社は一部上場企業でエンジニアからも人気が高いです。
一方フリーランスは働く場所を選べます。
もちろん、まったくの自由というわけにはいきませんが、サラリーマンと比べて選択の幅は雲泥の差があります。
私の場合は、ここ数年はほとんどがリモートワークで、たまにクライアントを訪問するスタイルです。
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場合によっては好きなところで仕事もできます。
私は南の離島が好きなので、そこで仕事をしたり。
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時間においてサラリーマンよりもフリーランスのほうが安定する
時間とは、働く時間、働くタイミング、拘束時間などを意味します。
サラリーマンには就業規則があって、よくあるのは9時〜18時でしょう。
フレックスというところもあるかもしれません。
いずれにせよ、サラリーマンは会社が決めたルールを守らなければなりません。
フリーランスにはある程度自由が与えられます。
場合によっては、サラリーマンと同じ9時〜18時であったり、自分で全部決められるケースもあります。
プロジェクトや案件によるところが大きいでしょう。
つまり一言で言うと自由度が高いんですが、これは安定に繋がります。
どういうことかというと、無理をしなくていいからです。
仕事をはじめる時間、終わる時間、1日どれぐらい働くのか。
週何日働くのか。
そもそも今働くのか。
これらのことをある程度自分の状況と照らし合わせて選択することができます。
そのため、時間的なプレッシャーが低くなり、その結果、労働者生命が長くなるというわけです。
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メンタルにおいてサラリーマンよりもフリーランスのほうが安定する
働くことってメンタルを削ることだと思います。
「働くって楽しい!」
といったアルバイトの求人サービスの宣伝文句を信じる人はいないでしょう。
仕事では面倒なことや、やっかいな問題、人間関係といったストレスになることばかりです。
もちろん、これらの倒すべき課題があるから仕事は面白いんですが、なんでも行き過ぎはよくないです。
働いていると、どうしても折り合いがつけられない状況も発生します。
特に人間関係。
サラリーマンの場合は、そういった状況でも我慢するしかありません。
もちろん自ら乗り越えられればそれに越したことはありませんが、そう簡単でもないのが現実。
フリーランスであれば、環境を変えることが比較的容易です。
もし「この案件しか自分にはない」や「このプロジェクトには自分が必要」なんて考えて、ストレスをため込んでいたらさっさとやめるべき。
普通に仕事をこなせるスキルがあれば、いくらでも代わりの仕事はあります。
逆に自分にしかできない仕事なんてありません。
中途半端な責任感で自分を追い込んでも無意味。
悪い表現ですが、フリーランスは嫌だったらやめればいいんです。
自らのメンタルを安定させられる労働環境に身を置けるのはフリーランスのメリットとなります。
仕事においてサラリーマンよりもフリーランスのほうが安定する
上でも触れましたが、ITはもはや社会の基盤です。
大なり小なり企業はITに依存し、必要不可欠なものとなっています。
確かにリーマンショックや新型コロナの影響で経済が打撃を受けると、仕事の量や収入は落ちます。
しかしそれはあくまでも一時的なこと。
長期で見ると、他のフリーランスや自営業に比べると安定して稼げます。
もちろんこれまでがそうだったからといって将来もそうなるとは限りません。
しかし、ITという社会基盤が壊れてしまうような状況であれば、そもそも企業も大きな打撃を受け、雇用自体も無事では済まないでしょう。
注意点としては、フリーランス自身が自ら仕事を獲得するには限界があるので、常にエージェントとパイプを持つ必要があるかと。
有名どころでいうとギークスジョブと、ITプロパートナーズ 、それにレバテックフリーランスの3つはマストです。
私も利用していますが、案件の量が多く、情報を得るだけでも業界の動向をチェックできます。
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逆にサラリーマンはもし会社が倒産したら、その先はどうなるかまったくわからないでしょう。
事業会社であれば、自社サービスがこけるとそれを開発しているエンジニアもどうなるかわかりません。
日本の場合、解雇ということには繋がりにくいですが、事実上エンジニアとしての仕事がなくなれば、会社にしがみつくか転職せざるおえなくなります。
フリーランスであれば、案件から案件に飛び移ることは日常茶飯事なので、致命的ダメージにはなりにくいのです。