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現役フリーランスエンジニアが営業について実態を語ってみる

どうも、フリーランスのITエンジニア兼ブロガー兼投資家のKerubitoです。

「フリーランスのエンジニアになったら営業しないといけないのか?」

フリーランスのエンジニアに興味がある人であれば、疑問に思うことでしょう。

私はフリーランスのエンジニアを10年以上やっていますが、これまで営業したのは2度ほどです。

それ以外は、営業なしで仕事をし続けています。

「どゆこと?」

と思われた方もいるかもしれません。

世間一般でどのようにイメージされているかはわかりませんが、フリーランスがどのように営業活動をしているのか、実例も交えて実態を語ろうかと。

フリーランスエンジニアに営業は必要?

「フリーランスになったら営業もしないといけない」

こんなフレーズがネットやSNSで飛び交っていますが、あれはほぼ嘘だと思います。

なぜなら、フリーランスのエンジニアは営業なんてしてません。

正確にいうと「大多数は」ですが。

別に調査したわけじゃありませんが、自分の周りで営業して回ってる人なんて見たことありませんね。

ここで断っておく必要がありますが、営業ってのは「自ら仕事を探しにいく行為」としておきます。

自らの足を使って、またはネットでもSNSでもいいです。

これまで取引のない相手から仕事をもらうという行為。

もしくは取引実績がある相手でも同じくですが。

一つ断っておきますが、SNSなんかで「rubyの仕事探してます」的なやつ、あれは営業ではありません。

後ほど触れますが、ほとんどが情報発信です。

真剣に仕事探してる人はもっと別な方法を取るでしょう。

フリーランスエンジニアの仕事の取り方

普通に仕事ができるフリーランスエンジニアには案件の話がいろんなところからやってきます。

知り合いのエンジニア、営業、得意先、エージェントといった繋がりから日々、話がくるわけです。

「どこそこでjavaのできる人を探している」

「***という企業がエンドユーザーとなるプロジェクトが*月からスタートする」

「お客さんが顧客管理をモバイル端末でやりたがっている」

みたいな感じで情報が回ってきます。

もっと直接的なやつだと

「Kerubitoさん、***といったサービスの開発して欲しいんだけど、見積できる?」

といった依頼が舞い込んできます。

私の場合、こういったケースをきっかけに仕事をすることがほとんど、というか9割以上。

ほかのフリーランスもだいたいこんな感じじゃないですかね。

仕事獲得の実例

それではKerubitoがどんな風に仕事を得ているか実例を紹介していきます。

流通系の例

取引のある会社から「流通系の基幹システムの案件があるんだけどやってみない?」と連絡があり、面白そうなのでやってみました。

話をもらった時点では別の案件をやっていたのですが、あまり自分のスキルアップには繋がらないと感じていたので、速攻契約終了の申し出をしましたね。

で、数ヶ月後には新しい仕事の開始です。

製造系の例

ある案件が終わりそうなタイミングで「***という会社の製造管理のシステムで上流工程できる人探してるんだけど」というお話をいただきました。

面白そうと思って飛びついたわけですが、ちょっと問題がおきました。

当初予定していた開始から1ヶ月遅れるとのこと。

何が困るかって、1ヶ月体が空いちゃうわけです。

うーん、別の案件探そうかなと思っていたら、先方から「契約金(月額)の7割は出すので、別の案件いかないで」という連絡が。

1ヶ月遊べて7割契約金もらえるってラッキーなので、光の速さで承諾(笑

モバイルxIoTの例

「モバイルとIoTを絡めた開発できる人探してる知り合いがいる」という連絡を知り合いから受け、興味津々。

知り合いの知り合いという、なんとも嬉しい連鎖です。

モバイルとIoTなんていうのは実績がないので自信がなかったのですが、チャレンジして本当によかったです。

そもそも新しい技術、試みといった領域では経験者が絶対的に不足しているので、求められるスキルのハードルも下がります。

こういう案件こそ、フリーランスが積極的に取りにいくべきものかと。

モバイルx建設の例

建設といったモバイルとは程遠い業界に向けてのアプリ開発の話。

