どうも、フリーランスのITエンジニア兼ブロガー兼投資家のKerubitoです。
持ち家か賃貸か?
これって永遠のテーマだと思います。
双方ともにメリット・デメリットがあってなかなか「こっちがいい!」とは決められないでしょう。
私も10年以上前、仕事で大阪に引っ越すことになり、そのときにどうしようかと迷いました。
結果としては、新築マンションを購入し、そこに10年住むことに。
10年も住めばいろんなことがありましたが、自分の中での持ち家VS賃貸の結論は「持ち家」です。
もし10年前に戻れるとしたら、100回戻っても100回マンションを買います(笑
価値観やライフスタイルによって、持ち家か賃貸かの最適解は変わってきます。
その前提で、私の例を紹介してみようかと。
はじめは賃貸を探していた
上でも書きましたが、10年以上前に大阪に引っ越すことになったとき、「家借りないとな〜」となりますよね。
「家買わないとな〜」とはならないでしょう(笑
当然、賃貸情報が載っているサイトや雑誌で、賃貸マンションを調べるわけです。
駅から徒歩何分以内で、仕事場から近いほうがいいなといった条件と、家賃を比べて物件探しをはじめます。
そこで、なにがきっかけになったかは忘れましたが、「マンションを買う」という選択肢もあるなと。
当時は何千万もする買い物なんてとんでもないと思っていたんですが。
自分が探していた物件の家賃の相場は10万~12万ぐらいでした。
それとマンションを買って、ローンを支払うという選択肢を天秤にかけるようになりました。
ローンの支払いは毎月10万を切っていたので、家賃より安いです。
ただし、ここには罠があって、35年ローン(笑
新築マンションを購入する
住宅ローンのすごいところは、もし35年で返したとすると、その3分の1が金利だったりします。
たとえば、3,000万借りたとして金利2%で35年間、毎月10万を返済し続けると、トータルで4,200万ぐらいを返さなくてはなりません。
1,200万は金利ですね。
この事実を知ったときは「家買うのやめよう」と思ったわけですが(笑
それでもさらにいろいろ調べ、検討して、最終的には新築のマンションを購入しました。
この金利については、自分なりに戦略を立てて結果的にはクリアすることができました。
使ったのは、住宅ローン控除です。
ここまでは普通だと思うのですが、住宅ローン控除と繰上げ返済を組み合わせて実質金利ゼロでローンを完済しました。
3,000万借りたとして金利2%で年間60万も余計に返済しなければなりません。
ただし、住宅ローン控除で2%分、支払った税金から還付されます。
トータルで金利分は払わなくてよいというわけなんですが、住宅ローン控除は何年といった期限があり、私はその間稼いだ金はローンの返済に全力投球しました(笑
いまさらですが、マンションを購入したのは20代前半だったので周りからは相当とめられましたね。
損得で考えたら持ち家になる
一気に時計の針が進み、10年経ちました(笑
今もまだ同じ場所に住んでいます。
理由としては以下のようなものがあげられますね。
・大阪の中心地まで電車で10分、車で20分の利便性
・防音性が優れている
・コンビニ、銀行、スーパー、病院といった生活インフラが徒歩5分圏内にある
・仕事や趣味、友人といった生活の基盤ができあがっている
・設備(セキュリティ、宅配ボックス、オール電化)」などに満足している
まあ、住み心地に関しては人によって好みがわかれるところですので、定量的に評価してみましょう。
ざっと、賃貸だとどれぐらいの費用がかかったかを10年で計算してみます。
分譲マンションを実際に借りるともう少し高いですが、自分の住んでいる条件で賃貸を借りたとします。
更新料もややこしいのでなし。
家賃:12万
管理費:1万
月額:13万
年間:156万
10年間:1,560万
一方、持ち家のほうですが、現在の査定額は購入したときよりも1.2倍ほどになっています。
そのため、明日売却などした場合は住居本体の費用はほぼゼロ。
10年間のトータルコストは以下になります。
管理費・修繕積立金:2.5万(毎月)
固定資産税:20万(年間)
年間:50万
10年間:500万
あくまでもシミュレーションですが、持ち家のほうが1,000万以上費用が抑えられました。
正直なところ、自分の予定としては、住居本体の費用は500万ぐらいと考えていました。
想像以上に住んでいる場所の地価が高騰していることが要因です。
持ち家のデメリットについて
持ち家のデメリットについても考えていないわけではありません。
・引越しがしにくい
・近所にヤバイ人がいるリスク
・火事や地震
・ローンの金利
・転勤といった強制的な引越し
自分の場合は、これらのデメリットを理解した上で買い、今のところは問題なく住めています。
こればかりは人によるだろうし、運にも左右されるのでなんとも言えませんね。
ただ、できるだけリスクを抑えるように日々暮らすことはできます。
家に関する価値観
ここからは私の家に対する価値観です。
興味ない人は読み飛ばしてください(笑
家に関して自分は「そこそこ快適に住めたら多くを望む必要はない」と考えています。
どんなにお洒落な家でも、広かったとしても結局は「ただの空間」ですから。
そう、そこにはただの四角い空間、部屋があるだけ。
その中に人間が快適に生活できる水回りや調理設備があったり、それ以外になんかありましたっけ?
そこから先は住む人次第ですよね。
家電やソファといった快適に過ごせるモノをどう用意するか、など。
あ、一つ付け加えると住む場所は非常に重要だと思います。
むしろ、どんな家かよりも、どこに住むかでどんなライフスタイルになるかが決まってくるかと。
家は損得で買っていいものだと思っています。
何か特別な思い入れがない限りは。
富裕層でもない限り、家は人生で最大の買い物。
ということは、最もコストがかかる部分なんです。
日々の暮らしで節約しても、そんなにお金はたまりません。
もちろん10年単位でやればそれなりの結果は出るでしょう。
でも、コストカットは最もコストがかかるところでやるのが効率的なんです。
まとめ:長期的視点が人生を左右する
めちゃめちゃ稼いで家賃の高いマンションに借りて、住む。
これができる人はやったほうがいいと思います。
経済も回りますし、金持ちは賃貸って言いますしね。
しかし、住居費にコストをあまりかけたくないのであれば、家を買う選択肢はありかと思います。
価値の下がらない物件であれば、住居費本体の費用はかなり抑えられるかと。
ただ、ここまで書いておいてなんですが、万人にはあまりおすすめできません。
理由としては、きちんとした調査と、戦略、長期視点が必要だからです。
はじめの二つは意思と忍耐さえあればできると思います。
意外と難しいのが長期視点。
人間はすぐに結果を得たくなる生き物なので、10年後の話をされてもピンとこない人がほとんど。
でもそこをグッと我慢して長期視点で考えられたらモノの見方が変わるかもしれませんよ。
私はマンションを買うときに10年後を考え、今は10年、15年、20年後を考えて投資をしています。
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投資も10年ほど前からはじめ、かなり紆余曲折ありました。
そして、振り返って思うことは一つ。
もっと長期的視点で見るべきだった・・・。
長期的視点に立てるようになると、日々の細かいことにも悩まされないので、一石二鳥です。