グルメ天国の呼び声高い台湾。
牛肉麺や、肉まん、蒸し餃子などすっかりその美味さに惚れ込んでしまっていますが、その中でも私は小籠包が一番のお気に入りです。
別の記事では違うものを一番と言っているかもしれませんが、一番がいくつもあるのは良いこと(笑
台湾の小籠包が好きな理由は「日本で食べるのと味がまったく別物」だからです。
ミシュランに載ったことでも有名な鼎泰豊(ディンタイフォン)も日本に支店があるのですが、味は同じ系列とは思えないぐらい違います。
それに値段も高いですしね。
美味くて安い小籠包を食べるなら本場の台湾です。
もちろん、台湾でもすべての店が当たりというわけではないんで、事前調査はしておいたほうがいいですが。
今回はそんな事前調査の参考になればと、高雄の安くて美味い小籠包の店「永和小籠湯包」の紹介です。
永和小籠湯包への行き方
永和小籠湯包はMRTの鹽埕埔(えいていほ)駅から歩いて2〜3分のところにあります。
鹽埕埔駅は高雄の中心街からは少し離れていますが、高雄のターミナル駅の美麗島から電車で5分ぐらいですし、そこまで行きにくい場所ではないです。
タクシーで行くにしても、渋滞していなければ美麗島から7〜8分、繁華街がある中央公園からも10分もかからない距離です。
永和小籠湯包に行ってみた
MRTだと鹽埕埔駅の2番出口から行くのが最短ルートですね。
ただ、こんなところに店があるのかというような小道沿いに店があります。
はじめての場合はちょっとわかりにくいかもしれません。
駅の逆側にはこのような目立つ看板があるんですが。
店はどちらかというと屋台形式で、小道の端にテーブルと椅子が並んでいます。
私はこういう雰囲気けっこう好きなんですが、人によって好みが分かれるかも。
ちょっと雑然としていますが、せいろが積み上がっている光景が期待値を膨らませます。
永和小籠湯包のメニューは小籠湯包(60元)、酸辣湯(25元)、猪血湯(25元)と少数精鋭です。
メニューを絞っているところに好感が持てます。
永和小籠湯包は注文が入ってから蒸すため少し時間がかかりますので、その点は注意が必要ですね。
小籠湯包を実食
やってきました小籠湯包。
出来たてホヤホヤですので、湯気が立っています。
さっそく一つ食べてみると・・・。
あぢぃ!・・・う、うめぇ!
皮から溢れ出してくるスープと、挽肉の旨味が口の中いっぱいに広がる幸せ・・・。
小籠包の皮としては薄めですが、これがかなり口あたりをよくしています。
とにかくシンプルな正統派で、かなり食べられますね。
人によってはあっさりで物足りないと思うかもしれませんが、私の場合は色々食べ歩きたい派なので、これぐらいがちょうどいいです。
しかも、小籠湯包が日本円で200円ちょっとって、安すぎません!?
儲けはいったいどうなっているんだと、心配になるレベル・・・。
いくら高雄の物価が台北に比べて安いといっても限度があります(笑
ちなみに飲み物は売ってないので、事前に買っておいたほうがいいかも。
帰りに店のおじいちゃんに「ハオチー!」とお礼を言うと、それまでの仏頂面がとびきりの笑顔になって、「シェイシェイ」と答えてくれました。
こういうところも、高雄という街を気に入っている理由の一つです。
まとめ
高雄の街角でひっそりと営業している永和小籠湯包。
日本的にいえば、隠れ家的とでもいいましょうか。
めっちゃオープンですが(笑
食べている間も、ひっきりなしにお客さんは来ていました。
しかも、おそらく地元の人ばかり。
半数以上が持ち帰りで、原付で来て小籠湯包をまとめて何人分も買ってましたね。
地元の人に愛されている店ってこういうことをいうんだなと。
自分の家の近くにもこういう店があればなあ、と羨ましく思いました。