どうも、フリーランスのITエンジニア兼ブロガー兼投資家のKerubitoです。
心理的にも作業的にもやりたくない「譲渡損失の繰り越し」。
やったことがない人は難しい&面倒なイメージしかないかと。
私もそのうちの一人でした。
しかし、クラウド会計のfreeeでやればかなり楽ちんでした。
freeeで「譲渡損失の繰り越し」をするにはどういった手順を踏まないといけないのか。
実際にやってみましたので、参考にどうぞ!
譲渡損失の繰り越しとは?
そもそも「譲渡損失の繰り越し」ってなんなのか?
株や投資信託の取引によって出た損失がその年の利益よりも上回った場合、最大3年間繰越すことができる制度。
それが「譲渡損失の繰り越し」。
要は、年内で利益よりも損失が多かったら、損失を翌年以降に持っていけるというわけです。
で、3年以内に利益が出たら損失と相殺して節税できるんですね。
この譲渡損失の繰り越しですが、もちろん手作業でも処理できます。
それをfreeeで簡単にやってしまおうというわけですが、基本的な考え方を最低限理解しておいたほうがいいです。
作業はできるだけサボっちゃって構いませんが、理解をサボってはだめ。
なぜかというと、記入した数字などが間違っていても気付くことができないので。
また、イレギュラーなことが起こった際に対応できないのもあります。
譲渡損失の繰り越しの概要や全手順については、以下の記事で詳しく書いてあります。
株や投資信託の譲渡損失の繰り越しをフリーランスが実際にやってみた
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freeeの譲渡損失の繰り越しは確定申告から
freeeには確定申告書を作成する機能があり、譲渡損失の繰り越しもここで行うことになります。
freeeでは確定申告の手順として
1.基本
2.収支
3.確認
4.提出
5.その後
があるのですが、譲渡損失の繰り越しは2の収支にて行います。
「株式の取引はありますか?」
という問いに対して「○はい」を選択。
すると、記入事項が表示されます。
特定口座年間取引報告書の内容をフォームに転記
口座のある証券会社から特定口座年間取引報告書(のようなもの)が届いているはず。
そこに書かれている内容を表示されたフォームに転記していきます。
上が特定口座年間取引報告書で、下が入力フォームです。
わかりやすくそれぞれ番号が振られていますので、対応する項目を埋めていくだけです。
①勘定の種類
②源泉徴収税額(所得税)
③株式等譲渡所得割額(住民税)
④譲渡の対価の額
⑤取得費及び譲渡に要した費用
⑥特定上場株式等の配当等
⑦上記以外のもの
⑧納税額
⑨金融商品取引業者名
上で最低限の基本は知っておくべきと書いたのは、実際の書類の名称とここで記載されている名称が違っていたり、状況によって記入する箇所が異なるためです・
確定申告書の各項目に転記される
必要事項に記入し、確定申告書の作成をすると、入力した内容が各項目に転記されていきます。
自分の意図している繰り越しができているか最低限チェックはしておきましょう。
本来であれば、自分で計算した上で確定申告書の様々な場所に記入していかなければならず、これがかなり面倒。
しかし、freeeであれば最低限の入力であとは確定申告書に転記されるので、非常に便利ですね。
前年度の申告内容をコピーできる
譲渡損失の繰り越しは最大3年間行えます。
ですので、前年も繰り越しをfreeeで行った場合は、口座区分などの情報をコピーすることができます。
「前年度の申告内容を一部コピーしますか?」
と聞かれますので、「コピーする」をクリックしましょう。
前年度の損失を繰り越す
年度をまたいで損失を繰り越す場合、繰り越し金額を申告する必要があります。
freeeであればそれも容易にできます。
「前年度に損失を繰り越しましたか?」
に対して「○(はい)」を選び、繰り越した額を記入します。
これを忘れると損失の相殺ができなくなりますので、要注意です!
まとめ:クラウド会計のfreeeが便利!
というわけで、譲渡損失の繰り越しをクラウド会計のfreeeでやってみました。
とにかくわかりやすくて、早く処理できるので一度使ったら自力とか無理(笑
自力でやるのと比べると、freeeだと時間も何分の一にも短縮できますし、精神的苦痛もかなり減ります。
freeeは普段の経理処理でもフリーランスとして手放せない存在です。
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