そんな感じだったと思います。

「こういうサービスをやりたい。予算は***だけ」

といった超絶ざっくりした落とし穴のような案件(笑

まったくの手探り状態で体制もくそもなかった案件で、普通だったらまず取りにいかないやつ。

ただ、お世話になっていた人からの紹介だったのでやりました。

フリーランスエンジニアの営業活動

フリーランスは自ら営業しないと書きましたが、営業活動は必要です。

営業活動ってなんぞや?って思うかもしれませんが、最大の営業活動はスキルを磨くこと。

ある程度のスキルがあれば、自ずと仕事はもらえます。

それに引き出しを増やせばそれだけ営業範囲も広まるわけですし。

あと、ヒューマンスキルなどを含めたトータルバランスが重要。

エンジニアがスキルさえあればいいっていうのは、よほどレベルの高い人のことです。

上位2割りとか1割。

それ以外の人はちょっと仕事ができるぐらいじゃ、特別扱いなんてしてもらえません。

特にフリーランスは。

よほどスキルに自信があるのでなければ、フリーランスの仕事獲得において重要になってくるのはトータルバランスです。

それに、営業活動としては、いうまでもなく全方位的な周りとの繋がりも忘れてはいけません。

同じエンジニア、得意先の人たち、それに無関係に思えても何が仕事に繋がるかはわかりませんので、異業種の人たちとも交流しておいて損はないです。

また、私の場合はブログやSNSで積極的に情報発信することによって、仕事を得たりもしています。

エージェントで会社員並みの安定感を得る

常々このブログで書いていますが、フリーランスはそれほど不安定ではありません。

不安定の原因は「仕事が安定的にあるかが不透明だから」でしょう。

でも、この不安定の大部分を取り除いてくれる存在がいます。

それがエージェント。

上で私の仕事のほとんどは知り合い経由と書きましたが、例外があります。

エージェントはフリーランスに変わって仕事を獲得し、紹介してくれるんです。

もちろんデメリットもあります。

それは手数料があるので、直接クライアントと契約するよりもエンジニア自体の収入が減るんですね。

ただ、自分としては代りに営業してくれるのでこれほど楽なことはありません。

いくら知り合いから仕事の話がくるといっても、タイミングというものがあります。

エンジニアに仕事って短くとも数ヶ月、長ければ数年というスパンで続きます。

なので、やってた仕事が終わるタイミングで、都合良く次の仕事が来るってならない場合も少なくないんですね。

そのときにめちゃめちゃ重宝するのがエージェントってわけです。

彼らの営業力は半端ないので、選ばなければ仕事がないなんてことはまずありません。

要注意なのが、エンジニア未経験や経験が1年未満だとまた違ってくると思います。

一つ言えるのは、仕事が今すぐ必要でなくても、すぐに紹介してもらえなくてもエージェントとパイプを持っておいてデメリットは何もないということ。

費用も一切かかりませんし、繋がっておくことで仕事の情報が定期的にやってきます。

それによって今どんなスキルが求められているかもチェックできます。

私はいくつかのエージェントとパイプを持っていて、その中の特に仕事ができる担当者の方とは連絡を取り合っています。

登録しておいたほうがいいのは、ギークスジョブ レバテックフリーランス です。

このあたりはおさえておくべきかと。

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まとめ:フリーランスのエンジニアは営業しません

営業しません。

フリーランスのエンジニアは。

営業しているとしたら好きなんでしょう、そういうのが(笑

それか高額報酬を狙ってのことか。

私の場合はフルコミットで月に100以上は必要ないと思っているので、仕事獲得に関しては受動的ですね。

それよりも週2で4、50万というのに魅力を感じますので。

と、そんなわけで営業で苦労しているフリーランスのエンジニアは稀な例じゃないでしょうか。

それよりも技術的なスキルセット、トータルバランスの面をどう磨き上げていくのか。

そのほうがフリーランスエンジニアにとっては大変です。

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