iphoneなどのアップル製品向けのアプリ開発に欠かせないXcode。
バージョンアップを重ねるごとに使い勝手は改善してきていますが、知らないままで開発していたら効率が悪い場合も多々あります。
ショートカットキーはその最たるものです。
ちょっとした動作の違いでも、作業効率が大幅に改善することも珍しくないので、覚えて活用しましょう。
実行関連
command + B
・ビルド
command + R
・ビルドして実行
command + .
・実行状態のアプリの終了
command + Q
・シミュレーターの終了
command + Shift + K
・クリーン(ビルド時作成されるファイルの削除)
表示関連
command + option + return
・エディター領域を縦に二分割
command + option + return
・縦の二分割を終了
control + 5
・選択中フォルダ内のファイル一覧を表示
control + 6
・開いているファイルのメソッド一覧を表示
クリック + option
・クリックしたメソッドの概要を表示
command + 0
・ナビゲーター領域の表示/非表示の切替
command + option + 0
・ユーティリティ領域の表示/非表示の切替
command + Shift + Y
・デバッグ領域の表示/非表示の切替
検索関連
command + F
・エディター領域内の文字列検索
command + Shift + F
・プロジェクト内の文字列検索
command + control + J
・カーソルのクラスやメソッドのドキュメント内検索
編集関連
control + A
・行の先頭に移動
control + E
・行端に移動
command + Shift + →
・カーソル位置から行端までを選択
command + Shift + ←
・カーソル位置から行の先頭までを選択
control + K
・カーソル位置から行端までを切り取り
control + I
・インデントを揃える
command + /
・選択範囲をコメントアウト
その他
command + T
・タブの追加
command + W
・タブを閉じる
command + Shift + []
・タブ移動([で左、]で右へ移動)
command + control + ←→
・表示中のエディタ領域内で戻る/進む
command + control +↑↓
・***.hと***.mの切り替え
特に便利なショートカット
個人的に特に便利だと思うショートカットを紹介しておきます。
ナビゲーター領域の表示/非表示の切替(command + 0)
ひたすらコード書いてるときって、ナビゲーター領域は必要ないことが多いんじゃないでしょうか。
特にディスプレイのサイズが小さいノート型で、外部ディスプレイがない状況だと非常に役立ちます。
ユーティリティ領域の表示/非表示の切替(command + option + 0)
ナビゲーター領域の表示/非表示の切替と同じくです。
デバッグ領域の表示/非表示の切替(command + Shift + Y)
ナビゲーター領域の表示/非表示の切替と同じくです。
デバッグ領域は実行中以外は見ないことが多いので、さらに効果が大きいです。
エディタ領域は横よりも縦が広く見えていると効率が上がりますので。
それに、実行するとデバッグ領域は自動的に上がってきます。
プロジェクト内の文字列検索(command + Shift + F)
大きなプロジェクトになってくると、他の人が書いたソースを修正したりする機会も増えます。
その際に、プロジェクト内の文字列検索は非常に役に立ちます。
例えば「●●画面に、ある機能を追加」なんていう作業をする場合に、それが人の作ったものだとまずは該当箇所を探さなければなりません。
そして、●●画面に「案件一覧」という文字列があったとします。
「案件一覧」でプロジェクト内を検索すると、関連ファイルがすぐに見つかり、たとえそれがお目当のファイルでなくても、芋づるで見つけやすいです。
もちろん、他にも方法はありますが、簡単に早く見つけやすいです。
タブ関連
タブの追加(command + T)、タブを閉じる(command + W)、タブ移動(command + Shift + [])は地味ですが、複数ファイルを同時に触る場合などは非常に効果的です。
最初は考えながらやるのでそれほど実感できないと思いますが、慣れると高速にタブを操れます。